あらすじ
1973年、アポロ18号の打ち上げを間近に控え、カズ・ゼメキスはヒューストンのNASA有人宇宙船センターに軍の連絡将校として着任する。宇宙飛行士候補だった彼には、特別な思いのある任務だ。最後の月着陸となる今回のミッションは、ソ連の軌道上偵察ステーションと月面探査車を対象とした軍事目的となる。だがその直前、事故が起きた――架空のアポロ18号を題材にして宇宙飛行士の著者が描いた、もう一つの宇宙開発史
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実際のアポロ計画は17号まで。本作の架空の18号のミッションは軍事目的。殺人事件と絡んでしまう上に軌道上の衛星と偶発的に戦闘状態となってしまう。もちろん相手はソ連。厳しい冷戦の中、実世界ではソユーズと米国宇宙船のドッキングを行うまでの間にこの架空の18号を挟む。著者はカナダ人発の宇宙飛行士ということで、宇宙飛行士にしかわからない体験の描写が超リアル。SF のようなミステリのような中途半端な感じのタイトルだったのであまり期待してなかったけど、なかなか面白いではないか!アルテミス計画も発表されてまた宇宙計画も盛り上がりを見せてきている(?)なかタイムリーな作品。ドキドキしながら下巻へ。
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アポロ18号の殺人 上。クリス・ハドフィールド先生の著書。サイエンスフィクションでありミステリーでもあるアポロ18号の殺人 上。夏にミステリーを読みたくなるのはどうしてなのでしょう。暑くて眠れない夜にはアポロ18号の殺人 上はぴったり。アポロ18号の殺人 上を読むとアポロ18号の殺人 下も読みたくなるのは当然。早くアポロ18号の殺人 下が読みたい。
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本屋でジャケ買い。
星は4.5相当
実際のアポロ計画は17号で終了。
ソ連が軌道上に高精細のカメラを積んだ偵察衛星を打ち上げる情報を察知したアメリカは地質調査目的で打ち上げるはずだったアポロ18号を初めて軍事目的で打ち上げることとする。
併せて、月面を無人で探査する無人車も活動しているため、アポロ18号のクルーは偵察衛星と月面探査車の詳細調査と無力化の命令を受ける。
作者は実際にISSに行ったことのある宇宙飛行士、描写も細かく、実在の人物も実名のまま登場する。
例:アンドロポフ、ブレジネフ、アラン・シェパードなど
面白くて上下巻を一気読みしたので、上巻がどこまでだったか詳しく覚えていないくらい面白い。
確か、打ち上げて軌道上のソ連の偵察衛星との辛味くらいまでか。
これ以上書くとネタバレになるので、このへんで。