あらすじ
気鋭作家の身辺雑記、だけに終わらぬ面白さ! プレーンな日常を「非日常」に変えてしまう冴えた嗅覚。世間お騒がせの事件もサッカー選手の容貌も、なぜかシュールに読み取ってしまう、しをん的視線。「幸せになりたいとも、幸せだとも思わないまま、しかし幸せとはなんだろうと考えることだけはやめられない」。美しい男を論じ、日本の未来を憂えて乙女心の複雑さ全開のエッセイ。
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Posted by ブクログ
大好き三浦しをんさんのエッセイ。
この本もしっかり面白かった。
中でも一番好きなのは、しをんさんが子どもの頃、便器にはまってしまった幼なじみの話。
幼なじみの友人が家のトイレから「しをんちゃーん」と呼ぶので行ってみたら、彼女は便器にはまっていた。鉄棒で言うと、膝裏を鉄棒に引っ掛けてお尻をさげた感じ。あの体勢になって、「落ちるー。助けてー。」と笑っていた。便座は洋式だがぼっとんだから笑い事じゃない。でもおかしい。私も笑いながら、彼女を引っ張り上げたものだ。
何度読んでも頭の中でその光景が想像出来すぎて笑える。
Posted by ブクログ
自虐ネタと妄想が入り混じってるのが中々良い
わたしも考えた〜っていうようなネタがあったし、口調も面白い
NHKに物申す、資格ありて技術なし、絶滅危惧単語、ゴッド・マザー、鋼鉄の意志、避妊具聞き取り調査結果、その恋を応援します
が面白かった。
バスの下車ボタンのこととか、運転免許証のこととか、日常感じることがとても理解できて面白い。
そしてゲヘヘ、ハァーハァーして妄想してるのが面白い(妄想って表していいものかどうか。なんか他の言葉があるような気がする)
ハーレクインって面白いのかな…
手を出したいぜ…
あと、本人もだけど、友達もすごく面白そうで、楽しそうに生活してて微笑ましくなる
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Posted by ブクログ
日常で出会う「微妙な刺激物」たちのエッセイ
懐かしい人気者たちの登場で、同年代っていいなって思わせてくれる
しをんさんはブサイクでもおデブでもなく、とても綺麗だし日本語の最後の砦とわたしは勝手に思っているし、むしろ憧れるレベルに素敵な人生を送っているように感じる
言葉が面白いし文章は読みやすく、好きなものをはっきりと好きと言い切る強さにお仲間も面白い人ばかりだし。
本を読んでたら夕方でした、とかショックなことがこうして誰かの元気になる言葉に変えられるってすごい。
定期的に巡ってくるしをんループにまたハマってきた