あらすじ
遠州峰生の名家・遠藤家の邸宅として親しまれた常夏荘。幼少期にこの屋敷に引き取られた耀子は、寂しい境遇にあっても、屋敷の大人たちや、自分を導いてくれる言葉、小さな友情に支えられて子ども時代を生き抜いてきた。 時が経ち、時代の流れの中で凋落した遠藤家。常夏荘はもはや見る影もなくなってしまったが、耀子はそのさびれた常夏荘の女主人となり―。 ベストセラー『なでし子物語』待望の続編。
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Posted by ブクログ
ヨウヨがみんなの居場所、峰尾、常夏荘を守るために奮闘する第三巻。
犬猿の仲だと思っていた遠藤由香里がまさかこんなかたちで登場してくるとは…。女性って逞しいなって感じた。
そして何と言っても、立海の一途な想いがただただ切ない。
立海から受け取ったあの指輪、ヨウヨはきっとあのポーチに入れたんだろうな…。
指輪をヨウヨに渡したってことは、想いを断ち切って上屋敷のお嬢と一緒になる決断をしたってことなのかな…。あぁぁぁあ切ない…。
龍治とヨウヨの関係ってどちらかというと似た者同士でくっついた感じなんじゃないかなって思った。
もちろん好きって感情もあるんだろうけど、お互いの傷ついた部分を埋め合う関係というか。
ヨウヨとリュウカ君はまたきっとどこかで繋がれるような気がする。瀬里ちゃんが「明星の稚児」をやるときか、成人(もしくは大学受験を控えた)したタイミングで。
そのときにヨウヨが伝えられなかった想い…、それらをぜひリュウカ君に伝えてほしい。
リュウカ君はヨウヨがどんどん大人になって先に言っちゃうって言ってたけど、ヨウヨだってきっと同じ気持ちだったはず。
リュウカ君は手が届かない存在だったって。
そして笹飾りの下で出会ったあの時から、わたしの心の中にはずっと小さな神様、君がいつもいたんだよって。
ってことで伊吹先生、続編をぜひ…。