【感想・ネタバレ】DIVE!! 下のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

アツかった〜!!!
最初に一人称だった登場人物が主人公だと思ってしまう病で、トモくんが主人公だと思ってたけど、トモくん、飛沫、要一くんの三人がメインキャラクターだったんだなぁ
それぞれの心の葛藤が細かく書かれていて、すごく青春で素敵なストーリーだった
中でも好きだったのは、前原会長に要一くんが直談判しに行くところ。側から見たら、オリンピック代表権を自ら捨てるのはもったいないって言われることだと思うけど、代表になるまでの過程が選手にとってはすごく大事なことなんだなと理解できた。会長に促されて自分の身の上話をしたとき、なにもかもを捨てて(というか選ばないで)、飛び込みだけを優先してきたということが伝わってきて、それが説得に繋がったと思った。
恋愛要素については、要一くんの何もなさを際立たせるためだったのかな?とも思ったけど、あんまり直接的な表現はいらなかったなぁと。。
選考会で、敬介さんが要一くんのお父さんとしての面を出したところも感動した。トモくんの言った通り、もっと身内として贔屓してもいいと思った
男子飛び込みを見たことがないから、映画観るのとても楽しみ。誰が誰役なんだろう?林遣都がトモくんかな?楽しみ。

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2022年04月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ネタバレ!胡蝶蘭の件で、お父さんとお母さんが半分ずつお金出したのは、息子と一緒に海外の合宿に行った子がオリンピック内定、嬉しい!っていう両親の気持ちもあったんだなって20年以上ぶりに読んで思った。そー、少年たちの親の世代になってしまいましたwww
逆に20年以上前に読んだ時に、少年たちの言動に違和感を感じなかったのね。私今、ティーンの会話の再現とか無理だわ。そう考えると作者スゴイ!


2022/01/31
途中まで読んで、再度読み始めたw
飛沫がアメリカから帰ってきて、その変化を目の当たりにしたレイジが「やっぱ僕は日本選手権でベストスリーより、スポーツリハビリ専門の医者になる!」とか言い出して、元から勉強は疎かにしてなかったし、身体動かすの上手いやつは頭も良いから目指してたスポリハドクターに見事なれて、おじさんになった今でもドクターとして飛込に関わってるところまで読んだ。

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2021年08月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

下巻はエリート、要一くんの葛藤が多く描かれる。お父さんとの関係も気になる。
飛び込みバカの男の子たちがとてもかわいい。
トモの、「ぼくが決めて、ぼくが超える枠」という言葉はとてもいいなーと思った。
最後の試合は一気読みです。
最終章も、麻木コーチが振り切ってて楽しい。

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2022年10月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

上巻一通りのキャラ把握はできていると思いますが、下巻ではさらにさらに面白くなります。

・・・
下巻でもゴールはオリンピックです。ただ、すんなりとはいきません。

心情描写的には下巻のメインは要一でしょうか。彼の極限状態での演技は手に汗を握ります。

また、下巻の後半では章ごとに一人称が変化します。ある章は幸也(中一の才能もやる気もなさめダイバー)、またある章は恭子(飛沫の彼女)から登場人物や状況を語らせ、物語にさらなる奥行を与えています。

・・・
そして最後の最後、物語にもひねりにひねりが加わり、結末がまたいい。驚くとともに素敵な満足感ある結末だと思います。

上巻だけで終わらず、ぜひとも下巻も読んでいただきたいと思います。

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2022年09月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ぼくたちのオリンピックじゃない。
知季のもらした一言に、要一はどきんとした。これまでもやもやと胸に抱えていたものの核心を、ずばり言いあてられた気がした。
「だってさ、メダルをとれたとしてもとれなかったとしても、それって本当はぼくたちの問題のはずじゃない。死ぬほど練習してきたのはぼくたちとコーチで、オリンピックにでるのもぼくたちで、だからぼくたちが喜んだり、がっかりしたりすればいいだけじゃない。けど、ちがうんだよね。結局、オリンピックの真ん中にいるのは顔も見たことないような大人たちなんだって、そう思ったら急にいろんなことがつまんなくなっちゃって・・・」

知季のゴールと、自分のゴールはちがう。だから行く道もちがう。進むペースもちがう。ちがっていいのだ、と。日本選手権でベストスリー。将来、子供や孫に自慢するには十分じゃないか。

「人は、そのどき周りさいる人間と家族さなればいいんだ」

「やめろ、歌ってる場合じゃないんだ、うちの息子が飛ぶんだ!」
突如、仁王のごとく直立した啓介の怒号に、応援団の合唱がぴたりとやんだ。

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2022年07月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

坂井知季(さかいともき)
MDC(ミズキダイビングクラブ)に在籍している。中学生。飛込み歴は6年。ダイヤモンドの瞳を持っている。

丸山レイジ(まるやまレイジ)
MDCのクラブメイトで知季と同い年。同じ頃に飛込みを始めた。

大広陵(おおひろりょう)
MDCのクラブメイトで知季と同い年。半年遅れで飛込みを始めた。飛込みを辞めてバスケ 部に入る。

富士谷敬介(ふじたにけいすけ)
MDCで中学生と小学生の両方のコーチ。要一の父。元飛込みのオリンピック選手。

水城真之介(みずきしんのすけ)
MDCを創設。元飛び込み選手。持病の肝炎が悪化し志半ばで死んでしまった。夏陽子の祖父。大手スポーツメーカー、ミズキの元会長。

富士谷要一(ふじたに よういち)
MDCのエース。富士谷コーチの息子。桜木高校の高校生。小学2年生から飛込みを始める。3年連続中学生チャンピオンの実績。

阿部
桜木高校飛込み部顧問。

吉田幸也(よしださちや)
サッチン。知季たちよりひとつ年下。趣味はママさんシンクロの人間模様の観察。選考には参加せず、「サポーター」を務める。高所恐怖症である。

大島力(おおしまりき)
MDCで小学生のコーチをしている。津軽から上京してきた飛沫と同居している。よく喋る。

麻木夏陽子(あさきかよこ)
MDCに新しく来たコーチ。中学生の担当。MDCの創設者水城真之介の孫。アメリカでコーチング技術を学んだ。

坂井弘也(さかいひろや)
知季の年子の弟で、早生まれなので同学年。

野村未羽(のむらみう)
知季、弘也と同学年。中学一年の春に知季に告白して付き合いだした。後に弘也と付き合う。

沖津 飛沫(おきつ しぶき)
幻の高校生ダイバー。昭和の初めに天才ダイバーと騒がれた沖津白波の孫。

ピンキー山田→キャメル山田→レッド山田
本名は山田篤彦(やまだあつひこ)。ショッキングピンクの海パンをトレードマークにしている色白の優男。精神的にも弱かったが徹底的に鍛え直した。らくだ色の海パンに変えた。

寺本健一郎(てらもとけんいちろう)
日本飛込み界のエース。日本人選手特有の精神的な弱さを持っている。

西川恭子(にしかわきょうこ)
飛沫の二歳年上の恋人。祖母の文と二人暮らし。以前は男を漁るような恋愛をしていたが、飛沫と付き合いだしてからは一本気になり、その悪癖も止んでいる。

文さん(あやさん)
恭子の祖母。飛沫の味方。

富士谷頼子(ふじたによりこ)
要一の母。元オリンピック選手。日水連の非常勤職員。

前原一朗(まえはらいちろう)
日水連の会長。オリンピックには縁のなかった元競泳選手。

ケン
恭子が習っている英会話の講師。アイルランド系の父親と日系の母親とのハーフ。

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2022年07月16日

Posted by ブクログ

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友季、飛沫、要一の3人が、お互いを思いつつ、自分のこと目標に向かっていく。
フワッと掴み所のなかった友季は、どんどん芯が太くなっていく。
孤立していた飛沫は、皆んなと仲間になっていく。
ストイックな要一が、自分の信念を曲げずに選択していく。
彼らの成長も微笑ましい。

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2020年08月01日

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