あらすじ
愛と誓約の女神ヴィーシアに見守られし世界・ヴァイス。
その世界で数々の国が乱立し、覇権を争っていた。
その中の一つであるリデアが敗戦により、人質として敵国へ花嫁が送られた。
その不遇な花嫁・ティナーリアは国民に憎まれ誰にも祝福されず、皇太子・キースファルトの妻となった。
そんな過酷な状況の中でも、花嫁は夫のそばにいられることに幸せを感じていた。
幼い頃、王女として生まれながら家族に使用人以下の扱いを受けていた彼女に、初めて笑いかけてくれた人だからーー…。
しかし夫は昔の思い出も忘れた様子で、妻に「恋人がいる」と冷酷に言い放ちーー?
コミカライズ「望まれぬ花嫁は一途に皇太子を愛す」が大ヒット中!
初恋の夫を健気に想い続ける花嫁、惹かれながらも立場上冷たい態度を取ることしかできない皇太子、
周囲の策略に巻き込まれながらすれ違っていく二人の運命はーー。
感情タグBEST3
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何度も繰り返し読むくらいには好きなのですが、いつもキース様がティナ様を取り返そうとする場面から読んでしまいます。ここに辿り着くまでがもう…誤解とすれ違いで辛すぎて読めないんです(本当にすみません!!)でも気持ちを伝え合うシーンは読むたびに泣いてます。すごく素敵…。キース様の溺愛が素晴らしいです!!
遡れば…
過去に原作を読んで泣きに泣きました。
コミカライズ版が発売され、毎回コツコツ購入して読み耽っております。
そしてついに書籍版も購入に至りました…なぜならコミカライズは今がまさに辛さの真っ只中!
そこから少しでも先に気持ちを向けたい、抜け出したい切実な思いの現れです。
後半の二人の幸せな様子を読むことができたので満足です。
いや~今回も泣いた。
いつまでも幸せでいて
よかった。途中涙が出て胸が詰まって読むのか辛くて、でも先が知りたくて。一気に読んでしまいました。ティナの献身的な愛がキースに届いて本当によかった。最後はほっこり笑えて久しぶりに良い話しを読めたと思いました。
大変よかった
コミカライズの方から読んでいたので、中盤からもう真っ青になるような展開に慄き、時に泣きながら読みました。
番外編はどんどん幸せが降り積もる印象のお話で、おなかいっぱい、という気持ちで読み終えられました。
とにかく主人公の2人の想いが切ない。
ご都合主義ではなく、きちんと被害体験からの回復を丁寧に綴られていたのがとてもよかったです。
子ども達のお話も読めたら嬉しいな、と思いつつ、コミカライズもどういう描写になるのか楽しみです。
Posted by ブクログ
小説家になろう発、コミカライズの原作。
誰にも祝福されず、敵国の皇太子・キースファルトの妻となったティナーリア。王女として生まれながら家族に使用人以下の扱いを受けていた彼女に、幼い頃初めて笑いかけてくれた彼の事をただひたむきに愛するヒロインのお話し。
健気ヒロイン、不憫ヒロイン、泣ける物を読みたい時にピッタリ。何度も読み返して手元に置いておきたい至宝の1冊。
ほとんどが可哀想な扱いのまま物語が進行。ハピエンのタグがついてなければ途中で挫折して本を閉じそうなくらい不憫な状況が続きます。
過去トップ10に入る泣ける本です。
Webにはなかった後半の追加書き下ろしでやっと溺愛のターンに入ります。
なろうに側近のスピンオフ、ムーンライトに幻の閨の続編あり。
ティナ様
とても素敵なお話でした。
途中、とても辛く心苦しい場面があり、ティナの自己犠牲を厭わない姿に心をうたれました。
また、人の持つイメージを覆すこと、信頼を得ることはここまでも困難な事か。と歯がゆくなりました。
苦労しかない人生を歩んで来たティナ様には、幸せになってほしかったので、番外編はとても穏やかな気持ちで読むことが出来ました。
心が癒される
ティナの人生とキースの人生が重なった子供の頃の接点が、
10年の時を経て特にティナの人生の中心軸になっていることがより分かりました。
キース自身もただの敵国の姫と割り切れないことをもっと前に出しても良かったのでは・・・。
人生の道を間違えないうちに、二人が求めていた幸せをつかみとれてよかったと思いました。
コミカライズでは子どもが3人生まれたように見えましたが、
二人の子どもと先王の子どもを分け隔てなく育てていたことがわかり、ホッとすると同時にさすがティナとキースと思いました。
原作とコミカライズがしっかりリンクしていてよかったです。
本編ですれ違い、傷つき、不幸のどん底にいた2人が最終的に立派な王様&王妃様として子宝にも恵まれて幸せになっていく姿が見られて本当によかったなぁと。本編が辛かったぶん番外編のイチャラブには本当に癒されました!
匿名
チラッと
試し読みしたら、もう止まらなかった。
こんなに辛い事があるのか…!
夜中に声を殺して泣きながら読み、この後が幸にも不幸にもどちらにも転びそうで心配でならなかった。
ひとつの嘘が、こんなにも人生を狂わせるなんて。
叶うなら。
強く優しいキースと、慈悲深く強い一面もある儚く美しいティナ。そんな二人が治めるバルディンを訪れてみたい。
間違い無くオススメしたい作品リストに入れます。
淡い思い出と残酷な運命。
祖国でも嫁いだ先でも粗末に扱われ、それでも清らかな心を持ち続けたヒロイン。
どうして、これほど報われないのか。その境遇に何度も涙する。
別離までのヒーローは何と愚かなことだろう。
その後の展開にまた涙。
奇跡と表してしまいたくなるが、きっとこの表現は相応しくない。だってこの幸福は、ヒロイン自らの力で手に入れたものだから。
匿名
切なすぎる
もともと小説家になろうで読んでいて、何度も読み返していたところ、書籍化のため読めなくなってしまったので、大好きなお話なので購入しました
併せてコミカライズも購入
とにかくヒロインが健気で優しすぎる
とても辛いシーンもありますが、いろいろ乗り越えてハッピエンドになるのでホッとします
大好きな作品です
ウェブで公開されてる時から何度も読みました。戦争を経て結婚した二人ですが、冷たいキースと彼を一途に思うティナの物語です。コミカライズも合わせて読んでます。コミカライズを担当する紡木すあさんが挿絵も担当。至福の作品です。
本編は激動の物語でティナが自ら敵国へ赴く所は読んでいて辛かったです。
エピローグは打って変わってラブラブな二人で、ウェブ版ではなかった話しもあって大満足。
Posted by ブクログ
Web版で読んだ時も中盤から終盤の展開がしんどかったのだが、改めて書籍版で拝読してやはり絶望感に見舞われるという。
祖国でも碌な扱いを受けず、初恋相手の元に嫁げても、当の初恋相手に軽んじられ、それでも彼の役に立とうと異変を見つけて訴えても聞き届けられず……しまいには、自分の命ひとつで彼の国を救いはしたが、敵国の王に身も心も傷つけられてボロボロになってしまう。
主人公をここまで痛めつけんでもいいだろうにという鬱展開。
彼が彼女を初恋相手と認識した頃には既に一方的に処女を奪った後だったし、周囲も彼女を軽んじていたことを猛省した頃にはもう何もかも遅かった。
ここから、彼女がどう救われるのだという。
今こうして書いているだけで辛くなってきた。
本当に男性陣たちには猛省していただくとして、救いは彼女の侍女や孤児院の院長、子供たちなど理解者はいた点。
そして、ここまで落とされても、彼女の本質は変わらなかった点。
本当に聖女だよ……
勿論トラウマは残って、救出直後は初恋相手の彼すら拒絶する状態だったけれども(自業自得と言い切るには気の毒になるほど)
それでも乗り越えて、彼の溺愛が何とか彼女を繋ぎ止めて、無事に結ばれてめでたしめでたし。
……だけでは、とてもじゃないが、前述の鬱展開の雰囲気を払拭できない。
という訳で、後半はもう砂糖たっぷりの後日談。
一部騒動はあるけれども、とにかく幸せたっぷりの後日談。
それで読んでいるこちらもようやく彼女の本当の幸せを安心して受け止められた。
それだけの激甘展開を持ってこないと本編と相殺できないのだから、本編どれだけの怪物作だよという。
もうね、読む方はぜひ本編を無事に乗り越えて、後日談で胸いっぱいになって欲しいと思う。