【感想・ネタバレ】家康の軍師(1) 青龍の巻のレビュー

あらすじ

天文11年12月の三河岡崎城。弱小大名の松平家に誕生した家康は、人質として各地で幼少期を過ごす。信長や太原雪斎など、生涯に影響を及ぼす人との出会いに恵まれ、家康は成長してゆく。これまでの家康像を覆す、岩室流「泣き虫家康」、開幕。

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Posted by ブクログ

「家康の軍師(青龍の巻)」この第一巻は家康が生まれ桶狭間の戦いまでの小説。今川の人質にいた時の今川義元の軍師太原宗孚雪斎(たいげんそうふせつさい)の元信(家康)への教訓。「其方は死ぬまで忍辱の鎧を脱いではならぬ。どんな時でも我慢をすれば天下の方から近づいてくる」「急ぐな、急ぐとつまずいて転ぶ。転ぶと乱世では立ち上がれなくなる」「臆病は悪いことではない。その代わり知恵を得るため人の話をよく聞くことだ。そして少しばかり勇気を持て、蛮勇はいかんぞ」「彼を知り己を知れば、百戦して危うからず」「人を見誤るな」
戦国の軍師とは己の立場を知り冷静に敵の動きに敏感に戦略戦術を組む、全ては「人」なのだという。現代も同じことが言えるが、さらに生成AIなどを利用したあらゆる可能性を弾き出した上での選択は「人」ということになるのか。

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2025年04月26日

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