あらすじ
感染症内科教授でありながらファイナンシャル・プランナーの資格も持つ著者と考える「お金をかけずに美味しく楽しく健康になる方法」。流行りの健康食品、サプリ、持続不可能な健康法は意味がない。普通で地味で安上がりに見える食、これこそが健康への一番の近道なのだ。お勧めはマンガ『きのう何食べた?』の「シロさん飯」。さて、その理路は? 健康と食のデータの見方や、リスクやエビデンスとの向き合い方なども丁寧に解説。
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Posted by ブクログ
コストをかけずに健康的な食事をしたい人に向いている。
楽しくて、健康に寄与する食事はどのようなものか?
サプリメント、トクホ、有機野菜などは健康にいいのか?
エビデンスを吟味しながら解き明かしていく。
私は健康には関心があり、健康に関する本はよく読む。本書は、独善や極論に走らず、まっとうと思える内容で好感が持てる。
買い物のポイントは2つだけ。
1. スーパーで特売品だけを買う。
2. 5つのグループ分けして買う(果物、野菜、魚、肉、その他の特売品)
(p188-189)
お金もかからず、難易度も高くない。
より健康的な食事をしたい人も、ダイエットで食事を制限している人にも役立つ内容だ。巻末に引用文献もあり、信頼度は高い。
食事も健康法のひとつといえる。健康法は、コスト(労力・費用・時間)があまりかからず、長続きしそうなものが一番である。その点、本書の内容は支持できる。
Posted by ブクログ
私は打ち上げ花火飽きたので読みました
大体の内容は知っててやってることや普段から考えているものが多く、共感するものばかりでした
だから私にとって目新しさはないし、むしろマイナーなのマジかって感じですが
大谷サンや藤井くんは自己鍛錬を怠らず弛まぬ努力を続けてるから天才と呼ばれるようになったんですよね
引用文献を示したデタラメ本もたまにあって一般人には難しいと思いながら読んでたらちゃんと触れられてた
お金がない人の方が金の亡者になるのは本当にそう、だからベーシックインカム必要って思ってます
その方が生活のための犯罪とかもなくなると思う
メルマガスタートの方だったんだ
007って小説だったんだ
何も考えずに1番安いやつを買うとかフルーツ買うとか全部やってたなぁ
定期って不定期の意味で使われること多いよなぁって思ってたけど、規則的と不規則もたしかに。
文体がよりカジュアルになった気がする
Posted by ブクログ
EBM推奨で、引用文献のない健康本はほとんど信用できないとのこと。
一方、EBMは全てを網羅しているのではなく、エビデンスなくとも個人的に効果あるのならやった方が良い、というのは新鮮な見解。
Posted by ブクログ
岩田先生の考えはとてもわかりやすい。
極端な健康本が多い中、健康とは目的ではなく手段であるという大前提を忘れないように、バランスの良い判断をするために役立つ情報や考え方がたくさん出てきた。
今までいろんな本を読んだ中で自分の考えと概ね相違はなかったけれど、もっと素材の多様性を取り入れていきたいと思えるようになった。
Posted by ブクログ
ややもすると冷笑的で鼻つまみされるような言明は、自虐的に本書でも語られるなどメディアやSNSで見かけるそれと違和ない印象だが
職務としての専門領域以外にも執筆などで幅広く活動されている覚えがあったのが、ネットメディアの興隆以前のメルマガ活動などに起源があったのだなと納得。
筆者の述べる主張は本性的におおよそ間違いのないようなものに依拠していたり、執筆スタイルもここの好き嫌いはあるだろうが今後もこういった形で色々な活動をされていくのだろうなとそのバイタリティの一端を見た思い。
Posted by ブクログ
イワケンの新書は無条件に読むんだけど、当たり前なんだが、本書は材料の吟味や調理に関するもの。そのあたりと距離のある生活を送っている身としては、へ~、って流れていってしまう部分もちらほら。もちろん、エビデンスに基づく食との接し方論には、色んな気付きも多い訳だけど。