あらすじ
追放されて醜い神の溺愛花嫁に!?
物が発する言葉にならない声。小夜は、その声を聞くことができる〈蝶の耳〉という繊細な能力を持っているが、そんなちっぽけな力など、異能を用いて神々を喜ばせ、神々を繋ぎとめる巫の役目を代々果たしてきた石戸家にあっては、何の意味もない。母が亡くなり義母がやってきてからは、小夜は使用人のような扱いを受け、虐げられるようになる。やがて義姉の企みによって石戸家を追放された小夜は、異界に棲む猩々に売り飛ばされてしまう。
猩々の屋敷で裁定を受けていた小夜は、そこで火の神・鬼灯が作った勾玉の声を聞いたことが縁となり、鬼灯の屋敷の掃除を任されることに。
それにしても、小夜には不思議に思うことがあった。醜く恐ろしい神と呼ばれ、呪われた存在として忌み嫌われ、過去六人の花嫁に逃げられたという鬼灯は、「普通の人間であれば、この醜さに目を背けるのに、お前はそうしなかった」と小夜に感謝の言葉を告げる。しかし小夜の目には、鬼灯が強く美しい男神にしか見えないのだ――。
呪われた屋敷に入るための条件として契約花嫁になった掃除人・小夜と、あくまでも花嫁として小夜を扱いたい火の神・鬼灯の、大正溺愛ファンタジー!
感情タグBEST3
私は好き
コミカライズから来ました。
本当の母が亡くなり虐げられてきた人間のヒロインが、神様へ嫁ぐことになったお話。
ちょっと「わたしの幸せな結婚」に設定が似てる部分がありますが、古事記や日本書紀や日本の神話が好きな事もあり、楽しく読ませてもらいました。
まだまだ序章な感じなので、これからにも期待を込めて☆5です。
ハマりました!
コミックスの鬼灯サマが、
めっちゃタイプで、サクッと読み終えたあと、
こちらに来ましたら、
まあ、まんまとハマりました!
すでに、2巻までを、3往復しましたが、
本当に、私ドストライクな作品です。
作家サマ、この世に生み出してくださり、
本当にありがとうございます!
続きが楽しみでなりませぬ、
マンガからです
マンガの試し読みの鬼灯様があまりにも美男子で試し読みをしたのですが、内容が早く知りたくなり小説を手にしました。小夜の痛ましい生い立ちと清らかな心、鬼灯様の強くて優しい所がとても良かったです。やっと想いが通じ合ったので続編が楽しみです❤️
良いお話でした
小夜と鬼灯の静かな感じの暮らしぶりというか、関係性がなんか良いなあと思いながら読みました。小夜の実家での扱いは本当に酷過ぎて、、でも、家族みなさん巫なのよね?気づかないものかな?とか、思ったりもしたけれど。鬼灯との穏やかな暮らしが続けば良いなあと思いました。
絶対読んで欲しい
コミックを読んでいて、先が早く読みたくてラノベに。
日本の神話をヒントに?物語を書かれていると思うのですが、話が進んでいくにつれ二人の関係が奥ゆかしくもあり、もどかしくもあり(時代背景的には当然かも)
そのまま、ほのぼのと話しが進むかと思えば一波乱あり。
そして泣けるし、ほっこりします。
更に、あれが伏線だったのかと!
辛い境遇のなかで出会った2人が徐々に関係を深めて夫婦らしくなっていく姿に幸せのおすそ分けをしてもらった気分です。まだ謎が残ったままなので次巻での展開に期待です。
不器用な二人に幸せを
コミックから来ました。二人とも優しくて、思いやりがあって、でも不器用でなかなかじっれったい気持ちがうずうずするお話でした。でも、結果オーライです。神様と人間が夫婦になるなんて考えたことがなかったシチュエーションも楽しめました。
個人的な好みを言わせていただくと、蝶の耳から聞こえる物たちの言葉がもっと聞きたかったなと思います。
Posted by ブクログ
最近、現代の恋愛シリーズを読んでいたので
久々のあやかし、虐げられた娘シリーズ!
最近、その手の話は漫画のようにさらさらと
読んでしまうのですが今回は何だか噛み締める
様に文章に重みがあった感じがします。
このまま、続巻へ〜。
Posted by ブクログ
コミカライズを読み、絵が美しく面白かったので、続きが気になり、こちらの原作を。軽めの読み物で久しぶりの読書にぴったり。
異能を用いて神に仕える家系に生まれたが、大した能力を持たなかった為に、実父・継母・義姉に使用人として虐げられていた主人公は、あらぬ罪をかけられ異界に売り飛ばされる。
そこで出会った周囲の者に醜く映る呪いをかけられた火の神に掃除人兼花嫁として拾われるお話。
主人公の設定は一見、大ヒット中の明治大正異能ファンタジーに似ているものの、全体の毛色は違う内容。虐げられて育った環境ゆえ自己肯定感が低いが、性格は暗くなく卑屈な感じではないのが読みやすく、話のリズムも良くサクサク読める。
火の神は美丈夫(呪いで主人公以外には二目と見れないほどの醜男にうつる)でありながら、度々オタオタしているのが人間くさく、神様っぽさがあまりないが、そこが可愛らしくもある。
なんやかんや事件がおこるが(この辺りの事件も異能ファンタジーとややかぶるが)、小気味よく乗り越え解決。
火の神が呪いをかけられる一件にはほんのりとしか触れられてなかったので、続編で出てくるのかな?
恋愛ノベルだがキュンとくる前にさくっと進んでしまったので火の神の呪いと共に続編に期待。
匿名
完結ではない?
小夜が自己評価低めだけど、わりと最初から両思いなところは安心できるかも。呪い受けてるとはいえ、鬼灯が微妙に隙があるのが面白い。催眠術抜けた時の義母の状態どうだったんだろう?桜は改心するのか?
続巻ありきでバラ撒いてるようなので、全部回収できるまで続いてほしくてレビュー書いた。
どう考えても続巻がある
ぐだぐだ続くと飽きてしまうので完結している話を購入するようにしています。こちらも完結していると思って購入しましたがヒーローの隠されているらしき片目やヒロイン義妹の件などまだまだ続きがある状態で終わっています。
ヒーローの火の神の設定がギリシア神話のへパイトスの性格を取り入れていたり(醜くみえてしまうというところも)さらっと両想いになってしまうところも良かったです。
ただ古い神のはずのヒーローが人間ごとき義母の催眠にがっつりかかってしまったり、カミサマが人間にすごく近いという点がここからどう展開していくのか期待より不安が大きいかも。ヒロインが実はすごい能力の持主なんですよ、実は!というところも広げた話をどうまとめていくのかな、と。
うまく完結したとしたら続きを購入するかも、、という感じでした。
この異世界の設定は好みど真ん中です。巫女や猩々、神様、付喪神。。文句ないです。ただ、ヒロインが最初は自分へ評価が低くくてか弱いイメージだったのに、途中から自己主張強めに変わってきて、成長というよりキャラ変した印象で、ついていけませんでした。ヒーローも神様なのに、口調がそこらの軽い男と同じ。。惜しい。でもこの世界観は好きなので多分続巻買います
Posted by ブクログ
結局、鬼灯さまが呪いを受ける羽目になった件の真相はどうだったのだろう。
力の強過ぎた鬼灯さまを追い出すための理由付けだったみたいだけど、本人は冤罪だと言っていたし。
そこはちょっと気になった。
家族に疎まれていた小夜と、呪いを受けて嫁を取れずにいた鬼灯さまの契約結婚から幸せな日々を掴むまでの物語。
お互い周囲から歓迎されていなかった点では似たもの同士。
そんな自分を受け止めてくれる相方は、お互い唯一無二の存在だっただろう。
運命の相手と言っていい。
しかも相性もよかった。
呪いを緩和するという意味でも。
小夜の義母と義姉が終盤しでかしてことは本当に憤慨ものだったが、これまで関わってきた方々との縁で打ち勝てた展開は熱かった。
あの場面でのヒーローは小夜で、鬼灯さまはヒロインのポジションだったような。
術にかかっていたから、やむなし。
その後はこれまで以上に睦まじい二人が見られて感無量。
色々な意味で無敵夫婦の誕生である。
(お互い力も強いから間違いなく無敵)