あらすじ
高校で隣の席になった柏原 常と逢沢小春。浮かない顔の常に対し小春は何事も楽しそうだが、彼女は「高校を卒業したら安楽死する」と決めていた。彼氏が欲しい! テストで一番取りたい! 安楽死を望みながらも小春は前向きだが、常には彼女を放っておけない事情があり――!?
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積極的安楽死が合法化された世界線でのお話です。
タイトルにもありますが、死生観にまつわるテーマが大きく横たわっており要所要所で強く訴えかけてきます。
とはいえ、一巻を読む限りでは基本的にはクラスの仲間たちとの青春を過ごしている模様が描かれていて、ヒロインの明るさがいい塩梅でテーマを中和しておりそこまで重苦しいものではありませんでした。
主人公二人の考え方が共に過ごしていく中で動いていく様が読者にも考えさせられる部分でもあり、とても面白かったです。
死生観という重たくなりがちな話を、表面上は軽いタッチで描いてある。
根底に流れる「安楽死」のテーマが、表面上は明るくふるまう小春と常のやり取りに深みを与える。
ただし安楽死のテーマは学園生活において深く隠されていて、
他のクラスメイト達との物語はいろいろな意味で暖かく微笑ましい。
物語がどうなっていくのか非常に気になります。
感情タグは3つでは足りない!!!
面白い作品です。 人間の死をテーマにして生きる意味を考えさせられるような作品です。人生の長さではなくその密度に注目して他の人にも読んでほしいという作品だと感じられました。
不思議な雰囲気
ただの青春群像劇としても面白いけれど、ふとした表紙にこの子は3年後には死ぬ気なのだなと気付いて少し考えさせられる
明るさと寂しさがいい塩梅に混じってとても引き込まれる作品です
83ページまでの試し読み。設定が重い...けどヒロインの陽気で軽くしようとしている。適度な本気度が相まってるから普段よりは気に入ってる物語。多分死なないで済むだろうけどその経路は見たい。