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今では珍しくない海保の活躍を描いた作品。
だが、それが今野作品となると珍しい。でも期待を裏切らない圧倒的な迫力で描かれています。おすすめです。
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今野敏先生の作品という事で購入した。
警察小説ではなく海上保安庁特殊救難隊をテーマにされていて珍しかった。
展開が早く一気に読めた。
海の男は真っ直ぐにすごい。
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海を守る男たちの物語。海の警察とはいうものの、シージャックに巻き込まれた惣領たちがこれといった武器を持たずに犯人たちと対峙する。この窮地をどう切り抜けるのか、ハラハラドキドキの展開。
惣領たちが乗る「すがなみ」は無線機を壊され、船内の状況を知らせることができないなか、海保の仲間たちがかすかな手がかりから糸を手繰るように惣領たちに一歩一歩近づいてゆき、救出を試みる展開はちょっと引き込まれるものがありました。
そして惣領の恋人である沙恵子が特救基地で惣領を待ちながら隊員たちと過ごすシーンでは、その男たちの強さ、優しさ、温かさが沙恵子の視線を通して十二分に描かれている部分は、沙恵子にプロポーズした睦木の持つちょっぴり計算高い部分と対比される効果もあって、じんわりと心に響く内容で、事件のスリリングさのなかで、ちょっぴりほっこりできました。
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ずいぶん前に発表された話みたいですね。
個人的には人物設定の古臭さ(特に主人公の恋人)が気になった。
話自体は現在でも起こりうる内容で面白かったけれども。
Posted by ブクログ
伊豆沖で当て逃げをされた漁船第十二豊政丸。その乗組員を全員救助した海上保安庁特殊救難隊の第二隊。
台風が接近し、救助要請を受け彼らが次に救助に向かったのは当て逃げをした北朝鮮の船だった。
こういう事件がいつ起こってもおかしくない、という感じがした。
隊長とその周りの人達が皆格好良い。
どう決着するのか気になり一気に読んだ。
無線係・救難隊の隊員らが傷付けられた時は読みながら怒っていた。
作中に問題点もさりげなく出てくる。
緊急車両がなく、警察に連絡してパトカーに先導してもらう手続きを取る場面など。
Posted by ブクログ
特殊救難隊という、海上保安庁でもさらに選ばれた人たちが、最前線でどのように救助に当たっているのかということと、もし、現在の政治状況の中このような状況が起こったら、どのような問題があるのか。
密輸とはいえども、そこに何かの意図があると考える組織もあるということについて考えさせられました。