【感想・ネタバレ】ホームレス作家のレビュー

あらすじ

「公団住宅を強制退去処分になった私たちは、とうとう所持金も底を突き、新宿区役所を頼ることになった。妻子を預かってもらい、外へ出てみると、新宿の街は思っていた以上の寒さだ。長い夜になりそうだ、私はジャンパーの襟を立てながら、そう考えていた」。幼い娘と高次脳機能障害を持つ妻と離れての、格闘の日々の中で何を思うのか。――作家である以上、住居を失っても浮浪者にはなりたくない。そう言い聞かせ、半年余りの路上生活を生き抜いた作家が再生を誓って書き上げた衝撃のノンフィクション!!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 再確認したこと。

 人はどんなに窮しても拾ってでも、タバコだけは吸うのだと。

 役所は安易に主人公を生活保護対象としなかった。
 主人公は職を得たかと思うとたちまち<勤め人失格>と自嘲するに至り、人の情けや冷たさに遭遇し、夜の街を歩き、寒さを空腹を耐え忍び、種々の<〇〇失格>を痛感する生活を送る。

 あなたの友人・知人は、あなたがホームレスになったとき、助けてくれれだろうか?
 それを追体験させてくれる秀作である。

 本書は風呂の湯舟で少しずつ読み進めた。

 読者は私のように湯舟に浸かりながら、簡単にホームレス生活を追体験できてしまう。ヌクヌクと・・・心苦しいがすみません。

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2019年06月06日

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