【感想・ネタバレ】テスト駆動Python 第2版のレビュー

あらすじ

pytestを正しく理解し、風通しの良いPythonプログラムを書く

本書は、
Brian Okken, "Python Testing with pytest, Second Edition: Simple, Rapid, Effective, and Scalable",
The Pragmatic Bookshelf
の翻訳書です。

【本書の内容】
Pythonを使った開発時に、テストの検出・実行・結果報告を自動で行うpytestの、導入から活用方法の詳細を、実務に沿うスタイルでを解説した『テスト駆動Python』(2018年)の第2版です。

扱う範囲は前版よりも広くなり、軽く触れるに留めていた箇所もより深い解説を加えており、Pythonを使った開発に欠かせない内容に仕上がっています。とくにCIやプラグイン開発など、テスト自動化エンジニア向けのトピックも増えつつ、パラメータ化やモック、デバッグ手法など、プログラマなら知っておくべき知識もてんこ盛りです。

アプリケーションをPythonで構築する際に、テスト駆動開発をストレスなく行いたいプログラマ・エンジニア、およびテスト設計やテストアーキテクチャを知りたい方にはうってつけの1冊です。

【著者について】
・20年にわたるR&D経験を持つ主席ソフトウェアエンジニア。試験計測機器を開発している。また、Test&Codeポッドキャストを主催し、Python Bytesポッドキャストの共同開催者でもある。

目次
Part 1 pytestの主力機能
第01章 はじめてのpytest
第02章 テスト関数を書く
第03章 pytestのフィクスチャ
第04章 組み込みフィクスチャ
第05章 パラメータ化
第06章 マーカー
Part 2 プロジェクトに取り組む
第07章 戦略
第08章 設定ファイル
第09章 カバレッジ
第10章 モック
第11章 toxと継続的インテグレーション
第12章 スクリプトとアプリケーションのテスト
第13章 テストの失敗をデバッグする
Part 3 ブースターロケット
第14章 サードパーティプラグイン
第15章 プラグインの作成
第16章 高度なパラメータ化
付録A 仮想環境
付録B pip

※本電子書籍は同名出版物を底本として作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。
※印刷出版再現のため電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。
※印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。予めご了承ください。
※プレビューにてお手持ちの電子端末での表示状態をご確認の上、商品をお買い求めください。

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Posted by ブクログ

【良かった点】
pytestのみを取り上げた数少ない和書の1つ。モック、フィクスチャ、マーカー、conftestなどの基本的な使い方やオプションが網羅されているため、初心者でも読みやすい。pytestのリファレンスに留まらず、3AやTDD、「どこまでテストすべきか?」といったマネジメント目線にも触れている。

【気になった点】
冒頭からCardという著者オリジナルのパッケージを題材としているため、Cardの基本動作を理解しないとテスト内容が理解しづらい。あとpytestの派生は多数あるため、非同期処理やE2Eのテスト事例なども簡単でいいので解説して欲しかった。

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2024年08月03日

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