あらすじ
家族に疎外感を感じている子爵家令嬢フレイヤ・ヴィリアーズは、
妹と浮気して婚約破棄となった元婚約者のネイサンに復縁を迫られ、追い詰められていた。
復縁を後押しする親や執着する元婚約者から逃げるため、
フレイヤは貴族たちの間で『吸血鬼』と恐れられるブラッドベリ伯爵の元を訪れる。
ダメで元々、と恋人のフリをすることを願うと、
ブラッドベリ伯爵――オスカーは聞き入れてくれ、伯爵家に置いてくれることに。
もくろみ通りネイサンは怖がって近寄ってこなくなり一安心しつつも、
フレイヤをからかいながらも気遣うオスカーの優しさに惹かれていき――
感情タグBEST3
web版読破済みですが、元々の話が好きだったのとイラストの高山しのぶ先生に惹かれて買いました。
ヴァンパイア伯爵が性癖にクリティカルヒットなのもあります。コメディテイストなのもよき。
ヒーローが飄々としてて悪い男で素敵です。
ヒールは両親と妹。破滅させるのはまさかのあの人。
欲を言えば悪い顔してるイラストが欲しかった。
気軽に読んで、面白かったと終われるいい作品です。
大好きな作品
吸血鬼伯爵と家族・婚約者に虐げられ自分に自身のない女の子
二人の恋の物語。
軽快に話が進んで読みやすい。もっと今後の二人も読みたい気がしますが。
すごくキュンとしたりドキドキしたり、感心したり読んでいてとても楽しかったです。現在漫画も出ていて同時に読むと面白さが互いに増すと思います。挿絵の雰囲気がこちらのほうがオスカー様が大人感がありますが、どちらのイラストも素敵です。
ちょっと悪趣味なユーモアがとても面白いです。家族から虐げられてきた令嬢の逆転劇はよくあるストーリーですが、ヒーローの面白心がとても良い。ヒロインはこれに救われたのでしょうね。
楽しんだもの勝ち!
吸血鬼と噂されるオスカー・ブラッドベリ伯爵のもとに助けを求めて飛び込んできたフレイヤ。
実家で抑圧されてきたフレイヤの美しさ、才能を花開かせ、好奇心を満たしてくれたのはオスカーをはじめとした伯爵邸の皆でした。
吸血鬼伯爵チーム(?)による『全力の悪ふざけ』が痛快。
フレイヤの両親と妹へもガッツリと仕返しできて、こちらもニンマリ。
ラストの結婚式も主催招待客全員が楽しんでいて、このような日々が続くのだろうね。
最低な両親と妹、そして婚約者。
何故これほど蔑まなければならないのか。
意を決し、吸血伯爵と恐れられているヒーローのもとへ駆け込んだヒロイン。そこで待ち受けていたのは…。
構成がとにかく秀逸。で、物語がとても表情豊か。
醜さ、おどろおどろしさ、笑い、涙し感情が激しく揺れ動く。
楽しかった。ユーモアたっぷりのストーリーに大満足。
溺愛と言っても…
溺愛と言いつつ、奥手のヒロインと紳士なヒーローなので、一緒のベッドに寝ても添い寝止まり。それはヒーローの忍耐の賜物ではありますが…。
どうやって怖がらせようかと、全力で吸血鬼ごっこを楽しむ大人たちに混ざりたくなりました。