【感想・ネタバレ】お江戸けもの医 毛玉堂のレビュー

あらすじ

ここは、動物の病を癒し、飼い主の心も救う場所。


動物たちとの触れ合いを通じ、私たちを究極の感動へと誘う激アツの一巻!
――縄田一男(文芸評論家)


江戸の世に、夫婦で営む動物専門の養生所があるという――。
日本歴史時代作家協会新人賞、細谷正充賞受賞の気鋭がおくる、心温まる時代小説の傑作。


谷中感応寺の境内に居を構える「毛玉堂」は、けもの専門の養生所。腕は確かだが不愛想な医者の凌雲と、しっかりもので動物好きなお美津を頼りに、今日も問題を抱えた動物たちがやってくる。治療を通して浮かびあがる、人と動物の温かな絆は、悩める飼い主たちの心も癒していき――。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

夫婦で営む動物専門の養生所「毛玉堂」。
主の凌雲は小石川養生所で医者として働いていましたが、辞めて引きこもりの生活。見かねた許嫁のお美津が押しかけ女房になります。そしていつの間にかけもの専門の養生所に ―― 。

お美津は凌雲のことが好きだけど、凌雲はどうなのでしょう。あまり愛情を感じるエピソードがなくお美津がかわいそうになりました。
それに、江戸の三美人の一人と言われるお仙が自分で預かった子どもをお美津に預けるのはどうかと思いました。
暮らし向きが裕福ではないお美津のところは子ども一人増えるのだって大変なのでは?

0
2025年08月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

江戸時代の動物のお医者さん。
暗い過去を持つ凌雲、凌雲を支え動物たちを優しく労わる美津、友達思いの仙など出てくる人物は魅力があると思うのに、なぜか心に残らなかった。展開が読めて薄いのかなあ。
特に最終話「手放す」は、絹に言わせたい台詞があったから凌雲に判断ミスをさせたとしか思えなくて(話を簡単に聞いただけで診断を下したのが、これまでの凌雲とは違って違和感ありすぎた)
江戸時代のペット事情は本当はどうだったのか興味は持てた。

0
2023年01月17日

「歴史・時代」ランキング