あらすじ
私の毎日はいたって平凡だ。仕事をして、料理を作る。市場で買った旬の苺でサラダを作ったり、暖房が壊れた寒い日には、キムチ鍋を囲んだり。眠れない夜には、茹でただけの栗を食べながら窓辺で夜空を見上げ、年末には林檎ケーキを焼きながら年越しの準備をする。誰かの笑顔のために、自分を慈しむために、台所に立つ日々を綴った日記エッセイ。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
糸さんらしい日々の記録。
以前『ライオンのおやつ』を読んだとき、糸さん、一度死んだことあるの?と思ったが、その後ろにあった出来事を知ることが出来て、すこしだけ納得。
思わず、ポーランドの女性ピアニスト、アレクサンドラ・シフィグットを調べて、YouTubeで聞きながら続きを読んだ。
そして最後にトークショーで登場する佐伯洋江さんについても検索してみると、作品の雰囲気が糸さんに似ているように思えた。
簡単に言ってしまうと、薄いのに濃い感じの本だった。
Posted by ブクログ
発売された順番に読んでいないので、前回読んだエッセイでは3ヶ月だった犬のゆりねが、今回は5歳になっていてびっくりした。順番に読んだ方が内容はわかりやすそう。政治情勢の話が増えていて、その辺りは飛ばし読み。前の方が面白かったけど、「ライオンのおやつ」の背景が垣間見れたのは良かった。
Posted by ブクログ
気になる映画が沢山紹介されてた。
殺人の追憶
シークレット・サンシャイン
母なる証明
トガニ 幼き瞳の告発
年賀状の考え方に共感。
自分を犠牲にして、徹夜してまで書くようなものじゃない。新年を迎える喜びを味わいたい。前年のお礼をしたい。義務ではなく、感謝の気持ちで書きたいな。
カルボナーラ作りたい。オリーブオイルでニンニク、ベーコンを炒める。ボウルに生卵をとき、茹でたパスタを入れる炒めておいた具を入れ、味を整える。
チーズはないみたい。コツは卵は常温にしておくこと。
ガザに地下鉄が走る日
人が時に暴力的になることは説明がつかない。ただ事実とひて受け止める。全ての人の行動に答えがあるわけじゃない。人の起こすことは複合的なり理由によるものだから。犯罪が起こる前に沢山ブレーキがあるといいな。
Posted by ブクログ
大好きな小川糸さんのエッセイ。
「ライオンのおやつ」を書きあげて、あとがきや書店周りをされている頃らしい。
前半はベルリンで暮らし、美しい町とゆっくりとした時間のなかで、丁寧な暮らしをしている。
ベルリンで作る味噌のほうが美味しいってどういうことー?!笑
どの作品からもあふれてくる優しさや丁寧さが、まさに糸さんそのものなんだと読んでいるだけで心が洗われるような気持ちになった。
真夜中に栗をたべる。秋の夜長、月を愛ながら。滋味。