【感想・ネタバレ】白い闇の獣のレビュー

あらすじ

小6の少女・朋美が誘拐され、殺された。捕まったのは少年3人。だが少年法に守られ、「獣」は再び野に放たれた。4年後、犯人の1人が転落死する。失踪した朋美の父・俊彦が復讐に動いたのか? 朋美の元担任・香織はある秘密を抱えながら転落現場に向かうのだが――。“慈悲なき世界”に生きることの意味を問う、著者集大成!

【文庫書き下ろし】

「やつは獣だ」
家族×愛情×憎悪×暴力×裏切り×誠実×応報×赦し
『代償』『悪寒』の著者渾身の衝撃作
伊岡ワールドの真髄!

すべては少女誘拐惨殺事件から始まった。
娘の父 元担任教師 フリーライターが、
慈悲も正義もないこの世界で、
圧倒的暴力に立ち向かう!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

『わき上がってくるのは「この世界には慈愛とか正義とかいうものは存在しない」という確言だった。ただ「現実」があるだけだ。真空のように何もない空間を、たった一人で歩んでゆくのだ。いまさらながら、そのことを実感していた。
<この世は不条理に満ちている。たしかな色もなく音もない、いわばまっ白な闇だ。
我々はその白き闇の中を、ただひとり手探りで進まねばならない>』

救いようのない少年犯罪と更生しなかった彼らを通して無慈悲な現実を読みやすい文章で構成されていた。

ただただ苦しい現実が続き、明るい結末には転がなかったと自分では思う。

存在することそのものが不快な少年たちにより多くの人たちの人生が傷つけられる様は読んでいて本当に苦しかった。

加えて殺された人を失った悲しみだけでなく、自分に非があったのではないかと自責の感情を抱え続け崩壊した夫婦の姿に希望や将来というものは感じられず、負の人生としか感じられなかった。

少年たちの自分達の行いによりどれほどの人が苦しめられたか、想像は全くされず更生の無力さもまた残酷な現実として描かれていた。

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2026年09月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

重い内容だったけど、最後に一縷の救いかな。
でも、父親と元担任は一生悔やみ続けるんだろうな。。
この手の話って、薬丸岳さんと並ぶうまさだと思う。

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2025年03月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

伊岡瞬作品という事で、胸糞です。
同情出来る部分がほぼ描かれない犯人たちと、同情を誘う過去を描かれた主人公が犯した罪、お互いの衝動が複雑に絡み合った結果事件に発展した、という因果に自分で落とし前をつけた事を喜ぶべきか…
完結をハッピーエンドと見るかどうかは好みが分かれると思いますが、本筋には沿わない部分なのでまあこの終わり方でもいいかな〜と思いました。

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2025年01月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

少年法について、考えさせられる
香織のことがそれでも許せないと思ってしまったので、最後は納得いかなかったけど

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2024年03月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

さすが伊岡作品。読みやすい。
少年犯罪について考えさせられた。
そんなに驚くような展開はなく、無難にまとまった感。
最後にいきなり爽やかな話題が出てちょっとびっくりした笑

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2024年03月27日

ネタバレ

奥さんの気持ちを思うと胸が痛い

読みやすく、あっという間に読了。

ただ、娘を失ったその日に夫が娘の担任と浮気していたと知った朋美ちゃんのお母さんの気持ちを思うと、胸が痛くてたまりません。

本文中に香織さんが由紀子さんに対して、直接あの日の件に関して謝罪をしている場面が無かったのが個人的には納得いきませんでした。

そのためか全く香織さんに感情移入することができず、秋山が香織にどう考えても惚れている描写や、由紀子が香織に怪我を負わせたと知った瞬間、秋山が由紀子の家を睨む描写、秋山と香織の恋愛要素などには若干の不快感を覚えました。

胸糞の悪さで有名な伊岡ワールドは好きですが、今回は個人的な都合で胸糞の悪さを大いに感じました。

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2023年06月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

東野圭吾さんの「さまよう刃」を思い出しました。
性悪な少年たちに胸糞悪くなる。
それでも少年法に守られてしまう加害者たち。
法の不備を感じ、やるせない気持ちになる。

北原香織も、滝沢俊彦が自分を責める気持ちはわかるが、山岡を呼び出してからの不確実かつリスキーな作戦にはまったく共感できなかった。
特に香織はそこまでリスクを負う必要があったのか。

あと、赤ちゃん取り違えは拍子抜けしたというか、うーん、違う設定にしてほしかったな。

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2025年06月15日

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