【感想・ネタバレ】回想のブライズヘッド 上のレビュー

あらすじ

第2次大戦中,物語の語り手ライダーはブライズヘッドという広大な邸宅の敷地に駐屯する.「ここは前に来たことがある」.この侯爵邸の次男でライダーの大学時代の友セバスチアンをめぐる,華麗で,しかし精神的苦悩に満ちた青春の回想のドラマが始まる.20世紀イギリスの作家ウォー(1903-66)の代表作.(全2冊)

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Posted by ブクログ

オックスフォードの学生の自伝を記した小説である。ドイツの大学町の回想、仙台の回想、本郷の回想という中での一群の小説として考えればいいと思う。

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2015年06月13日

Posted by ブクログ

イギリス文学の典型的な作品だと思う。
全体的に暗いし、宗教的要素の強い作品だが、強く惹かれた。

描写と人間心理の葛藤が好き☆

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2009年10月04日

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英軍将校チャールズが第二次大戦下で偶然訪れたブライズヘッド邸。彼のオックスフォード大時代のセバスチャンとの回想を描く。パブリックスクール出の上流階級の人々、カトリックやプロテスタントの宗教的背景、英国的な雰囲気など、日本人の私には馴染みがなく、英国文学の回りくどいシニカルな言い回しがあまり楽しめなかった。

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2025年04月02日

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ネタバレ

テディベアを抱えている貴族のセバスチアン。
アントニーはなぜ彼に惹かれたのか。

信仰とはなにか。
セバスチアンはなぜ苦しんでいたのか。

イギリスの話で回想なのでライダーのいい時期のブライズヘッドという感がある。

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2023年12月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

チャールズがセバスチャンの屋敷(ブライズヘッド邸)を訪れ、一緒にヴェネチアに行くあたりから面白くなる。

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2022年04月13日

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級友セバスチャンの苦悩。作者の育った家庭がこのようだったのだろうか。労働者階級の感情や欲望が「より忠実なありさま」と違い、何よりも礼節を重んじられ、感受性の強い若者は息苦しく感じる。また違うが私も家の中では「だるまさんが転んだ」をしてるような緊張を強いられていたので共感はする。セバスチャンは酒に逃げるようになるが、友人や世の中からは「全く問題はないし、自分は全然気にしてない」と偽装しなければ自分が保てない。そんなことでストレス溜めてるなら、わろてしまえ。(まだ前巻しか読んでません)

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2019年02月03日

Posted by ブクログ

ブライズヘッドという広大な邸宅、そこに住む人々――。華麗にして、精神的苦悩に満ちた回想録。

甘美だけれど、不毛な話だったなぁ。
けれど、不毛だけれど、甘美な話だったとも言える。

詳しい感想は下巻にて。

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2011年07月31日

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