【感想・ネタバレ】日本人へ 国家と歴史篇のレビュー

あらすじ

わたしが慣れ親しんできたローマの皇帝たちで“夢の内閣”をつくってみたら──指導者とは、どうあるべきか。すぐれた戦略がなぜ重要か。いま日本が突き当たっている問題は、過去の歴史にすでに明確な答えがあるのだ。そのほか、小沢一郎ら日本の政治家に思うこと、日本の技術を世界にアピールする方法、執筆とワインの親密な関係、ブランド品について知っておくべきことなど、しなやかな知性があなたを鍛える、大好評『日本人へ リーダー篇』続篇。

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Posted by ブクログ

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初・塩野七生。
日本語の綺麗さ、素敵な言葉の言い回し。

歴史、出版、防衛、靖国、ブランド品、地震、密約etc・・・・
もっと読んでみたくなりました。

0
2011年05月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
夢の内閣をつくってみた。
大臣たちは、私が慣れ親しんできたローマの皇帝にする―治者とは?
戦略とは何か?
現代日本が突き当たる問題の答えは、歴史が雄弁に物語っている。
大好評『日本人へ リーダー篇』につづく21世紀の「考えるヒント」。

[ 目次 ]
1(後継人事について;葡萄酒三昧;『ローマ人の物語』を書き終えて;女には冷たいという非難に答えて;世界史が未履修と知って;遺跡と語る;『硫黄島からの手紙』を観て;戦争の本質;靖國に行ってきました;読者に助けられて;夏の夜のおしゃべり;安倍首相擁護論;美神のいる場所;歴史ことはじめ―葡萄酒篇;歴史ことはじめ―チーズ篇)
2(滞日三題噺 ブランド品には御注意を バカになることの大切さ ローマで成瀬を観る 夢の内閣・ローマ篇 夢の内閣)

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2011年04月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あえて外国の海辺で読んでみました
なんかとってもしんみりしました
「仕分け」の話のところがなんかガツンときた
私は本を「愉しみ」で読み続けたいと思った

伊坂幸太郎のエッセイを読んだ時も思ったけど
その人の考えが面白いなとか、すごいなって思える人は
それ以外の本業がしっかりしているからその人自身の考えが
あつかましくなったりしないんだなぁと思った

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2011年02月20日

Posted by ブクログ

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文藝春秋に2006年から昨年までの5年間連載された塩野氏のコラムを再掲したもの。

歴史作家としてのプロフェッショナルな姿勢と深い知識、歯に衣着せぬ男性的な物言いと、長年にわたるイタリア生活で培われたグローバルな視点。

プライドと自信に満ちたその語り口がちょっと鼻につく感じがないではないが、おっしゃっていることはおしなべて納得である。

殊に、国際社会における日本の位置付けや日本の政治家、官僚の体たらくについての分析は、なかなかに鋭い。

民主党はこのような人材をアドバイザーに招いてみたらいかがだろう。山積する問題に風穴を開けるのは、意外に離れた視点で客観的にものを考えられる人の思い付きのような一言だったりするのではなかろうか。

震災国支援における、地震列島日本ならではのやり方のアイディア、事業仕分けでやり込められる高級官僚を観ての感想、阿部晋太郎元首相の政治姿勢に関する論評、そして小沢一郎に対する期待など、コラムが書かれたリアルタイムでなくとも充分読み応えがあり、今でも通じるものがある。

いや、今でも通じるということは、今尚変わっていないということか。それはそれで、困ったもの、ということだが。

ともかく、日本人としては、がんばらないとずるずる後退するばかりだという認識のもと、生きなくてはならないと強く思った。

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2011年09月16日

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