あらすじ
■30代は最後のチャンス
30代というのは、仕事も家庭も多忙になる時期です。
そのため、時間管理をして自分の時間を捻出することは一苦労でしょう。
しかし、これは大事なことなのです。
40代、50代になっても、自分の時間をつくれず、時間に追いかけられ、
生涯、満足に自分の時間をつくることができない人は
30代で時間をつくるという具体的な方法を知らないのです。
つまり、
30代でついた勝ち癖が40代、50代に引き継がれていくように、
30代でついた怠け癖は40代、50代になってもけっして抜けません。
そこで本書は、その理想的な人生を手に入れるために30代で具体的にどう考え、
何をすればいいかということを解説しています。
■潜在意識を活用しろ!
本書では「潜在意識」を活用して、「自由に選択できる人生」を送るための方法が書いてあります。
いくら情報を収集して知識をためたとしてもそれに対して
悪い事をしてしまうと潜在意識がマイナスに働き、
いくら勉強や学習をしても、人生は絶対にうまくいきません。
効率よく人生をうまくいかせるには、
この潜在意識をうまく活用することなのです。
潜在意識に身を委ねられるほど信じることができれば、
潜在意識が活性化して、理想の人生へ導かれることが増えていきます。
本書をその潜在意識とは何かから潜在意識を顕在意識に呼び掛ける方法まで
網羅しています。
この本を読んで人生の好運を手に入れていただければと思います。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
今やるべきことを知りたてく読書。
飲酒習慣と身に付けるものについて氣づきを得る。
今すぐにアルコールを断つことは難しいかもしれないが、昨年7月から肉、魚、コーヒー、お茶は大幅に減らすことができたのだからできる氣もする。
ブランド品や本物を身銭切って身に付けることで大きな自分となる「リッチクロース」で自分のステージを引き上げることは、本書で紹介されるコンフォートゾーンから踏み出すのと同じだと思う。最初は苦痛を伴うが、それを繰り返して、レベルアップをしていく。
何に集中し、どんな人間を理想として40代を迎えたいのか考えた。
品格=努力で作られる。一番の手段は読書。
エコノミークラスに乗らない。まだまだ難しい。
こうした成功者に共通するのは、「私は運が良かった」という言葉です。自分よりも優秀な人間、才気走った人間はいくらでもいたけど、「私は、彼らと違って、自分のやるべきことを淡々とやってきた。その結果がいまの私です」というわけです。
もうひとつ彼らに共通するのは、30代で普通の人とは異なる考えを身につけ、その考えに沿って行動し始めている点です。(P15~16)
読書時間:約1時間
Posted by ブクログ
チェック項目32箇所。10年後の自分を思い浮かべられるか?考え方一つで人生が変わる。理想の人生を送るにはその仕組みを作る。努力を大きな結果に結びつける。「こんな大人になりたくない」・・・20代。「どんな大人になりたいのか」・・・30代。理屈を並べるより行動を続けることが力になる。30代からなら遅くない。成功するためには人と違うことをする。年齢とともに自分を変える。一生懸命に仕事に取り組んでいない人間に魅力を感じるのか?周りに良い影響を与えられる人間になる。全体的に見るだけでなく細部も見る。人間の優劣を決めるのは人格。自分の欠点を指摘されても「ありがとうございます。」と受け止める。自分を変えるときは一気に変える。やるべきことをやりつくしたと感じたら転職しても大丈夫。30代でもっとも意味のあるお金の使い方は自己投資。お金がなくてもできる。何かを得るには今ある何かを犠牲にすることがある。子供に何かを身につけさせるなら本物を投資する。その覚悟があるか?時間管理・・・何かに費やしている時間をどうすればさらに効率の高い時間に変えられるか?メリハリをつける。朝の時間管理をしても夜リラックスする時間まではやらない。部下に仕事を振る。メンターに出会えてもその関係を続けるには自分のインプット量を増やす。今までの人間関係からまったく新しい人間関係を作る。社外のコミュニティーにも参加する。30代・・・仕事も家庭も多忙になる。この10年を頑張ることで豊かな40代、50代を迎える。自分の仕事の核となる部分を明確にする。禁酒・禁煙・・・時間のゆとりと健康管理。エコノミークラスからファーストクラスを体験してみる。外見を整えることで中身が変わる。
Posted by ブクログ
人生において色んな責任が増し、重みが増す30代。どこか危機感を感じているから自身も手に取ったのだが、退屈な毎日からの脱却として、自己啓発として様々な物事に対しズバズバ良い悪いを言っているので参考になる良い本だと感じた。
Posted by ブクログ
参考になること書いてある。
ライフワークバランスを意識するのたばなく、勉強などして努力し、30代のうちにブレークスルーを経験しておくべし、というのはその通りである。
Posted by ブクログ
30代は20代と異なる、さらなる飛躍の年代だ。というメッセージは納得感あり、やることも明確でわかりやすかった。
が、全てではないので参考意見としていかせるところを生かそうと思う。
Posted by ブクログ
明確で具体的な人生の目標(自分の理想像)を設定し,それに向けて徹底的な努力をすること及びポジティブ思考で潜在意識を使い成功を導くことが説かれている。
会社員向けのメッセージが多い。
仕事への情熱がわいてくる本。
Posted by ブクログ
やるべきこととは?
→30代になったら、新しい理想の自分を見つける、知識と技術をバランスよく磨き人間的にもバランスのとれた自分を目指す、理屈でなく行動で相手に示し、圧倒的な説得力で自分の存在を周囲に認めさせる
いま想像している理想や成功はいまの能力や環境を前提にして弾き出されたものにすぎず、それをよしとする限り大きな飛躍はない
ポジションに見合った処遇がなされていないからこれで精一杯という考えはすべきではない
素晴らしい人に出会い、新しい人間関係をつくるためには自分の夢や目標を語らなければならない
人生の目標や理想の自分かはっきり見えていないから、何となくの予定ばかりが増えてしまう
豊かなワークライフバランスは30代を懸命に仕事と勉強に充てた人のみに与えられる
Posted by ブクログ
20代は、目の前のことに我武者羅であればよかった。しかし30代は、戦略的に頑張る時期。20代の積み上げをもとにビジョンをより大きく明確にし、時間とお金の「選択と集中」を強めていく。30代になると、仕事のレベルも上がり、家庭のことも考えていくだろうから、20代の今は、幅広くインプットできる好機だと再認識した。
Posted by ブクログ
*成功者に共通するのは、「私は運が良かった」という言葉です。自分よりも優秀な人間、才気走った人間はいくらでもいたけれど、「私は、彼らとは違って、自分のやるべきことを淡々とやってきた。その結果がいまの私です」というわけです。もうひとつ彼らに共通するのは、30代で普通の人とは異なる考え方を身につけ、その考えに沿って行動し始めている点です。そして、彼らと深く話し込んでその成功の要因を探ると、やはり、それは自分の人生に対する考え方にあるとしか捉えようがないのです。
*現実を離れて空想したり、理想を追い求めたりすることがなければ、人間が成長することも、人生に大きな成功がもたらされることもありません。このことは、子供の成長を考えればごく当たり前のことですが、なぜか一人前の社会人になると、どうしても忘れがちになります。理想の自分について意識的に考えることは、このようにとても重要なことです。現実の仕事や生活に流されている自分から離れ、もう一度、理想の自分、理想の人生を突き詰めてイメージしてみることが、じつは30代でしっかりと行っておくべき重要な作業のひとつなのです。
*ひとつは、30代になったら新しい理想の自分を見つけること。二つ目は、知識と技術をバランスよく磨き、人間的にもバランスのとれた自分を目指すこと。そして最後に、理屈ではなく行動で相手に示し、圧倒的な説得力で自分の存在を周囲の人に認めさせること。組織の中で生きながら、自分が目指す夢や目標を達成するためには、この3つが欠かせません。そのいずれも、特別に難しいことではなく、考え方を
改めるだけです、すぐにでも実行できることです。そして、この3つのことができてはじめて、人生の成功を手に入れるための戦略を描くことができます。
*待つだけの人が人生の成功を手に入れた例はありません。成功を手に入れた人は例外なく、それを強烈に望み、一定の方法論に基づいてそれを手に入れる努力を重ねた人たちです。
*海外においても通用する理想の自分を実現するためにも、みんなと同じようにとか、横一線という考え方から早く卒業してもらいたいものです。みんなと同じことをやっていれば、その先に人生の成功がないのは当たり前のことです。成功するためには、人と違うことをやる必要があるのです。計画(ビジョン)、実行、不断の努力、この3つによって成り立つ理想の自分を実現する仕組みは、あなたが日本という狭い枠組みと日本人に染みついた思考法から脱却するためにも、きっと有効に働いてくれるはずです。
*30代になったら新しい理想の自分を見つける。人生のステージが上がれば上がるほど、身の周りにたくさんのことができる仕組みが備わっている。人生を成功に導くためには、まずは考え方がそれを決める。理想を追い求めることがなければ、人間的な成長も成功もない。「どんな大人になりたいのか」明確に答えを出すべき時が30代。人間が生み出す最大の説得力は行動することにほかならない。人生の成功を手に入れるためには、年齢を現実的に捉える。
*本来、人間は、自分というものにあまり囚われるべきではありません。自分というものに拘泥すると、人間は、世の中の動きや他人の考え方など自分以外のものがよく見えなくなります。自己愛の強い人がえてして自己矛盾に陥りやすいのは、自分に囚われていることが大きな原因です。
*経験的に見て、「いい人」というのは、100%人格者です。私がそうした「いい人」に会いたいと考えるのは、私にこれから先ももっと人格を高めていきたいという望みがあるからです。高い人格などというと、まるで自惚れてでもいるかのような印象があるかもしれませんが、人間の優劣を決めるのは、最終的には人格です。人格の高い人の話には誰もが耳を傾けますし、社会というのはそういう人が導く方向に発展していきます。なぜなら人格の高い人は、特定の誰かの利益を代弁するのでなく、万人の利益を代弁し、万人の最大幸福を実現する道を説くからです。じつは、人格を磨く方法は、読書しかありません。高潔な人物の話を聞くことでもそれは磨かれますが、そうした高潔な人物は必ずしも存命する同世代人とはかぎりません。あまねく歴史上の人格者を知ろうとすれば、それは読書に頼るしかないのです。
*客観的に自分を見る。自分が周りにどのような影響力を与えているか考えてみる。素晴らしい人に出会ったらどこが素晴らしいのか細部を観察すること。それを自分の身に照らし合わせて比較する。本物と接する機会を増やす。無意識に思っていることは重要。自分の本心である潜在意識に近づけたとき、大きなパワーを獲得し、人生の成功をつかむ。欠点を指摘されたら、まず「ありがとうございます」と感謝の気持ちを抱く。潜在意識の中にはプラスの意識を埋め込むこと。
いま想像している理想や成功は、いまの自分が想定しているものにすぎません。当然のことながら、それは、いまの能力や環境を前提にして弾き出された理想や成功にすぎないわけです。それをよしとするかぎり、大きな飛躍、大きな成功があるはずはありません。
*立場が立場だけにつらさがあることは理解できますし、金銭も、時間も、権限も、見返りといえるほどのものがないこともたしかでしょう。しかし、その立場を跳ね返して大きな成果を上げていかなければ、誰もあなたに魅力とエネルギーを感じるはずはありません。それなしに「精いっぱいやっている」と考える人は、そう考えた瞬間に、敗者の烙印を押されるのです。
*誰もが自分自身の視野の限界を、世界の限界だと思い込んでいる。19世紀のドイツの哲学者、ショーペンハウエルはこう指摘しました。これは、見えていることがすべてではなく、見えていることに囚われてはいけないという教えです。ショーペンハウエルに倣えば、自分が理解していることも全てではないし、理解していることに囚われてもいけない、ということがいえます。理解していることに囚われることは、そこに限界を設定することだからです。「精いっぱい」というのは、自分で決めている限界です。その枠を取り払う努力をすれば、それが簡単に広がっていくということも指摘しました。大切なことは、自分で自分に限界を設けないことです。「できない」と考えず、「きっとできる」と考えることです。人間が成長するための非常に大きな価値のひとつです。
*20代で蓄積した能力からより上にいくために、行動する。仕事は自分の能力の範囲の中で捉えない。「精いっぱいやっている」と考えた人は、そう考えた瞬間に敗者の烙印を押される。習慣を変えるなら一気に変える。いまの仕事に迷っているくらいなら仕事は辞めない。「できないと」考えず、「きっとできる」と考え、自分で自分に限界を設けない。
*いま私たちが未曾有の不況に直面し、お金を使わなくなっているのも、正常化バイアスの働きではないかと、私は感じています。お金を貯めることによって、いずれ経済的な破局がくることはわかっているのに、政府も国民も、危機に対する感度をひたすら弱めているように見えるからです。もちろん、私はあなたに、単に「お金を使いなさい」といっているのではありません。お金は大切なものですし、それを浪費したところで、生活が豊かに変わるわけではありません。価値あるものにお金を使わなければ、使う意味はほとんどないのです。30代で最も意味があるお金の使い道は何かといえば、私は自己投資しかないのではないかと考えます。今どんな仕事についていようとも、その仕事が今日と同じ形でつづくことはないと思いますし、そのための備えを不断にしておくことが重要です。正常化バイアスによって認識を曇らせることなく、世界の動きをよく眺め、勤めている会社の事業や仕事の方向性をよく見出しておくことです。
*上司や経営者は、あなたがいくら自己投資をしているか知る由もありませんが、あなたの成長という結果を見て、遅かれ早かれ会社はあなたを金銭的にも必ず評価するでしょう。
*これからしっかりと地歩を築いていかなければならない30代のビジネスマンの身になれば、アルバイトに時間を費やすことは無理だと思います。人生の時間はかぎられています。時間はお金を買うべきものではあっても、売るべきものではありません。では、どうするか。簡単すぎるかもしれませんが、答えはこうです。何かを得るために、何かを諦めるのです。趣味や娯楽の
中からやめるものを決め、費用を浮かせということです。現在の生活を維持しながら、自己投資の費用を工面するなら、これしかありません。たとえば、東京や大阪といった大都市に住んでいる人なら、クルマをやめるという手があります。クルマを手放せば、ガソリン代や点検•車検費用、自動車税などでかなりの費用が浮きます。あるいはゴルフをやめるというのでもいいし、格別に趣味を持っていない人ならば、飲み会をやめるというのでもいいはずです。いずれも、月に2万円から5万円くらいの出費を削ることは可能でしょう。そのお金を、自己資金に振り向けるわけです。これは、昇進試験や資格取得を目的とする場合、誰もがすぐに採用する方法です。ならば、半年とか1年とか期限つきだからできることという考えを持たずに、いますぐ採用してみてはいかがでしょうか。なぜなら、自己投資によって得られる人間的成長は、昇格試験や資格取得よりもはるかに大きなリターンであるはずだからです。
*生活も、自己投資も、結局は同じことです。自分の家庭にとって、何を実現することが幸福か。そのためには妻、子ども、自分のそれぞれにどういうお金をかければいいか。そして、そのお金をねん出するために、どのような方針で何をすればいいか。自己投資をするうえでも、お金に対するビジョンを持ち、それを家庭の中で共有することが大切です。家庭でそういうビジョンを共有することができれば、淀みのないお金の使い方ができるはずです。それが、迷わずに自己投資を行なっていくコツといえるでしょう。
*じつは、お金を淀まないように使っていくということも、資本主義の鉄則のひとつです。資本主義のルールでは、お金を儲けたからといって、それをため込んではいけません。利益を
有効に再投資していくことが、つねにビジネス継続の絶対条件になっているわけです。自己投資においても、このルールは生きています。自分を成長させるためには、淀みなくお金を再投資していくことが大切です。それが、あなたの富を再生産するための唯一の方法です。そして、選択と集中によって、お金の使い方により磨きをかけていくことです。
*何かの知識や技術を身につけるために、時間をお金で買ってもいいわけです。たとえわずかな金額とはいえ、お金で時間を買ってみると、人間はその時間を無駄に過ごせなくなるだけでなく、もっと集中して効率を高めようとしますから一石二鳥でしょう。
*部下に仕事をどんどん任せる習慣が身につけば、それだけで、あなたが自由にできる時間は格段に増えていくことでしょう。部下に任せられることは自分ではいっさいしないという姿勢を、30代でぜひ身につけてほしいものです。究極の時間管理というのは、自分でやることは何もないという状態を指しています。逆に、すべて自分でやるという状態が最も効率の悪い時間管理であることを、私たちはよく理解しておかなければならないということです。
*価値あるものにお金を使う。お金があろうとなかろうと、「自分にはなんでもできてしまう」というプラス思考が大切。何かを諦めたそのお金で自己投資に振り向ける。お金をかけるべきもの、そうでないものを明確化し、選択と集中を行う。利益はため込まず、有効に再投資に回す。その時間を使って何を達成するのかよく考え実行する。自分の時間を生み出してくれるパワーパートナーを見つける。部下にどんどん仕事を任せ、自分でやることは何もない状態が究極の時間管理。
*30代は、本物の人間関係を築こうとするあなたにとって、とても重要な時期に当たります。豊かな人生を導くためには、どうしても仲間が必要です。仲間といっても、それは群れる仲間ではなく、自分を磨くための鏡になってくれるような仲間です。仕事に対しても生き方についても、自分に方向づけをしてくれるような、素晴らしい目上の人たちとの関係が決定的に重要になるはずです。現代においては、世代間のコミュニケーションがきわめてとりづらいかもしれませんが、世代の枠を超えて人間関係を広げていくことが、30代で目指すべき方向性でしょう。たとえば、いまあなたに、訪ねていって教えを請うことのできる目上の人がいるでしょうか。「じつは最近、こういうことを考えているのですが•••」と、率直にありのままを打ち明けられる目上の人が何人いるでしょうか。あなたの場合も、30代のいまが将来に豊かな人間関係を築くためのスタートの時期である、ということです。
*たとえば、自分に接する態度が悪いとか、自分に好意的ではないとか、つきあっていて感情を害する相手というのはどこにでもいます。そういう人間が上司にいれば、毎日嫌な気分がするし、それが部下だった時は頭にもくるでしょう。しかし、だからといって、精神的に参ってしまうとすれば、一人前の男としてはいまりにもひ弱といわなくてはならないでしょう。私は、そういう場合、相手に批判的になるのではなく、好意的に接するようにします。もちろん、卑屈になるわけではありません。好悪の感情抜きに相手にきちんと接する自分を維持していくだけです。相手の態度には、その人に何か事情があるはずだと考え、その事情が氷解するのを待つわけです。もちろん、相手はすぐに変わってくれないかもしれません。しかし、それはそれでいいことです。そんなことよりも職場や会社全体をながめて、自分が一番いいと思うことを実行し貫いていくだけのことです。全体のために働こうとする人間を、人はけっして疎かにしないものです。
*豊かな人生を導くためには、自分を磨くために鏡になってくれるような仲間が必要である。会社の人間関係に囚われない。「気配り」と「配慮」は相手によく思ってもらうための攻めの手段。好感を持たれる最大の方法は、「上から目線」も「下から目線」もやめること。人に好かれる人は、高いところからの土俵全体を眺め、相手の
意見を聞き入れる人である。
*行動することで素晴らしい人との人間関係を求めよ。あらゆる教育に共通するのは、内向きになってはいけないという教えです。内向きの考えや発想を持った人間は、狭い人間関係の中で争うようになります。その結果、人間の活力は失われ、成長のエネルギーもとどこおります。有史以来の歴史を見ればわかるように、その先に待つものは決まって知の停滞です。歴史と会社を同列に扱うのはいささか無理があるかもしれませんが、人間の歴史から見ればほんの瞬間にすぎない個人の会社生活という時間軸においても、同じことが起こっています。たとえば、会社の中の狭い人間関係にとどまり、それのみに依存しようとする人は、必ず成長のエネルギーを淀ませ、ひどいときには精神的におかしくなってしまいます。内向きになり、その狭い視野に映る物事にのみ囚われることは、それほど危険なことなのです。人間関係について述べた部分でお話ししたように、人生の成功をつかもうとするあなたは、会社の外にしっかりした人間関係を築くことが必要です。素晴らしい人に出会い、新しい人間関係をつくるためには、自分の夢や目標を語らなければならないということです。さらに、語るだけでなく、それを自分が実現するということを、強く宣言することです。
*自己投資ではお金と時間を淀ませるな。お金と時間をかけないところに、自分を成長させる道はありません。これが資本主義の鉄則であることは、すでにお話ししたとおりです。考えてみれば、資本主義はじつに不思議なシステムです。富を築くために資本を投下するということは、お金を儲けるために、お金を投げださなくてはならないということです。必ずしも儲かるとはかぎらないわけですが、お金を投げださないかぎり、儲けを出すチャンスもありません。そのため、みんないっせいにお金を投げ出します。その寄せては返すお金の波の中で、ある者は大金を稼ぎ、ある者は損失を出し、富の再配分が大規模に行われていくわけです。投資の要諦は、お金を淀ませないことです。企業の態度に学ぶとすれば、儲けが出たら、それを再投資に回し、それをストップさせることなしにくり返していくことです。
*10年後の自分を明確に。お金と時間の戦略をつくれ。爆発的な成長の瞬間まで待て。常識や過去は捨てよう。行動することで素晴らしい人との人間関係を求めよ。自己投資ではお金と時間を淀ませるな。人と接するときは、つねに全体を考えよ。いい記憶を潜在意識に投げ込め。モチベーションを維持する2つの方法。
*明確な目標を持たない人は、えてしてさまざまな勉強に手を出し、余計なこと、必要のないことで、人生の時間をぎちぎちに埋めてしまっています。人生の目標や理想の自分がはっきりとみえていないから、何となく他人と会ったり話したりする予定ばかりが増えていくわけです。
*ワークライフバランスに対する議論は、長時間労働の改善と、男女共同参画社会の実現という2つの方向性が一緒くたになったものである点に注意しなくてはいけません。ワークライフバランスという言葉には一見、進歩的な考え方というニュアンスがありますが、そこには人生の成功、あるいは夢や目標の達成という視点はありません。30代は、すぐ結果が出るか遅れて結果が出るかは別にして、人生の勝負が決する年代だということです。40代、50代で成功している人としていない人との差は、すでに30代で決しているということです。ワークライフバランスという言葉に踊らされとてはいけません。30代の勝負に勝つためには、会社が要求する長時間労働からも上手に逃れ、男女共同参画という風潮とも徹底的に抗うしかないのです。なぜなら、いずれにしてもそれを許していると、自分が怠けるために都合のいい状況になってしまうからです。30代は仕事と勉強を中心に考えることが重要です。とくに、30代でついた勝ち癖が40代、50代に引き継がれていくように、30代でついた怠け癖は40代、50代になってもけっして抜けません。そのためにも、30代は過飽和入力と加速学習の年齢だと心に決め、学びの回転数を上げていくことです。それが、潜在意識の中にいい情報をひたすら投げ込んでいくことにもなるわけです。ワークライフバランスを考えるのは45歳になってからでいいのではないかと、私は思います。むしろ、これまでに学んだことをさまざまな体験に落とし込んでいくことで、さらに自分のものにしていく作業が必要だと痛感するようになります。そのため、私の場合は、高級ホテルや世界の一流品といったものにじかに触れ、一流のサービスについて、あれこれ学ぶようになっているわけです。生活にゆとりや潤いを取り入れながらさらに学ぶことができるわけですから、私にとって、これ以上の
ワークライフバランスはありません。豊かなワークライフバランスは、30代を懸命に仕事と勉強の時間に充てた人のみに与えられると心得るべきでしょう。他人から「頑張りすぎだ」などと揶揄されたとしても、きにする必要はありません。常識を捨てた世界にこそ人生の成功があり、常識に囚われた世界にそれはないのです。
*資産運用を考えるようになると、人間は守りに入ってしまいます。少しでも効率のいい運用をしたいという気持ちは、裏を返せば、絶対に損をしたくないという気持ちがあるはずです。損をしたくないという意識ほど、不幸なものはありません。わずか1万円や10万円の損失を出さないために、1000万円や1億円でも買えないような貴重な時間を無駄にしてしまうからです。また、損をしたくないと意識することは、損をするかもしれないという恐怖心を潜在意識に溜め込むことでもあります。いい記憶を潜在意識に残し、その潜在意識に身をゆだねることが人生の成功につながるはずなのに、自ら悪い潜在意識を溜め込む原因をつくってしまうわけですから、これほど割に合わない行為も見当たらないといわなければならないでしょう。私は、資産運用に頭を使う時間があるならば、それを自分の成長に資することに費やさなければ嘘だと思います。資産運用よりも自己投資なのです。自己投資は、直接にお金を増やす行為ではありません。むしろ短期的にはお金を使う行為です。とはいえ、そこには原因と結果の法則が働いていて、それは必ず、将来の大きな成果として自分に返ってきます。財産は、資産運用によって何倍にも増やせるかもしれませんが、自己投資によって将来つかむことのできる人生の成功は、資産運用で得られるそれらよりも桁違いに大きいということを理解すべきでしょう。私は、すでに述べたように、お金を淀ませるような使い方をしてはいけないと考えています。多額の金融資産を持っている人はいざ知らず、資産運用で財産を増やそうと考えることそのものが、すなわちお金を淀ませ、成功の芽を摘み取る行為だと心得えておくべきでしょう。
*自分の時間をつくり健康を管理するためには、やたらとお酒を飲みに行く習慣は30代でしっかりと断っておくべきです。上司や仲間とお酒を飲みに行くことも、この際、すべてやめてしまうことを、私はお勧めします。「つき合いの悪い奴」「あんなことで部下がついてくるわけがない」そんな陰口はいわせておきましょう。自分を磨き、仕事で成果を出せばいいだけの話です。慣れ合いで酒席をともにする人よりも、流されないで結果を出せる人のほうが、魅力とエネルギーに溢れた人間とみなされることを忘れてはいけません。
*プラスの感情を持つことが、自分の潜在意識をコントロールする唯一の方法だからです。何か失敗しても、それをもっとプラスの記憶に変える習慣を身につけることを意識するようになりました。自分の潜在意識を大切にし、そこにいい記憶だけを注入することを考え、後は潜在意識の力を信じて身をゆだねることにしたのです。悪い記憶が投げ込まれていない潜在意識は、人生をいい方向にしか導いていきません。とすれば、人生において全てうまくいくことが確約されているのと同じことです。確約されているのですから、私たちは潜在意識を信じて身をゆだねるだけでいいわけですが、そのためにも、けっして「失敗した」と思ってはいけないわけです。これは、人生を成功に導く方法論の中でも、根幹をなす法則です。人生の成功を手に入れるために、一生懸命努力をつづける人は、この黄金ルールをぜひ身につけてください。そうすれば人生において失敗は存在しなくなり、その先には潜在意識が導く素晴らしい人生の成功が必ずまっているはずです。
*ぎちぎちの計画を立てない。用事をメールで片付けるな。ワークライフバランスを考えてはいけない。苦手な分野を頑張ってはいけない。資産運用を考えてはいけない。お酒を飲んではいけない。エコノミークラスに乗ってはいけない。ユニクロを着てはいけない。欲で結ばれる人間関係をつくってはいけない。「失敗した」と考えてはいけない。
Posted by ブクログ
数多の30代系本で最も現実的かつ原理原則を説いているのが本書である。
あまりにシビアすぎるそれは敬遠されるかもしれないが、本書がベストセラーになっていることから原理原則が見直されているのかもしれない。
名著になりうります。
Posted by ブクログ
著者は、東京歯科大学大学院修了、歯科医師として世界レベルの治療を提供するため、海外で世界レベルの治療を取得。医療技術を提供するだけではなく、患者にホスピタリティを提供できる病院になることが、病院経営としても最高の医療を提供するためにも必要だという答えに行きつき、コミュニケーションを使った病院内のインターナル・マーケティングと医師と患者のコミュニケーションの改善のアドバイスを行なっており、その活動は各方面から注目されている。
著書に「自分で軌跡を起こす方法」「すぐにケータイをかけなさい」「奇跡力」「カン違いを続けなさい!」等多数。
著者は「幸せ」を「自由に選択できる人生」と位置づけている。
地位・収入・パートナー、人間関係において「自由に選択できる人生」を手に入れるための第一歩として本書において各ノウハウを提供している。
特に30代にフォーカスしており、20代は目の前のことをがむしゃらにやれば良いとしているものの、30代については、その後の人生を見据えて戦略的に見据えて戦略的に行動する必要性を「潜在意識」の活用を土台として以下の7つに分けて展開している。
①30代で動かなければいけない理由
②成長するために必要な潜在意識
③30代の仕事の選び方
④30代におけるお金と時間の使い方
⑤出会いとコミュニケーションの技術
⑥自由に選択できる人生を手に入れるための方法
⑦30代でやってはいけないこと
上記のように「病院経営」で活躍している著者。
若かりし頃は多くの苦言をまわりから呈されていたにも関わらず、自分の道を信じて努力を行なった結果として成功を掴み取っている。
ただ、努力しているだけではなく、20代とは違う意味を持った30代の過ごし方でそれはいかようにも変わるという。
戦略的に過ごす30代。
響きは最高。しかし、実際戦略的に過ごすのは難しい。各人ゴールは違いそのために進むべき道も違う。本書においてもまずは明確にゴールをイメージすることの重要性を痛感した。そしてそのゴールに向かって最終的には「けっして諦めないこと」という言葉で締めくくっている。
色々なノウハウはスキルがあっても最終は「諦めない」という単純な言葉につきる。それだけ「諦めない」ということの大切さも再認識することになった。
私も現在30代。
とりあえず、戦略的に過ごすため本書を片手にひとつずつ自分にあてはめて実践していこうと思う。
Posted by ブクログ
・周囲の目を気にせず、やるべきことを淡々と
・行動こそ力
・時間との勝負 ・人と違うことをする
・ステージを上げれば、たくさんのことができる仕組み
・自分の半分は道具に過ぎない ・潜在意識にプラスを埋め込む
・今描ける想像は今の能力や環境を前提にしている、に過ぎない
・役割、行動
・大きな労力が大きな結果を生み、小さな労力は小さな結果を生む
・道はオルタナティヴ
・限界を設定しない ・自己投資
・アウトプットする場、人に伝える
・新しい人間関係 ・フラット、対等、好意
・10年後の自分は?
・「失敗した」と思うよりも、勉強して成長したととらえる
Posted by ブクログ
読み始めから1ヶ月以上かかった。途中で、面白くなくなっちゃって、ペースがガタ落ち。
表現がちょこちょこ自慢っぽく感じてしまった。体験談なのは分かるけど、鼻に付く感じがして。
内容自体も、少なくとも凡人の私にはついていけないものが多かった。理想は分かるけど、現実出来ない事なんてたくさんある。
と、表現も相まって受け入れられないものがあった。
最後の章にある「やってはいけない10のリスト」は、なるほどと思う部分が多々あったので、★3つ。
Posted by ブクログ
確かに納得できる部分は多いし、
参考にしたいとは思う。
が、それ以外にもふざけんなよ!と言いたく
なるような単なる自慢にすぎないのではないかと
思える描写が多いのがきになる。金銭的に
恵まれた人間だけが成長できて、そうでない
人間は成長できないのか?と。
Posted by ブクログ
他の自己啓発本と比較して、特に目新しいことが書いてあるわけではありません。
もっとも、“周囲に影響を与えることのできる人になる”という視点はなるほどと思いました。
これからの指針になります。
また、“ワークライフバランスを考えてはいけない”という視点も面白いです。
仕事に追われているというのは精神衛生上よくありませんが、人間がむしゃらに働く時期があってもよいのでしょう。
忙しさをしんどいと思わずに、プラスに考えていけたらと思います。
最後に、「潜在意識を徹底的に活用しよう」ということを再認識させてくれました。
Posted by ブクログ
成功歯医者の自己啓発本。この手の本は自慢に見えてしまうが、参考にすべきところもあったのでとりあえずレビュー。
悪いものの代表格として「どうせ自分にできるわけがない」という無意識の刷り込みがある。これはまーちゃんの場合は自分に対してよりも、こどもに対していってしまってる場合が多い。まだ留守番ができない、バスに一人でどうせ乗れない・・・と言ってしまっている。壁を破るための最後の一突きに力を振り絞ることができない人間になりかねないということ。
20代は黙々と仕事をやり続ければいい。30代は同様にしてしまうとどんどん仕事が増えていく。部下の結果だけを見て部下をアドバイス、叱る等を考える。その経過でいろいろと口出す必要は確かにない。これは課長になったら覚えておく必要があることである。
勉強等の取り組んできたことは掛け算といっても二次関数的に増えていく。このことを30代にて経験したい。これは福祉の世界のこと(具体的には、福祉関係の読書・放送大学等・自分の講演等)を学ぶまーちゃんも30代でするべき高い目標である。
Posted by ブクログ
歯科医師が書いた本。
本屋では推薦本となっていた。
‘ユニクロを着るな’は作者の伝えたいことはよく理解できる、、、、が、いつも着ている。
‘部下に任せられることは自分では一切しない’ことは、今後徹底していきたい。
‘人格は読書で磨かれる’ことは、ある程度納得できる。
‘10年後の自分を明確に’がまだできていない。
‘「失敗した」とは考えてはいけない’は、是非後輩に伝えたい。30代よりも10代、20代でも必要な考えと思う。
いろいろ参考になる内容はあったが、その他の啓発本でも見た内容が多かった。
近々で役立ちそうなのは、
‘今の仕事をやり尽くすほどがんばれば、転職かその会社に留まるか自ずと決まってくる’である。
まず、目の前の仕事に無我夢中でがんばってみようと思いました。
Posted by ブクログ
章ごとに最後にエッセンスがついていること、章の中にも一言ずつまとめがあるので、後から読みなおす時に分かりやすかった。
ただ、内容的には、他の類似本と同様のことが書かれてあり、「我見を離れる」こと以外は、「そうだよな」ってくらいで読んでいた。
しかし最後の「30代でやってはいけない10のリスト」に関しては、興味深く読めた。
30代のまとめにさしかかる時期に入ってきたので、40代・50代につながる生き方を心がけたいものだ。
Posted by ブクログ
書かれてる内容は、ビジネス書を多く読んでいる人にとっては、目新しい内容はないかも。あまり読書してない人には入り口として薦められる。取り入れようと思った内容は、パワーパートナーを見つけること、ユニクロを着ないことかな。
Posted by ブクログ
「なんだか自分に自信を持っている人だなぁ」という印象を持って読み始めたが、最初の方でなんじゃこりゃ、と思う記述があった。
「人格を磨くためには、読書しかない」
僕はそうは思わない。
一方、後半の6章・7章で、なるほどと共感できるところが多かった。気に入ったフレーズもあったので、ノートにも書き留めるほど印象的だった。
だがそれを大いに評価しても、前半部分のくだりのインパクトが強く、全体評価としては☆3とした。人望を得るためには、人とコミュニケーションを取ることが第一とし、第二には読書とある。結局どちらが筆者の意図なのかよくわからず混乱した。
著者がどうやって事故から這い上がったのか、その点については大いに気になる。
Posted by ブクログ
人生を戦略的に作る為のノウハウ(というか心構え、考え方)が沢山紹介されています。
30代は分岐点となる!という強いメッセージが伝わってきます。成功を如何に戦略的に導くかという事に対して参考になりました。何を成功とするかはこの書の範疇ではありませんが、『明確なゴールを描き、時間と資金をどう配分するかを意識して実行する。』
明日からの行動にスパイスを与えてくれます。
以下にこの書からの学びをまとめてみました。
第一章:
30代で動かなければならない理由
◉30代になったら新しい理想の自分を見つける
◉人生のステージが上がれば上がるほど、身の周りにたくさんの事が出来る仕組みが備わってくる
◉人生を成功に導くためには、まずは考え方がそれを決める
◉理想を追い求める事が無ければ、人間的な成長も成功もない
〜自己投資にお金を使え‼
◉どんな大人になりたいのかを明確に答えを出すべきときが30代
◉人間が生み出す最大の説得力は行動することにほかならない
〜知識は力ではない。行動こそが力である。
◉人生の成功を手に入れるためには、年齢を現実的に捉える
第二章:
成長するために必要な潜在意識の使い方
◉客観的に自分を見る
〜客観的に自分を診断する。
〜経験の棚卸しは自分を客観的に見る材料であり、拘り過ぎてはいけない
◉自分が周りにどのような影響力を与えているか考えてみる
〜周囲にエネルギーを与える
〜影響力とは上に立つ為の重要な資質
◉素晴らしい人に出会ったらどこが素晴らしいのか細部を観察する事。それを自分の身に照らし合わせて比較する
◉本物と接する機会を増やす
〜本物とは人格者である。
◉無意識に思っていることは重要。自分の本心である潜在意識に近づけたとき、大きなパワーを獲得し、人生の成功をつかむ
〜意識下に隠された精神性を顕在化させる。
◉欠点を指摘されたら、まず「ありがとうございます。」と感謝の気持ちを抱く
〜潜在意識にマイナスの感情を入れずに、欠点を直す機会をくれたと解釈する。
◉潜在意識の中にはプラスの意識を埋め込む事
〜成長は考え方次第。前向き、ポジティブに捉える事のメリットは計り知れない
第三章:
30代の仕事の選び方
◉天職は探すものではなく、創るモノ
〜小さな努力には小さな結果、大きな努力には大きな結果が必ずついてくる
◉20代で蓄積した能力からより上にいくために、行動する
◉仕事は自分の能力の範囲の中で捉えない
◉「精一杯やっているのに‥」と考えた人は、そう考えた瞬間に敗者の烙印を押される
〜精一杯やっているとは、自己正当化の一種であり、守りの思考である。
◉習慣を変えるなら一気に変える
◉夢・目標に対する進路は常に代替可能
〜自身の可能性を信じれないのは最大の不幸である。
◉いまの仕事に迷っているくらいなら仕事は辞めない
◉「できない」と考えず、「きっとできる」と考え、自分で自分に限界を設けない。
第四章:
30代におけるお金と時間の使い方
◉価値のあるものにお金を使う
〜価値あるものとは自分に投資する事
◉お金の有無に関係なく、自分には何でも出来るというプラス思考が大切
〜お金が出来たら投資ではなく、お金が無い中での投資を考える
◉何かを諦めた資金を自己投資に振り向ける
〜時間は買うモノであって売るモノではない。
◉お金をかけるモノ、かけないモノを明確にして選択と集中を行う
〜ビジョンを持てば資金の使い方は明確になる。
◉利益は溜め込まず、再投資に充てる
〜有効に長期的に資金を使う。
◉その時間を使って何を達成するのかを考えて実行する
〜時間の使い方が人生を左右する。
〜スキマ時間を作り出す
◉自分の時間を生み出すパワーパートナーを見つける
〜時に時間をお金で買うという発想
◉部下に仕事を任せ、自分はやる事が無い状態が究極の時間管理
〜すべて自分でやるという状態が最も効率の悪い時間管理である事を理解する。
第五章:
出会いとコミュニケーションの技術
◉豊かな人生を導く為には、自分を磨く為に鏡になってくれるような仲間が必要である。
〜仲間とは群れる仲間でなく、自分を高めてくれる仲間の事である。
〜情報発信の為、インプットを増やす
◉会社の人間関係に囚われない
〜30代は新しい人間関係を拓くスタートの時期であり、最後のチャンス
◉気配りと配慮は相手によく思ってもらう為の攻めの手段
◉好感をもたれる最大の方法は、一緒に体験して時間を共有する事
◉思いやりを高める方法は、上から目線も下から目線もやめる事
〜思いやりには品質がある。上から目線を辞め、自己顕示欲を押さえる。また追従や甘えを招く、下から目線も辞める。ニュートラルに自分を保つ。
◉人に好かれる人は高いところから土俵全体を眺め、相手の意見を聞きいれる人である。
〜嫌な相手こそ好意的に接する事が出来て一人前。
第六章:
人生を変える9つのリスト
①10年後の自分を明確に
〜ゴールをイメージしてこそ、計画がたてられる。必要なモノを準備する事が出来る。
〜目標達成に必要でない事、趣味以外の事には時間を浪費しない。
②お金と時間の戦略を作れ
〜明確なビジョンを持ち、計画が出来たら次は実行である。
〜自分の人生を効率化して、追い求める事が戦略の構築と実行である。
③爆発的な成長の瞬間まで待て
〜能力は足し算ではなく掛け算。
〜ある時点までは中々実感出来ず、忍耐強く努力する事が出来るどうか。ある時点で実感出来た時は爆発的な成長につながっていく。更に努力を継続すると本物の自信になる。
④常識や過去は捨てよう!
〜常識が限界を決めてしまう。
〜常識が可能性を狭めてしまう
⑤行動する事で素晴らしい人との人間関係を求めよ
〜素晴らしい人に出会うには、自分の夢を語り、本気で実現させる気概が必要である。
⑥自己投資ではお金と時間を淀ませるな
〜お金と時間をかけないところに、自分を成長させる道は無い
〜淀むとは停滞する事
⑦人と接する時は常に全体を考えよ
〜社会に生きる人間は人望によって価値が決まる。
〜30代は人望をどのように集めれるか具体的に行動するスタートの時。
〜人望を集めるには人間力を高める
1.素晴らしい人から影響を受ける
2.読書をして自らを高める
3.他人に悪い感情を抱かないよう精神修養を行う
〜自分という我を捨てる。
⑧いい記憶を潜在意識に投げ込め
〜プラス思考を持つ。全てをプラス思考で捉え、良い記憶とする。
⑨モチベーションを維持する2つの方法
〜一つ:心の支えになる仲間
〜一つ:成果を出す度に自分にプレゼントを与える
第七章:
30代でやってはいけない事10のリスト
①ぎちぎちの計画は立てない
〜明確な目標を持たない人は様々な勉強に手を出し、余計な事に時間をぎちぎちに埋めてしまう
〜ゆとりが無くてはいい記憶としてインプット出来ない
②用事をメールで片付けるな
〜何事もメールで片付けるコミュニケーションを習慣にしては人生を導く人間関係を築けない
③ワークライフバランスを考えな
〜30代は仕事と勉強を中心に考えるべきで、我武者羅さも必要になる、
〜30代の怠け癖が40、50代に引き継がれる。
④苦手な分野を頑張ってはいけない
〜自分の仕事にとって何がコアなのかを明確にして、コアにはない苦手分野は頑張らない
〜要は時間の費用対効果を見極める
⑤資産運用は考えない
〜損をしたくないという気持ちが守りに入ってしまう。
〜数万円の損失を恐れ、貴重な時間を失う。
⑥お酒を飲んではいけない
〜自分の時間を作り、健康面を管理する為にやたらとお酒を飲みに行く習慣は30代で断つべきである。
〜お酒は潜在意識の活動を鈍らせ、愚痴が肯定的な見方を雲らせてしまう。
⑦エコノミークラスに乗らない
〜背伸びをして、理想の自分にリアリティを与える
〜成功者を肌で感じる有意義な場
⑧ユニクロを着てはいけない
〜外見を整える事で変る中身もある
〜一流品を知る
⑨欲で結ばれる人間関係を作らない
〜人間関係は利害ではなく、感謝で結ばれるモノである。
〜見返りを求むな。
10.失敗したと考えてはいけない
〜プラスの感情を持つ事が、自分の潜在意識をコントロールする唯一の方法である。
Posted by ブクログ
いつも行く大型書店で高位置にランキングされていたので、なんとなく手にとって読んでみたが、この手の自己啓発本にありがちな抽象的な精神論ではなく、30代前後でどのような行動や意識を持ち、どのような時間の使い方をすべきか、またどのような行動をとってはいけないのかを具体的に説いているため、非常に読みやすく、部分的に即使える教材として手元に置いておいて損はないと思う。
中古:¥700~
Posted by ブクログ
・周りに気づきとエネルギーを与える・爆発的な成長を待て・お酒を飲んではいけない・何か失敗してもそれをもっとプラス の記憶に変える習慣を身につけることを意識する・人生にエラーはない・素晴らしい人の細部を観察する・無意識で思ってることは重要
Posted by ブクログ
最初の一歩 もう人生で諦めるのはやめましょう! 30代が最後のチャンス いま行動 潜在意識 人生はゼロサムゲーム、白か黒か 自分を勝ち組にするための方法 現実というのは、じつはせいぜい半径数百メートルの世界です 現実の世界を離れ、空想することは、人間が成長するための不可欠の要素です
知識は力ではない。行動こそが力である!
原因と結果の法則 小さな努力に対しては小さな結果が、大きな努力に対しては大きな結果が 理屈ではなく行動て相手に示し、圧倒的な説得力で自分の存在を周囲の人に認めさせること
30代で動け!30代なら遅くない!
圧倒的で、揺るぎない実績 自己投資にお金を使え! 理想の自分を実現しようとする人間に、ライバルなど必要ないのです 警戒しなくてはならないのは、時間との勝負だということです。
みんなと同じことをやっていれば、その先に人生の成功がないのは当たり前のことです。成功するためには、人と違うことをやる必要があるのです。
減っていく幸福を、ほかの幸福によって代替だいたいさせていかなければいけません。自分を成長させるというのはそのプロセスだ、ということです。
自分のような人間を、他人はどう見るか。魅力的に見るか、それとも魅力のない人間として見るか。まずは、その単純な二者択一の目を、自分に向けてみることが大切です。細部を理解できるようになれ! 本物と接する機会を持て! 潜在意識の世界とは何かといえば、つまるところ過去の記憶です。
潜在意識の力を信じ、そこにプラスの内容を蓄積していくことは、自分の成長を加速させる最大のカギ
今日までのあなたが明日のあなたでなければならない理由は、この世界にひとつもない
自分を信じることができないというのは、この世に存在する数々の不幸の中でも最大の不幸
進路というものは、つねにオルタナティブ(代替可能)です。
転職の悩みの問題解決法は、圧倒的な努力を注ぎ、周りの人に自分の魅力とエネルギーを知らしめ、成功をつかむことでしょう。やり尽くすこと。
「精いっぱいやっている」と考えた人は、そう考えた瞬間に敗者の烙印を押される。
誰もが自分自身の限界を、世界の限界だと思い込んでいる。
スマトラ 9・11 正常化バイアス 30代で最も意味があるお金の使い道は何かといえば、私は自己投資しかないのではないかと考えます。
選択と集中しかない スキマ時間を徹底的に使え!
準備ができないところに、計画は存在しようがない
爆発的な成長が訪れるときまで、自分のモチベーションを保ちつづけていけるかどうか
必要こそ、成功の母
我見を離れる 道元
学んだことを自分の能力に100%落とし込み、なおかつそれをいい潜在意識として残していくためには、ゆとりのある計画を立てることを心がける
30代は過飽和入力と加速学習の年齢
常識を捨てた世界にこそ人生の成功があり、常識に囚われた世界にそれはない
財産は、資産運用によって何倍にも増やせるかもしれませんが、自己投資によって将来つかむことのできる人生の成功は、資産運用で得られるそれよりも桁違いに大きい
「外見を整えたって、中身が変わらなきゃね」というのは半面の真実でしかありません。外見を整えることによって変わる中身もある
プラスの記憶に変える習慣
Posted by ブクログ
●知識は力ではない。行動こそが力である!
淡々とやり続ける事が最も難しいことだと思います。
しかしながら、淡々とやり続ける事ができれば、10年後20年後に大きな差となって現れるのは確実です。
●成長の仕組みをつくることに力を注げ!
自分で自分の限界を決めているというのは思い当たる節が多いにあります。
自分には到底無理だと挑戦すらしていないこともあります。大いに反省するところです。
●豊かな人生を導く為の人間関係
群れる仲間ではなく、自分を磨くための鏡になってくれる様な仲間。メンターを作りなさいということですね。
●10年後の自分を明確に
3年後の自分は想像した事がありますが、10年後って実は想像し難くてあまり考えた事がありませんでした。
また、想像したとしても自分で限界を決めてしまっているので大した未来ではありません。
この本を読んでもっと本気に考えようと思いました。
●「失敗した」と考えてはいけない
僕なんかついつい失敗したって考えがちです。
何か失敗しても、プラスの記憶に変える習慣。
究極の思考術。これが自然とできる様になれば、成功に近づけると思います。