【感想・ネタバレ】東京大洪水のレビュー

あらすじ

大型台風23号が接近。東京上陸はないとの気象庁発表。が、日本防災研究センターの玉城はコンピュータ・シミュレーションで24号と23号が合体、未曾有の巨大台風となって首都圏を直撃することを予知。要請により荒川防災の現場に入る玉城。設計担当者として建設中の超高層マンションに籠もる妻・恵子。残された子どもたち。ひとつの家族模様を軸に空前の規模で東京水没の危機を描く渾身の災害小説。

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リアリティがある
追記:2019年の「令和元年台風第19号」でフィクションが現実になったことを思い知らせるとともに、高島先生の慧眼に驚く

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2019年12月03日

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ネタバレ

災害3部作の2作目。今度は台風。スケールダウンと思ってしまったらそれこそ完全に作者の術中。そんな、「台風くらい」という感覚を裏切りまくる自然の猛威が描かれる。

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2014年08月03日

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ネタバレ

遠山、瀬戸口、松浦、漆原尚人、地球シミュレータ。お馴染みの字面。
今やお馴染みのドキドキ感。
でも決して他人事ではなく。
東大島駅辺りが出てきたりすると、本当に身近なことで、いつ起こってもおかしくないのだと思った。
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大型台風23号が接近。東京上陸はないとの気象庁発表。が、日本防災研究センターの玉城はコンピュータ・シミュレーションで24号と23号が合体、未曽有の巨大台風となって首都圏を直撃することを予知。要請により荒川防災の現場に入る玉城。設計担当者として建設中の超高層マンションに籠もる妻・恵子。残された子どもたち。ひとつの家族模様を軸に空前の規模で東京水没の危機を描く災害小説。

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2013年02月28日

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作者の高嶋哲夫は、岡山県玉野市出身。玉野市にはゆかりがあるので、親近感がわきます。

主人公の玉城は、台風の研究者。玉城の妻は、マンデベに務める建築士。

お話は、想像通り、玉城が予想する通りの災害が発生し、玉城の妻が手掛けるマンションに危機が迫る、というもの。マンションが倒れるか、倒れずにかえって人気が出てたくさん売れるか、どっちかだろうな、という想像も的中しました。

それにしても、この作家さんが題材にするものは、よく取材がされています。「首都大感染」もそうでしたが、とてもリアルです。東京は2019年の台風で大きな被害にあいました。その時、荒川・隅田川下流域は危機的状態でしたが、それを思い出しました。

この小説では、玉城が大活躍して、水害の被害を最小限に食い止めます。ただ、水の前に人間は無力です。こんなにうまく重機や土嚢で堤防を補強したり、地下鉄の出入り口をふさいだりできません。十分な準備なしでこれだけの規模の台風がきたら、信じられないくらいの被害がでていたでしょう。やっぱり事前の準備が一番大切です。

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2021年03月13日

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ネタバレ

災害3部作完読。
さすがにこうも立て続けに「災害」関係の本を読んでいると、
気が滅入ってくるというか、
「そんなばかな…」とか思ってしまいます(笑)


しかし、本の中でも煽っているけれども、
日本は毎年台風がやってくるし、
こんな超大型の台風がやってこないとも限らないし、
色々と怖いです。

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2011年08月02日

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