あらすじ
追放されて醜い神の溺愛花嫁に!?
物が発する言葉にならない声。小夜は、その声を聞くことができる〈蝶の耳〉という繊細な能力を持っているが、そんなちっぽけな力など、異能を用いて神々を喜ばせ、神々を繋ぎとめる巫の役目を代々果たしてきた石戸家にあっては、何の意味もない。母が亡くなり義母がやってきてからは、小夜は使用人のような扱いを受け、虐げられるようになる。やがて義姉の企みによって石戸家を追放された小夜は、異界に棲む猩々に売り飛ばされてしまう。
猩々の屋敷で裁定を受けていた小夜は、そこで火の神・鬼灯が作った勾玉の声を聞いたことが縁となり、鬼灯の屋敷の掃除を任されることに。
それにしても、小夜には不思議に思うことがあった。醜く恐ろしい神と呼ばれ、呪われた存在として忌み嫌われ、過去六人の花嫁に逃げられたという鬼灯は、「普通の人間であれば、この醜さに目を背けるのに、お前はそうしなかった」と小夜に感謝の言葉を告げる。しかし小夜の目には、鬼灯が強く美しい男神にしか見えないのだ――。
呪われた屋敷に入るための条件として契約花嫁になった掃除人・小夜と、あくまでも花嫁として小夜を扱いたい火の神・鬼灯の、大正溺愛ファンタジー!
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絶対読んで欲しい
コミックを読んでいて、先が早く読みたくてラノベに。
日本の神話をヒントに?物語を書かれていると思うのですが、話が進んでいくにつれ二人の関係が奥ゆかしくもあり、もどかしくもあり(時代背景的には当然かも)
そのまま、ほのぼのと話しが進むかと思えば一波乱あり。
そして泣けるし、ほっこりします。
更に、あれが伏線だったのかと!
匿名
完結ではない?
小夜が自己評価低めだけど、わりと最初から両思いなところは安心できるかも。呪い受けてるとはいえ、鬼灯が微妙に隙があるのが面白い。催眠術抜けた時の義母の状態どうだったんだろう?桜は改心するのか?
続巻ありきでバラ撒いてるようなので、全部回収できるまで続いてほしくてレビュー書いた。
どう考えても続巻がある
ぐだぐだ続くと飽きてしまうので完結している話を購入するようにしています。こちらも完結していると思って購入しましたがヒーローの隠されているらしき片目やヒロイン義妹の件などまだまだ続きがある状態で終わっています。
ヒーローの火の神の設定がギリシア神話のへパイトスの性格を取り入れていたり(醜くみえてしまうというところも)さらっと両想いになってしまうところも良かったです。
ただ古い神のはずのヒーローが人間ごとき義母の催眠にがっつりかかってしまったり、カミサマが人間にすごく近いという点がここからどう展開していくのか期待より不安が大きいかも。ヒロインが実はすごい能力の持主なんですよ、実は!というところも広げた話をどうまとめていくのかな、と。
うまく完結したとしたら続きを購入するかも、、という感じでした。
この異世界の設定は好みど真ん中です。巫女や猩々、神様、付喪神。。文句ないです。ただ、ヒロインが最初は自分へ評価が低くくてか弱いイメージだったのに、途中から自己主張強めに変わってきて、成長というよりキャラ変した印象で、ついていけませんでした。ヒーローも神様なのに、口調がそこらの軽い男と同じ。。惜しい。でもこの世界観は好きなので多分続巻買います
Posted by ブクログ
結局、鬼灯さまが呪いを受ける羽目になった件の真相はどうだったのだろう。
力の強過ぎた鬼灯さまを追い出すための理由付けだったみたいだけど、本人は冤罪だと言っていたし。
そこはちょっと気になった。
家族に疎まれていた小夜と、呪いを受けて嫁を取れずにいた鬼灯さまの契約結婚から幸せな日々を掴むまでの物語。
お互い周囲から歓迎されていなかった点では似たもの同士。
そんな自分を受け止めてくれる相方は、お互い唯一無二の存在だっただろう。
運命の相手と言っていい。
しかも相性もよかった。
呪いを緩和するという意味でも。
小夜の義母と義姉が終盤しでかしてことは本当に憤慨ものだったが、これまで関わってきた方々との縁で打ち勝てた展開は熱かった。
あの場面でのヒーローは小夜で、鬼灯さまはヒロインのポジションだったような。
術にかかっていたから、やむなし。
その後はこれまで以上に睦まじい二人が見られて感無量。
色々な意味で無敵夫婦の誕生である。
(お互い力も強いから間違いなく無敵)