【感想・ネタバレ】流星シネマのレビュー

あらすじ

「いま、ここにいない人やモノの声を聴く」──都会のへりのガケ下の町。鯨塚があるその町で、僕は〈流星新聞〉を発行しているアルフレッドの手伝いをしている。深夜営業の〈オキナワ・ステーキ〉を営むゴー君、「ねむりうた」の歌い手にしてピアノ弾きのバジ君。〈ひともしどき〉という名の詩集屋を営むカナさん、メアリー・ポピンズをこよなく愛するミユキさん──個性的で魅力的な住人が織りなす、静かで滋味深い長編小説。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

空っぽになったチョコレート工場で町の人の想いがひとつになった。クジラの骨格標本、鯨オーケストラ、8ミリフィルムの投影、ピアノとヴァイオリンの演奏‥
読み終わりが心地良かった。

0
2023年05月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

吉田篤弘さんの本3冊目。
どれも、ゆっくりと何気ない物語が進む、
本の中にも書かれてたけど、
現実が物語の続きなのか、
身近なところで起きてる出来事なのか、
錯覚しそうになる、身近に感じる、優しい雰囲気。
(世界はいつでも冬に向かっている)
冬のひとときの読書にぴったりです。


鯨の伝説が残る街で流星新聞を発行している主人公。
幼少期の出来事が、街のさまざまな人物を通して、
クライマックスの流星シネマに通ずる。
じんわり感動しました。


矛盾と仲良くならなきゃ人生おもしろくない
だったかな、いい台詞です。

0
2023年01月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

鯨の話とアキヤマ君の話とオーケストラの話と…カナさん、バジ君、ハルミさん…全ての話と全ての人が個性的でありながら、主張的ではなくて静かに絡みあっていく様子に引き込まれ、ページを操る手が止まらなかった。
ファンタジーではないけれど、ファンタジーのような心地よい世界に浸りきった気分。

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2021年08月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

吉田篤弘さんの本,という本。アキヤマ君の話はつらかったけど,つらくなく終わるのが有難い。
続きがあるようで読まねば。一つ目のお話から読めて良かった。

0
2023年07月31日

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