あらすじ
芋がら縄、干し飯、あつめ汁、豆味噌握り飯・・・。
天下統一といった野望のためでも、自らの野心のためでもなく、
ただただ生きるために食い、食うために戦う。
そんな戦国雑兵たちのメシ事情とは!?
「信長の忍び」「Good Morning ティーチャー」「うちの大家族」の重野なおきが描く、
風雲急を告げる戦国グルメ絵巻ここに開幕!!
連載時のカラーページ全収録!!!
★単行本カバー下画像収録★
感情タグBEST3
当時の食生活が良くわかる
歴史4コマ漫画の重野先生が描く、雑兵とめしのお話…なのですが 流石は重野先生、
4コマとテンポの良さ、分かりやすいうえ又それぞれの登場人物はかなり悲惨な目にあったりも
しているのですが、カラッとしているせいか暗くないんですよね。
当時の食事も現代とは違って質素なのですが、つるさんが美味しそうに食べているせいか
皆本当に美味しそうで。又、重野先生の絵柄ってシンプルなのですがそれぞれ登場人物の
描き分けもされていて、主人公の作兵衛とか馬場信春とかがかっこいいです。
Posted by ブクログ
面白い漫画だなあと感心しながら読んでいた。
説明文だと無味乾燥とした事実の羅列になりそうなところ、キャラクターの事情や感情を通した途端に臨場感が湧いてくる。現代で命の危険がなく、しかも飢えないというのがこんなに有難いこととは。
歴史漫画
歴史に名前も残らない雑兵たちの戦と食べ物の物語。
信濃と甲斐の国が争っていた、武田信玄の時代が舞台。
3頭身キャラというゆるフワでありながら、
しっかりとした時代考証が盛り込まれていて勉強になります。
戦国の時代に生きていた人たちが、何を想いどう生きていたのか?興味深い。
生きること=食べることの視点が根幹にあって、食べ物の雑学や描写が丁寧で面白い。
Posted by ブクログ
リアルです。読むたびに様々なところに気づきがあり、すごく勉強にもなりました。
それにしても長い年月、内戦状態にある人びとの暮らしは厳しい。可愛い絵と台詞で簡潔に表現されているが、作品として楽しみつつもちょっと胸に迫るものがあった。
食いしんぼの姫君が存外たくましくて、素敵だった。
喰えば都
武田軍に見覚えのある奴が居るぞ……そして、甲斐の国の武田と言えば温泉ですもんね!
当時の傷の治療法が嫌過ぎるんだよ。
小は出た時は無菌と言うが、大は雑菌だらけだから塗らないで。
オソマはオソマでも、徳川家康が食べられる方のオソマだと言い張った方の味噌を縄にしみ込ませておくだけにして!