あらすじ
独自の幻想世界をつくりあげた安房直子。その代表的な作品とエッセイを収録した本格選集。第1巻は初期の短編作品を中心に11編。
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Posted by ブクログ
タイトル通り、ちょっと物悲しい短編集。
後ろにいくつかエッセイも載っているのが嬉しい。
同人活動をされていたそうで、1970、1980年の事なのか~。。。
全然色褪せない、素敵な作品ばかりなので、もっと最近の方かと思っていた。
お亡くなりになっているのか。。50歳!!若い!!
牧村 慶子さんイラストの『北風の忘れたハンカチ』、この一冊が子供の事とても好きだった。
80歳でまだご存命との事。
安房さんが学生時代受けていた講義の先生はムーミンを翻訳した山室静氏!!
知らなかった~!!
高校時代、ムーミンシリーズにハマって読んでいたけれど。。
『きつねの窓』が教科書掲載で有名だけれど、本人曰く
国語の教育が文学の教育と言葉の教育からなるものだとしたら、文学の教育として取り上げられて欲しいとの事。
少し前に教科書掲載にあたっては文字数制限や表現の変更等、編集者と作家の間の葛藤がツイッターで話題にあったが、
いずれにせよ、教科書で読むことによって他作品を知るきっかけなったりするのだから
双方、うまい方向に行けばな。。と思ってしまう。
(『あのころはフリードリヒがいた』 教科書はベンチの話だけだったけれど、これは絶対完読した方がいいと思う!!幼少期や戦争のラストとか。。
教科書に無ければ、特に海外の作品を知る機会はないので。。)