【感想・ネタバレ】隷属の定理のレビュー

沙野風結子 / 笠井あゆみ

マネージャーの瀬戸佳槻は、担当する俳優・式見への失恋から自暴自棄になり、一夜の相手で被虐心を満たす危うい日々を送っていた。そんなある日、強い嗜虐性を具えた画家・乃木映爾と出逢う。乃木の絵に惹かれていた佳槻は、彼に本気で式見の絵を描いてほしいと頼むが、乃木は「お前がそれだけの奉仕をしたら描いてやろう」と提案し、佳槻をたびたびアトリエへ呼び出すようになり……？ 「定理」シリーズ完結！！

[コゲミチ · ★★★★★]

期待を裏切らない！

沙野先生の作品は被虐とか破滅とか、とにかく徹底的に落としてからのハッピーエンドなので、それが平和的なハピエンではなくてもすごく「良かったねぇ〜…(涙)」となります
今回は割り合いノーマルに落ち着くのかと思いきやそんなわけもなく、なぜここでこれ？とちょっぴり引くマニアックな要素でしたが、それが再生に繋がっているとはただただ脱帽でした！

[ブクログ · ★★★★☆]

読むのにも体力がいりました・・・(汗)

笠井センセの挿画がお話にマッチしてますデス。
美しく狂気に満ちて・・・とか書いても薄っぺらい感想になってしまいます。

式見天使。願わくば実物を見たいものです(笑)。