【感想・ネタバレ】古本食堂のレビュー

あらすじ

かけがえのない人生と愛しい物語が出会う! 神保町の小さな古書店が舞台の絶品グルメ×優しい人間ドラマ。 大ベストセラー『三千円の使いかた』『ランチ酒』の著者による熱望の長篇小説。 美希喜は、国文科の学生。本が好きだという想いだけは強いものの、進路に悩んでいた。そんな時、神保町で小さな古書店を営んでいた大叔父の滋郎さんが、独身のまま急逝した。大叔父の妹・珊瑚さんが上京して、そのお店を継ぐことに。滋郎さんの元に通っていた美希喜は、いつのまにか珊瑚さんのお手伝いをするようになり……。カレーや中華やお鮨など、神保町の美味しい食と心温まる人情と本の魅力が一杯つまった幸せな物語。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

読んでいる途中まで、題名から古本屋さんで食堂をやる話だと思ったら…
最後の方でゆくゆくはそうなるかもって案が出ていたし、調べたら続編も出ているようなので読んでみたいと思います。
登場人物の色々な関係性がどうなって行くのか楽しみ。

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2025年09月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

古本食堂といっても古本屋さんが食堂なのではない。古本屋さんの店主の珊瑚さんや珊瑚さんの姪孫の美希喜ちゃんがたまたま手土産やお土産で買ってきたものをお客さんにわけてあげたり、一緒に食べたりする。その時に本にまつわる色々な話をして和んだり、新たな発見があったり、そんな話。

珊瑚さんは元々は帯広で両親の介護をして、看取ったあとは1人暮らしをしていたけれど、珊瑚さんのお兄さん(滋郎さん)が亡くなり、お兄さんが残した神保町の古本屋さんとそのビルを引き継ぐことになり東京に出てくる。姪孫の美希喜ちゃんは国文科の大学院生で珊瑚さんを色々助けてくれたり、自分もそこで癒されたりしている。美希喜ちゃん目当てっぽい青年たちもキャラがたっていて面白く、滋郎さんと親しくしていたおじ様達も面白くて良い人ばかりで読んでいてストレスがなかった。

珊瑚さんと帯広に残してきた東山さんとの恋愛というかそんな感じのやりとりも大げさではなくて、そんなこともあるかもなぁと楽しく読み進める。滋郎さんに恋人がいたのではないかという軽い謎解き部分もあり、長年独身なら色々な可能性があるよなと推測しながら読む。6話構成になっているのでとても読みやすく、神保町の色々なお店が出てきて、読んでいるとすぐに神保町に行きたくなってうずうずすること間違いなし。最近では都内に出る時は博物館や美術館、気になるレストラン目当てで行って、用が終わったらデパートなどでぶらぶら買い物して帰るってことが多いけれど、散策って楽しみを忘れていた!早速神保町散策に行きたい。神保町は子供が生まれてから行っていないから、本当に久しぶりになるなぁ。この本は行きたい、食べたい、読みたい欲が刺激される本だった。

それから、「森崎書店の日々」という映画を思い出した。あの古本店主の叔父様も内藤剛志さんで素敵だったな。あの主人公の女の子は甘ったれで人任せな感じであまり好きではなくて、持っているけどリピートしていないのだけど、神保町のあの雰囲気を思い出したくなり、また観てみよう(苦手な部分は早送りして・・・)と思った。

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2025年06月09日

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