あらすじ
ロシアW杯ベルギー戦での衝撃的な敗北から4年、日本史上初めて、4大会連続W杯出場を目指す著者が激動のサッカー人生を振り返る、集大成!
日本サッカー史上初めて4大会連続ワールドカップ出場を目指す、長友佑都。2010年南アフリカ、2014年ブラジル、2018年ロシア、そして2022年カタールと12年間にわたり、日本代表のレギュラーとして戦い続けてきた著者だからこそ語れる、予選・本戦を含めた苦闘の歴史と舞台裏。さらに、35歳でトップレベルを維持し続けている秘訣、批判を肥やしにしてエネルギーに変える、著者ならではのメンタルコントロール術など、激動のサッカー人生を振り返る、集大成の一冊!
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Posted by ブクログ
サッカーが好きな人にとっては、かなりオススメ出来る本です。
カタールワールドカップ予選でたくさんの批判を受けていて苦しんでいた長友選手の心境や、ブラジルワールドカップ後に味わった虚無感から立ち直ることができた理由などが書かれています。
移籍についての裏話であったり、現場から見る目線とテレビから見る目線での違いや厄介な選手の特徴なども知れたので、面白く読めました。
サッカーに興味ない人にとっては読むことが辛いと思います。
Posted by ブクログ
メンタルを鍛えるのには、強くなって鈍感になればいいわけではない
柔らかくしなやかに。
徹底的な自己対話による思考の修正。
ネガティヴな内面に目を向け、howを考えて
少しずつポジティブな声かけを積み重ね、ポジティブに思考を持っていくこと。
これが必要だとわかった。
批判は挑戦してる限りおこる。
これを賛否両論から、成長の鍵をどう拾うか?
言葉を疑わないこと。まずは試してみる努力。
Posted by ブクログ
自分の人生のいくべき場所に、壮大なヒーロー像を描いていく。そこに向かって、やるべきことをやっていく。成功も失敗も、ヒーローになるまでのストーリーの中の出来事にすぎない。失敗のないヒーローには誰も心を揺さぶられない。
Posted by ブクログ
本書を読む前までは、長友選手といえば、「まっすぐで暑くてポジティブでがむしゃらな熱血感」みたいな印象を抱いていた。
大まかには合っていたのだが、事はそう単純ではなかった。
プロのサッカー選手、また日の丸を背負って戦うという常人には想像もできないような重圧がかかる状況下で、良い時も悪い時もあった過去の様々な経験から、気づきやメンタルコントロールの技術、マインドセット、哲学を会得していたことを知った。
「メンタルモンスター」と聞くと、「メンタルが異常に強い人」 「神経が図太い人」 「頭のネジが2、3本ぶっ飛んでいる人」みたいや人間像を思い浮かべる人が多いと思うが、どうやらそれは間違っているようだ。
彼らだって多かれ少なかれ、怖さや、不安、プレッシャーを感じる状況はある。
鍵となるのは、そのネガティブな感情をポジティブに変換する技術だと知った。
気合や根性ではなく、物事の見方や自分の脳を勘違いさせる技術を持っていると、しなやかで柔らかいメンタリティを維持することができる。
しなやかで柔らかいメンタルは、自分のパフォーマンスを最大化してくれる。
本書には、メンタルモンスターになるための技術が記されている。根性論をベースにした自己啓発本ではない。
余談ではあるが、以前、同じくプロサッカー選手の内田選手の書籍を読んだ際に、彼もメンタルを一定に保つための技術を独自に編み出していたことを思い出した。
なかでも印象に残っているのは、日本人選手と外国人選手の「メンタル」に対する認識の違いだ。
「メンタル」は体のどの部分にあるか? と言う質問をすると、日本人選手は、だいたいが心臓のあたりを指差すが、外国人選手は決まって頭。つまりメンタル=脳と捉えているとのことだった。
メンタル=脳である。
つまり、人体の数ある器官のうちのひとつであり、ちょっとした技術やメタ認知によって、自分の意思で操作することが可能だという認識を持つことが、メンタルモンスターになるための第一歩なのかもしれない。
その他にも、「自分との対話」、「シントストーリーの両軸で物事を考える」、「氣の取り合い」、「whyからhowへ」など、役立ちそうなメソッドを知ることができ、参考になった。
Posted by ブクログ
私も努力すればメンタルモンスターになれると思った。
①whyではなくhow
人はミスをすると”なぜ”ミスをしたのかに捉われがちだ。
前進するためには次は”どうやって”ミスをなくすのかが大事。
②夢をもつこと
自分の将来をハッキリとイメージすることで、ゴールに到達するまでの過程を逆算できる。今できる最善のことをする。
③全てのことに感謝する
どんな状況でも感謝は自分に返ってくる。
今の環境にいられることに感謝する。後々財産になる。
私がこの本を読んで最も感銘を受けた言葉は、「才能は作れる」だ。
サッカー選手として体格的に恵まれていない長友選手は上記のことを特に意識したことで世界トップレベルの選手になることが出来たのだと思う。
本の締めくくりに配偶者である平愛梨さんを真のメンタルモンスターと評していることに、長友選手の感謝の気持ちが伝わった。
Posted by ブクログ
長友選手の視点が詰まった本。
サッカーが好きじゃなくても、考え方が学べるのでおすすめできます。
特に、心に残ったのは…
・成功は約束されていないけど、成長は約束されている
・点の取れるFWは、ゴールにつながる動きをする。点の取れないFWは、ボールにつながる動きをする。
サッカーだけではなく、社会でも同じ考えが通じるように思います。
Posted by ブクログ
スポーツ選手のメンタルは並じゃ務まりません。
2022ワールドカップの予選の長友選手と森保監督への批判を乗り越えたメンタルの強さが、ドイツ、スペインを破る結果に繋がったのだろう。
Posted by ブクログ
海外は、うまい選手より戦える選手をチョイスする。それはサッカーをプレイするのではなく、戦うものと言う文化が浸透しているからだ
成功は約束されていないけど、成長は約束されている
仲間の幸せは、自分の喜びや達成感に勝る大最大の僕の幸せなのだ
批判やミスの中に、成長のチャンスがある。それは僕の信念だ
感謝の心は、相手に必ず通じる。そうすれば、必ず同じような幸福を返してもらえる
Posted by ブクログ
理想のメンタル状態について少し理解できた気がする。著者自身理想の自分であるためのメンタル作りをしていたが、柔軟にしなやかに弱さ欠点も受け入れていくことが大切だとわかった。
Posted by ブクログ
長友佑都選手の書いた本。
これまで自分が経験したワールドカップ(南アフリカ、ブラジル、ロシア、カタール)の出来事を振り返り語っている。
サッカー選手の中でやはりワールドカップは1番の大きな大会だと言うことはわかっているが、実際に出場するプロの選手も同じ思いだと改めてわかった。
気になった言葉
批判を受けたりミスした後前に進むために、重要な事はまずHOW(どうやって)を見つけること。
日本に11ぶりに帰ってきて、なんだか暗いと思った。
Posted by ブクログ
長友選手も傷つくことや落ち込むこともあるんだと知ることができつつ、やはりこの方はメンタルモンスターだと改めて思い知らされる1冊です。
批判やプレッシャーをうまくエネルギーに変える力は長年サッカー日本代表としてやってこれた秘訣のひとつなのだろうと感じました。
Posted by ブクログ
サッカーをよく知らないので、読みながらイメージ出来ない部分も多々。
でもサッカーを通じて、逆境を力に変えていく術を身につけた長友さんの心の中を覗けた。
この人素敵な人なんだろうなぁ
自分が光となり、周りを照らす
そして周りの光に自分も導かれている
どんな状況であっても、感謝は自分に返ってくる
悔しさや反骨人を負のエネルギーではなく正のエネルギーに変え、監督が自身に対して持っている評価を純粋に受け入れ、何が足りないのか、求めるものを得られる努力ができたわけだ。
メンタルは肉体を支配している
Posted by ブクログ
この本には、長友選手が長く日の丸を背負って戦い続けられた理由が書いてあります。
① 「成功」は約束されていないけど、「成長」は約束されている。
② 自分は「光」になりたい、そうすればいつも自分を支えてくれる家族、チーム、スタッフ、友人にもスポットライトが当たる。それで喜んでくれる姿を見るのが、最高の幸せ。
③ 誰だって、批判をされながら、いつもポジティブでいることはできない。そんな時は脳に「これは成長のためにひつようなこと、ありがたい」と勘違いさせる。
④ 批判はガソリン、他の人の意見をシャットアウトしていては、自分が正しい道を進めているか、その判断が難しい。
⑤ 試合に出られなくても、毎日グラウンドに行き、いつもと同じように準備をする。
⑥ 試合に出させてもらえなくても、それは監督が悪いわけではない。人のせいにしない。
Posted by ブクログ
長友らしさ全開の本
なんとなく、本人はタイトルを「光」にしたかったのではないかと感じるが、編集者側で「メンタルモンスター」というワードを使いたかったと感じている。
内容については深くは触れないが、長友の選手生活を時系列でストーリー仕立てで追っていくわけではなく、メンタルモンスターになっていく過程での考え方の変化などを、実際のリーグ戦や日本代表での実例を交えて、妻の平愛梨さんとのエピソードを少し混ぜつつ進んでいく。
なので話が前後するので人によっては読みづらいと感じるかもしれない。
最初からモンスターだった訳ではなく、色々な人の話を素直に受け止めて自分に取り入れて、愚直にやってみるという彼の素直な性格によるところが大きいが、それによってメンタルモンスターとなるまでに成長していった、という成長物語である。