【感想・ネタバレ】西行花伝(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

花も鳥も風も月も――森羅万象が、お慕いしてやまぬ女院のお姿。なればこそ北面の勤めも捨て、浮島の俗世を出離した。笑む花を、歌う鳥を、物ぐるおしさもろともに、ひしと心に抱かんがために……。高貴なる世界に吹きかよう乱気流のさなか、権能・武力の現実とせめぎ合う“美”に身を置き通した行動の歌人。流麗雄偉なその生涯を、多彩な音色で唱いあげる交響絵巻。谷崎潤一郎賞受賞。(解説・高橋英夫)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

西行の弟子・藤原秋実が西行の関係者たちに西行の人生を聞く。北面の武士として天皇に仕えながら、歌に生きることで、女院や崇徳天皇などと関わりながら現実を見つめる西行。

前半は佐藤義清だった頃の西行の人生がメイン。後半は歴史的な動きを西行の人生に絡めながら進んでいく。女院や崇徳天皇との関係や歌に対する想いなど、読んでいると止まらなくなる。久々にとても良い本を読んいるな〜って思いながら読んでいた。

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2025年11月03日

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