あらすじ
警視庁警視の高梨良平と田宮吾郎は恋人同士。事件をきっかけに知り合った二人が半同棲生活を始めてから一年以上が経つ。ある日、帰宅しようとした田宮を呼び止めたのは、11年ぶりに会う弟の俊美だった。理由があって実家を離れた田宮は弟との再会を高梨に話すことをためらう。翌日、俊美からかかってきたのは、「人を殺してしまった」という電話で……!?
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Posted by ブクログ
この本は、ごろちゃんの昔話が出てきてちょっと切ない巻。
この話を読んで、良平の家族にあいさつに行く話を読むと、切なさが倍増します・・・。
本当に良平さん、ごろちゃんを幸せにしたってな。
Posted by ブクログ
【あらすじ:警視庁警視の高梨良平と田宮吾郎は恋人同士。事件をきっかけに知り合った二人が半同棲生活を始めてから一年以上が経つ。ある日、帰宅しようとした田宮を呼び止めたのは、11年ぶりに会う弟の俊美だった。理由があって実家を離れた田宮は弟との再会を高梨に話すことをためらう。翌日、俊美からかかってきたのは、「人を殺してしまった」という電話で―。 『罪』シリーズ第7弾】
表題作は、哀しい話でぐしゃんときた。
その後の『激情』(喪失の田宮が里見の家をたずねる話)は
さらに哀しく胸が締め付けられた。
シリーズ一作目『罪なくちづけ』を未読なまま、何作かシリーズを読んで里見という人物の事情を、なんとなく知ってしまっている。この短編のエピソードから里美という人物が田宮にとってかけがえのない重要な存在だととてもとてもわかる。
この二人の間にいずれ悲しい事件が起こるのかと思うと、心底たまらない気持ちになりました。
早く『罪なくちづけ』文庫化されないかなぁ。