あらすじ
「今すぐ抱きたいと思ってる」。30代半ば、男いない歴・約10年。そんな私は、彼の言葉になんて答えればよかったの? 現実の男との接触が久しいと、気づけばいろんなところが疎かになっていた。でも、もういい年だし、流されるような恋はできない。そう思っていたのに、私の目の前に現れた隣の部屋に住む年下男子は…!? この出会い、見逃してはいけないの!? ※こちらの作品は、フルカラーの縦スクロール版になります。
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匿名
おもしろい
この作者さんの作品はキャラたちの掛け合いの会話が絶妙におもしろいです。料理好きな主人公が、うっかり隣の若者の胃袋を掴んでしまうストーリー。基本的にこの作者の作品には飄々とした男たちが登場しますが、安定の飄々ぶりですね。
匿名
一話目
会社勤めの大河内麻紀は30歳なかばの女性。
ある日家の鍵をなくした彼女は帰宅できず家の前で呆然としていた。
明日から台湾に出張に行かなきゃいけないのに管理会社と連絡がつかない状態だったので恥を忍んでたまたま通りがかったとなりの部屋の男性にお願いをしてベランダから家に入るということをせざるを得なかったのだ。
玄関は鍵を閉めているのにベランダが空きっぱなしということがばれてしまいちょっと気まずい麻紀だが出張のおみやげとお礼に料理を作って隣の男性を尋ねたら思いのほか喜んでくれたことにほっとする。
それから定期的に料理を持って彼の部屋を訪ねる麻紀。
恋愛をしたのが約十年前だったのでこの年下の男の人との関係はどうなんだろうと思っていたら、ついに相手が食材持参で部屋を訪ねてくるようになり……。
こういうちょっとしたきっかけが転がっているのがうらやましい。