あらすじ
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ある日ぼくは学校で、はでな化粧のふしぎな女の人と出会う。その人はこれから物語る話を聞いて欲しいという。どの小学校にも魔女か魔法使いが住んでいるのだそうで、ぼくがはじめに聞いた話は「踊り場の魔女」という話だった。お話をきかせるのが好きなこの不思議な女性はどうやら魔女らしい・・・こうしてぼくは学校内でふいに呼び出されては、、きかせたがりやの魔女から、魔女と魔法使いの話を、6つきくことになる・・・
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Posted by ブクログ
とても面白かった!こんな魔女に突然会ったら楽しいだろうなあ。
小学校に魔法使いや魔女がいる、なんてきいたことない設定。楽しい。
話に出てくる魔女や魔法使いも色々で、すっきりした、でもなにか味のある線で描かれたイラストと相まって、魅力倍増。
運動場になってぼんやりしてみようとする魔女とか、
そんな魔法あるの!?って感じ。
語りきかせの魔女の話はそれからも増えていくのかな?
いやあ、あたりな本でした。
Posted by ブクログ
岡田淳さんだからね。あったかくて面白い話だった。絵はどうして岡田淳さんじゃなかったんだろう?私、淳さんの絵、大好きなのに・・・もっとも、この絵の魔女は素敵だった!
ストーリーテリングをする魔女って設定が読んでてすごいって思った。
Posted by ブクログ
たいていの小学校には魔女や魔法使いがいるらしい。・・・とは、ぼくがある魔女に聞いた話だ。
これは20年以上前、ぼくが小学生だった時に出会った魔女に聞いた、魔女と魔法使いの6つの話だ。
小学五年生の1学期、ぼくは魔女に出会った。忘れ物を取りに帰って、一人急いで図工室に向かっている時だ。つばが広くて先が尖った黒い帽子、黒っぽい服、真っ赤な口紅、青いアイシャドウ・・・のどう見ても魔女の格好をしている年配の人が、両手のひらをぼくに見せるようにしてうなずいた。
「わかっている。あんたはいそいでる。でもいそがなくてもだいじょうぶ。わたしといっしょにいる間、[学校の時間]はとまっているから。」
しゃべるクロツグミ(オス)を連れて、ぼくを魔女の部屋に連れていく。そして、魔女や魔法使いの話をするのだ。
2ヶ月に一度やってくる魔女は、踊り場の魔女、恥ずかしがり屋の魔女、ひげの魔女、タワシの魔女、しおりの魔法使いの話を聞かせてくれた。
そして、最後に、自分の話、聞かせたがり屋の魔女の話をしたのだ。