あらすじ
下級官吏・鄭仲望の前に現れた少女・春蘭。彼女は自身を真名を奪われた神だと言い、鄭家へ居候を決め込む。同じ頃起きた、都を跋扈する魔物に良家の子女が殺される大事件に、二人は巻き込まれていく!
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Posted by ブクログ
九条先生は魂葬屋シリーズ以来でしたが面白い!!
人間に真名の奪われた春蘭は白桃を連れ、その人間を追うため都へ。
そこで、出会ったのは犯人の弟、仲望。そこで犯人である玄楽が四年も前に亡くなっていると聞かされた春蘭。それでも、真名を奪ったのは玄楽だと言う春蘭は手がかりを掴む為に仲望の家に居候することに。兄が生きていると聞いても反応を示さない、何事にもやる気がない仲望と神様であった時間が長くて人間の感情を忘れてしまった春蘭の掛け合いがとても楽しい。続きが気になる。
Posted by ブクログ
【筋】
見た目10歳の(実は300歳)の元・邑の守り神 春蘭と、ぐうたら下級官僚 仲望が、華安という国の宮中のいざこざに巻き込まれたり、異形と闘ったりするお話。
【感】
一言で言うなら、キャラが立ってる。
中華風の設定はありがちだけど、読むのは苦じゃなかった。
元神様で古風な言葉使いながらも、驕った処の無い春蘭が可愛い。
美味しそうな名前の白虎“白桃”が、活躍しまくっていてオイシイ。
ぐうたらに惚れるワケがあるまいと思っていたのに、仲望にオチタ。犯罪予備軍でも構わない。 でも、途中かなり空気。
後半になればなるほどテンポUP。
やんわりとまとまっているので、この本だけでも読める。
春蘭は神様に戻れるのか?いや、戻らないでいっそ嫁に!
口絵にニヤニヤした人は多いはず。
あと、終章の服をかけてあげるところに萌ポイント。
この生殺しの状態で、次巻の発売が10月25日らしい。
遠い・・・