あらすじ
■今、オリンピック選手、プロスポーツ選手、
一流のビジネスパーソンに注目されている技術があります。
それが本書で紹介している「コーピング」の技術です。
たとえば…
「人間関係がうまく取れるようになる」
「精神的に強くなれる」
「毎日をポジティブに生きられるようになる」
■あなたは「自分の実力」を発揮できていない
よく、「人の能力に限界はない」ということを言われます。
確かにその通りかもしれません。
しかし、そうだとしたら、
人が本来持っている力をどれだけ発揮できるかどうか、
で人の人生は変わってしまいます。
このように、どれだけ実力を持っていても、
その力を発揮できないのでは意味がありません。
特に日本ではストレスをためながら生活をしている人が多い。
このようなストレスに負けない心を作り、持っている力を発揮するために必要なのが、
「感情をコントロール」することです。
この感情のコントロールをうまくできている人は、コーピングを使っています。
■本書を書いたのは、日本の実戦コーピングの第一人者、田中ウルヴェ京。
1988年ソウルオリンピックのシンクロ・デュエットで銅メダルを獲得し、
現在はオリンピック選手・プロゴルファー、
ビジネスパーソンなどを指導している一流メンタルトレーナーです。
本書で紹介しているコーピングは、認知行動療法で使われる「心を強くする」技術です。
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Posted by ブクログ
先日読んだ「40歳の教科書 親が子どものためにできること」で田中ウルヴェ京さんと「コーピング」を知り興味を持ちました。
以下は備忘録としてのまとめと感想
「コーピングとはあらゆる状況でも自分の力を発揮させるための感情コントロール法(技術)」(コープcopeとは「対処する」という意味)
コーピングの基本は「自分を知ること」「自分の感情の理由を知ること」
①言葉を使ったコーピング
「セルフトーク」建設的で俯瞰的なセルフトークで新しい自分を作っていく
②心理調整術を使ったコーピング
自分の感情別に「マイソング」を持っておく=「パブロフの犬」効果
自分を盛り上げる「サイキアップ」
眠る前の「ありがとう」
「理想イメージ力」を強化=理想のイメージをいつも鮮明にしておく
「ポジティブに忘れる技術」
③身体を使ったコーピング
リラックスイメージを取り入れた呼吸法
中心軸直しトレーニング
「スマイルセルフトーク」
能動的な生活をする
【感想】
さらっと読み過ぎてしまって、読後ほとんど内容を忘れてしまったので、あらためて要点をまとめてみました。
同じ状況でもどう感じ、どう行動し、どこに着地するかは人それそれの心の持ちよう次第でまったく変わってくる。その着地点が少しでも自分にとって良いところであるための技術なのだと思いました。
技術と言っても、今回の本ではテクニック云々というよりも、そういう気持ちを常に意識することがまずは大切なんだろうと思いました。