【感想・ネタバレ】成功は一日で捨て去れ(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」新たな信念のもと、フリース、スキニージーンズ、ヒートテック、ブラトップなど数々のヒット商品を生み出し、グローバルな挑戦を続けるユニクロ。しかしその背後には大企業病の阻止、後継者の育成、海外展開、社内構造改革等への弛まぬ努力の連続があった。世界一を目指す組織はいかにして作られたのか――経営トップが明かす変革の記録。

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Posted by ブクログ

新年の抱負が述べられるなどより、今のユニクロを経営している生の中身にフォーカスしているように感じた。一勝九敗より読みやすかった印象。安定思考は愚の骨頂。

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2024年12月08日

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良書 SPAの雄として日本の流通界をリードしてきた著者が放つ強烈なメッセージが本書です。前書「一勝九敗」後、会長から社長に復帰した氏の苦闘、GUの980円ジーンズ、ヒートテックなどの検討が描かれています。

ちなみに、SPAとは、Speciality Store Retailer of Private Label Apparel の頭文字をとったもので、GAPの会長の言葉から派生しています。柳井氏は、アパレルSPAといっています。

文庫版のあとがきにあった言葉、ぼくがこの本で伝えたかったのは、「現状維持は愚の骨頂」である、安定志向こそが会社を滅ぼす。まさに、「成功は一日で捨て去れ」です。

結論は、経営は常に、「砂上の楼閣」と同じである。油断して自己点検、自己変革しなくなったら、その時点で終わるです。

気になったことばは次です。

・7&IHDとミレニアムリテイリング(西武・そごう)の統合の記事、日本で初めての、GMSと百貨店との統合、さらにコンビニとの統合は日本の流通業界にも、業態を超えた本格的な再編が来たと感じています。
・世界一のユニクロとファーストリテイリングを実現する上での基盤は、現場、現物、現実。
・再ベンチャー化、グローバル化、グループ化をめざすための施策。それは、持株会社化と、執行役員制。
・急成長している会社は悪者扱いをされ、何か裏でごまかしをしているのではないかとの目でみられる。急成長がとまったときは、思い知ったか、ざまを見ろと言われているような気さえした。
・海外展開するためには、第1段階 個店ベースの黒字化、第2段階 自力で徐々に店舗数を増やす、第3段階、大量出店のノウハウを掴んで一気に資金投入して成長
・日本の普通の会社では、職位が上がれば上がるほど仕事をしなくなる。
・(製造業者との取引で)最初に取引を始めたころには、お互いにパートナーであるという人間関係がしっかりできていたはずなのに、何年か経つうちにそれが薄れていった。取引量が増えていってわが社の影響力が強まったことに気がつかず、会社全体が傲慢になっていったということかもしれない。
・世界で1位になるためには、日本で断トツの1位にならなければいけないということ。それには、世界に評価される商品をもっと磨かないといけない。
・繊維業界は非常に保守的で、業界の常識にとらわれて産業構造そのものを変革しようともせず、どの会社も年功序列で、まったく実力主義とは程遠い。そのなかで急成長してきた我が社は、完全実力主義で、欧米企業のように感じて中途入社してきてくれた人は多い。
・「ぜんぜん売れない」という経験をしないと、商品は陳列しておけば勝手に売れていくものと錯覚する。
・(ロッテと組んで韓国に進出したことについて)韓国にはまだまだ反日感情が残っているので、我々が単独で出て行っても急速に店舗展開は難しい。どこか韓国の有力資本と組んでやるべきだと考えた。
・シンガポール市場は小さいとはいえ、華僑がつくった事実上一党独裁の国家だが、中国系、マレーシア系、インド系、白人系と国民の人種は多様な多民族国家である。鄧小平が国家運営の方法をぜひ全部教えてくださいと教えを乞うた。結果、中国の開放政策は新嘉坡を模範にしていて、現在でも中国で政治の中枢部に座る人は、模範であるシンガポールに研修に来るという。

・第5章に、柳井氏が尊敬してやまない人が2人紹介されています。

  松下幸之助  主観的な目で独自の理論を作り出し経営を実践した。
  ドラッカー  客観的な目で企業や組織を見続け、そこから経営は何かを発見した。

・ドラッカーの現代の経営の有名な言葉がつづられています。「企業の目的として有効な定義は1つしかない。すなわち、顧客の創造である」

・また、付加価値をつけるというのは、具体的にどういうことかというと、今までになかったものを作るということである。


目次は、以下の通りです。

はじめに

第1章 安定志向という病
第2章 「第二創業」の悪戦苦闘
第3章 「成功」は捨て去れ
第4章 世界を相手に戦うために
第5章 次世代の経営者へ

おわりに
文庫版あとがき
巻末資料

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2022年09月12日

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「働くとは何か?」を再考させられる。
至極当たり前のことだが、ユニクロは本当に良い服をお客様に届けること以外の仕事に必要性はない。

本質を見誤るな。

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2020年04月21日

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何回か読み返したい本。日本人が本当にグローバル企業を作れるか?という挑戦の途中経過を垣間見できます。

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2018年07月08日

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柳井さんの「全員経営」「アンチ現状維持」の意思が強く感じられます。ファーストリテイリングの経営に関してこれほど飛躍的な成長を遂げているにも関わらず、無数の課題が述べられています。むしろ、常に課題形成と解消を徹底し続けたからこそ飛躍的な成長が持続しているとも言えます。
唯一、解決の目処が立っていない後継者問題にも近々答えを出してくれることを期待します。

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2021年03月16日

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ファーストリテイリングが非常に高い目標を達成するため、柳井さんは社員に対して求めるレベルが高いのが分かる。現状に満足せず、向上心を持って仕事してほしいという思いを告げていると思うし、柳井さん自身もそう自分に言い聞かし経営していると思う。まさに、成功は一日で捨て去れ、と。
自分の仕事や人生が上手くいっているときに、本書を読むと、自分や組織の成長の足を止めていることを認識し、危機感を持ち、変革と挑戦の大切さを改めて教えてくれるはずだ。

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2021年01月23日

Posted by ブクログ

自叙伝であるので自画自賛が含まれていなくもない。

しかし氏の理念とビジョンは明確である。今の日本の経営者で、これだけ明確なビジョンをもっている人はどれほどいるだろうかと思う。

一方で、氏のビジョンを実践するには、動く側にも相当の意識と働きが求められる。ユニクロにまつわるさまざまな評はこういうところからもきているのだろう。もっとも、これくらいやらなければグローバル競争を勝ち抜くことなど到底できないだろうが。

本書を読んでどう感じるかは人それぞれだろうが、少なくとも自分はまだまだやらねばダメだなと感じた。

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2020年11月08日

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「自分が置かれている状況を客観的に見てどうか冷静に判断し、次にどんな手を打つべきかを考えて実行しなさい、悩むのではなく考えて実行するべきだ」
プロトタイピングもこのコンテクストだな。

柳井さんが語るSpaの強みは、デザインシンキングと相性がとても良さそうだな。

2010年段階だダイバーシティと言っていて素晴らしいな。今や、どの企業がBLMに関するステートメントを出したかファクトチェックされる時代。単純に見栄えの問題ではなく、経営上利点があることを柳井さんはしっかり認識してる。

「売れないなぁ…」ではなく、どうしたら売れるのかを考える。常にソリューション思考、エグゼキューション思考であるべし。

商売人が流行を作り出す事はない、重要なのはお客様の心理状態に合わせて商品を作る、と言っている。プロダクトアウトも実は潜在意識の実現に他ならない、ということだろうか。

お客様に驚きを与えることが重要、と言っている。

世界中から、新しい出店候補地の情報はどうやって集めているのだろうか。

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2020年07月12日

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ネタバレ

本作は前著の「一勝九敗」よりも
ファーストリテーリングに関する記載が多く、
柳井さん自身の経営哲学のような
他業種でも参考になるポイントは少なかった
ように思います。
※あくまで前著と比較した場合です。

しかし、ユニクロの代名詞である「SPA」に関しては、
惜し気もなく記載されており
自身の業務に大変参考になりました。

「Change or die」変革のないことを一番の
悪とする柳井さんの考え方を再認識して
自身の曲がった背筋がまた伸びたように思います。

大きい会社の人ほど読んで読んで欲しい

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2014年01月22日

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ファーストリテイリングの戦略が垣間見られて面白いと思った。お客様のために本当に良い服をつくる、という「価値の創造」のために製造小売業としてどんな目的・目標で活動してきたか、がわかる。FR WAYなどはとても良いことを言っているし、現場を大切にしているという記述もあるけれど、実行には相当なタフさが要求されることは間違いない。

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2012年12月24日

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成功はそう呼ばれた瞬間から陳腐化していくものである。タイトルである「成功は一日で捨て去れ」の所以である。
現状維持は愚の骨頂、安定志向こそが会社を滅ぼす。と言い、自分の失敗も未熟さも客観的に判断し、自己革新へと繋げてゆく。経営者の本としてこれほどまで感情的で、具体的で、メッセージ性の強い作品もあまりない。
特に年始の挨拶として社員へ送るメッセージには柳井社長の強い思い、リーダーシップと革新へと導く強い意志を、感じられる。
若干、繰り返しや回りくどさを感じた。堅苦しくない言い回しで読み易くはあるが、感情的な面も。3.5くらいの評価だが、一応4に。
良本です。

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2012年10月12日

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ネタバレ

柳井氏の経営哲学に触れることができました。

以下、印象に残った内容や個人用メモ。
●過去の成功にしがみつくな。今の課題を確認し、次になすべきことを考えろ。
●良いと思えば、まずはやってみること。失敗したらその要因解析をして次につなげればよい。
●常識を疑え。あたりまえのようなことだが、以外にできないことだ。

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2012年09月02日

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世界一の実現 現場、現物、現実
成長しなければ死んだも同然
最速のスピードで誰よりも先に駆け抜ける 最適解 そのスピードで目の前の先行企業を追い抜けますか? 犬は人間の7倍で成長する 完全な物ができるまで待っていたら、何もできない 正常な危機感 悩むのではなく考えて実行するべき 世の中の変化と市場は暴力的 供給過剰の市場 フリース ヒートテック 商売人
マーチャンダイジングmerchandising消費者の欲求に適合するような商品を、適正な数量・価格で、適切な時期・場所に供給する企業活動。商品化計画。
R&D 【Research and Development】
企業の研究・開発業務および部門。「R」は“Research”(研究)を、「D」は“Development”(開発)をそれぞれ意味している。メーカーなどの研究所や製品開発部などがこれにあたる。
ZARAバルセロナ 実質をイメージとともに伝える あらゆる者が、強みによって報酬を手にする 現状維持は愚の骨頂 きかん‐てん【旗艦店】《flagship shopの訳》各地に出した同系列の店の中で、そのブランドを代表して中心的な存在となる店。
吉田松陰 松下村塾 志は人間が生き、事を成すうえで不可欠 政治と行政の無策と停滞 貰うことばかり考えて稼ぐ事を忘れた日本人
FR=ファーストリテイリング
カジュアル衣料品の「ユニクロ」を中心として、衣料・靴等の小売店舗を展開する企業群を傘下に有する。社名は英語で「素早く(提供する)」を意味する "Fast" と 「小売業」を意味する "Retailing" を組み合わせた造語で、ファストフード的に素早く商品を提供できる小売業(=ファストファッション)を目指して名付けられたものである。企業理念は「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」。

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2012年07月06日

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挑戦も何もせず生きるのは死んでいるのと同じ。

柳井さんが言われていました。ドキッとしました。

ユニクロがまさかこんなにすごい会社になるとは。

柳井さん一人のパワーがここまで築き上げた。

見習うべきところがたくさんある。

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2012年06月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

新社会人のタイミングでこのマインドセットを知ることができて良かった。
自己啓発というよりかは、ユニクロの変革の歴史とそこで柳生さんが何を考えていたかを綴っています。

・ユニクロ中国事業での失敗と成功
・日本企業最大の弱点は経営者
・ひたすらな顧客思考
・あらゆる成功者は強みをもとにして成功する

などなど非常に面白かったです

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2025年04月29日

Posted by ブクログ

高い目標を持ち、それに向かって誰よりも汗を流す

お客様のためのお店

お店を経営する上で柳井さんが大切にしていることが書かれていた。

組織作りにおいて参考になることがたくさんある。古き良き日本企業の既成概念に捉われず、常に世界を相手にしていたからこそ、独自の企業文化が生まれた。

何かに迷った時に読むと、気合が入る本だと思う。

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2022年11月26日

Posted by ブクログ

ユニクロ柳井社長による、前著「一勝九敗」の続編。
前著に比べ、読んでいて終始違和感があったのは、企業の内情にもう面白みを感じない様相になっていたのだと感じた。
創業者が一人で決めて、何兆円目指します的な量的拡大と危機感を持て的な煽り訓辞を年頭メールで垂れ流すスタイルの経営に付いて行きたいと思わせる魅力があるかといえば、正直キツいだろうなと思った。
どうしても柳井一族企業色が強い会社だけに、何兆円に拡大しようが、世界一になろうが、柳井氏とその相続人の私有財産になるわけで、その現実を前に、この経営スタイルで押し切るほどどうしても小さな乗り物に見えてしまうのだろう。
利用者としては、ユニクロの服は大好きですが、応援したいとか、働きたいとか思わせる企業ではなくなっていると感じた。

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2022年03月30日

Posted by ブクログ

今のほうが、学生のときより面白く読める。

成功は、そう呼ばれたときから陳腐化していくと。
他者貢献性を考えきれているか?そのために現場にいき、現物を大切にしているか?はいつも問いたい。

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2019年10月14日

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ユニクロ柳井さんの、2004年から2009年の記録。どんなことをして、そのときどう考えたのかを自叙伝的につづっている。ユニクロ社員の人が読むと、愛社精神が上がって良いのではと思った。

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2018年11月12日

Posted by ブクログ

・成功はそう呼ばれた瞬間から陳腐化していくもの。
自他ともに成功事例の復習は無意味。
・日本の企業は職位が上がれば上がるほど仕事をしなくなる。みんなで決めて、責任もとらない。
・先入観が自らの壁を作る。業界の常識にとらわれて、産業構造そのものを変革しようとせず、どの会社も年功序列で、実力主義とはほど遠い。

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2018年04月29日

Posted by ブクログ

自分自身が直接物販を手がけようとしている今のタイミング、日本の小売業の中で最も成長しているユニクロについて学んでみたいと思いました。 ユニクロイズムを学べた良い本でした。

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2014年05月28日

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ネタバレ

ユニクロをはじめとするファーストリテイリング社の創始者柳井正氏の前著「1勝9敗」からその後が書かれた一冊。

正直前著から世界戦略を狙った道程が書かれており、M&Aやフリースブーム以降のユニクロの施策についてなど書かれているが、読んで思ったのが全体的にやはり前著からあった失敗を恐れずにいく姿勢は健在だなという印象だった。
あとSPAの強みが強調されており、なるほどと関心させられる面や自社の弱み(ウィメンズ部門)の強化を述べてる部分は感心しました。
章末などに新年の挨拶が載っていたり、特に「FRWAY」は様々な方の協力をもとに作られた全社的基本方針
でもあるのか非常に前著にあった23カ条の経営理念よりも共感する部分がありました。

最後に本著より印象に残っているところを抜粋すると
『危機、つまりリスクを裏返すとプロフィット、要するに利益に通じる。(略)不安は先の事が何も見えない状態を指す。』(p46)
『会社はそこで働く普通の人たちの力がみんなで働くことによって何倍にも大きくなり、個人では成しえないような偉大なことを行う場所である』(p96)
この2部分は強く印象に残りました。

また今後読んだ時に違った感銘を受ける一冊と感じています。

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2014年02月11日

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ユニクロが瞬く間に日本を代表する企業になった様子がわかる。
常に変化を求める。顧客の創造。失敗を恐れない。

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2013年12月13日

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ファーストリテイリング代表の柳井正氏による前著「1勝9敗」の続編。
グローバル企業として成長を続けるユニクロの歴史変遷に併せ、
柳井氏の経営マインドやマーケティングに関する手法が綴られている。
「小売業の実態が知りたい」「企業経営のコツを学びたい」という人にオススメ。

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2013年11月09日

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ネタバレ

裕一が買った本 薦められて読む むしろ「成功という名の失敗」をしたのではないだろうか 「成功」は、そう呼ばれた瞬間から陳腐化していくものである そもそも世の中に成功の秘訣や方程式など存在しない 世間とか世の中は自分よりもずっと大きな存在でなので、自分の都合などは聞いてくれない。社会的に必然性がなければ失敗する 

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2013年09月20日

Posted by ブクログ

ユニクロを展開するファーストリテイリングの柳井社長の経営やマーケティングなどの考えをまとめた本。
成功に満足せず、常にもっとよくできないかと考え行動することが必要という考え方は参考になった。

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2013年07月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

●それぞれの事業を通じて、社会や人に貢献するからこそ、企業はその存在を許されているのだ。
●企業は、まずお客様が何を求めているかを考え、付加価値のある商品を提供すべきである。ということを意味している。具体的にどういうことかというと、今までになかったものを作るということである。
●リスクを持っているということは、自分でリスクをコントロールできるということである。すべてのリスクが分かっていてそれを自分でコントロールできるというのは、実は大きな利点でもあるのだ。
●本来、我々がターゲットにすべきなのは、まだお店に足を運んでくれていないお客様。つまり潜在的な需要をつかまえることなのである。
●「あらゆる者が、強みによって報酬を手にする。つねに最初に問うべきは、『われわれの強みは何か』である。」

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2020年05月05日

Posted by ブクログ

経営のみならず何事において明確なビジョンとそれを達成しようとする確固たる意志というものが重要であることを感じた。
勝つべくして勝ち続けるということを追求していくのは大変なことである。経営者の勝ち・成功への欲求が会社を大きくしていくのだなと。ただ、社員はどこまでこれを共有しているのだろう。

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2012年08月06日

Posted by ブクログ

ユニクロを一代でここまで育て上げた経営者の書。

前著『一勝九敗』でも感じたことだが、柳井氏は、
何事も“スピード”と言う方のようである。
それが、現ローソン副社長の玉塚元一氏の『解任』
と言う事に繋がっている。

確かに柳井氏は優秀な経営者であるが、
今のところ、自分の後任を育て上げることには成功していない。
ユニクロの最大の懸念点は、後継者問題だろう。

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2012年06月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

言わずと知れたユニクロ社長の柳井正。

このおっさん、意識の高さが素晴らしく高いのと、毎度毎度目の付けどころが良い。フリースとかカシミヤとかブラトップとかヒートテックとかスキニーとか。もちろん、戦略的に、中国やアメリカで一度失敗したりとか、よく分からん野菜を売ろうとして失敗もしてるけど、撤退時の潔さは持っている。だから根幹を揺るがさず、常にトップを走れているのだと思う。

私が住んでるタイにもとうとう3店舗できまして、拡大を続けていくユニクロ。海外で働くものとして、世界で戦っていくというメッセージには共感せざるを得ません。一緒に戦っていこう!!それくらいの気持ちを覚えました。

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2012年05月27日

「ビジネス・経済」ランキング