あらすじ
2011年4月2日(土)全国ロードショー!百年の刻を超える「こころ」の物語。ふるさと「弘前」を離れ、孤独な都会の底に沈むように暮らしていた陽一と七海。ふたりは運命に導かれるように出逢い、惹かれ合うが、やがて故郷の空へとそれぞれの切なる思いを募らせていく。一方、明治時代の津軽でひっそりと育まれた賢治とトヨの清らかな愛は、いつしか遠い未来に向けた無垢なる「憶い」へと昇華されていき……。桜の花びら舞う津軽の地で、百年の刻を超え、営々と受け継がれていく<心>が咲かせた、美しい奇跡と感動の人間物語。
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Posted by ブクログ
大森哲夫
古びた食堂「大森食堂」を営む。六十四歳。
大森明子
哲夫の妻。
フキ
哲夫の母。
桃子
哲夫の長女。高校卒業と同時に東京に出てきて、デザインの専門学校に入った。その後、小さな編集プロダクションに就職し、数年後に東京出身のサラリーマンと結婚。電撃離婚し弘前市街で一人暮らしをしている。
大森陽一
哲夫の長男。東京で一人奮闘している。二十八歳。フリーター。特技はバルーンアート。プロダクション「東京産芸社」所属。
先代
哲夫の父。酔っ払って車に轢かれて死んだ。
先々代
大森食堂の初代。
大森賢治
生まれた時から右足に指がない。とろ。
トヨ
行商の娘。行商を辞め、実家の仕事を手伝う。
後藤
陽一のバイトの後輩。大学四年生で、大手証券会社に就職が決まっている。
田中
アメリカ資本の大型玩具店トイスターの本社の広報室長。
門田清二
馬喰を生業とする風来坊。
渡辺義夫
津軽塗の職人。賢治と同級生。法螺吹きよっちゃん。
筒井七海
斉藤写真事務所のアシスタント。弘前出身。陽一と同じ高校の三つ後輩。
七海の師匠
昔はわりと有名な風景カメラマンだった。
沼田沙織
ボランティア団体の担当者。
藤川千鶴子
大森食堂のはす向かいにある藤川薬局のご主人の奥さん。
藤川美月
陽一の同級生で陸上部のマネージャーだった。薬剤師。
藤川光太郎
藤川薬局の主人。
宮沢政宗
陽一の高校時代の陸上部の仲間。たこ焼きのテキ屋をやっている。
宮沢健
政宗の息子。
七海の父
七海の母
青木
七海の見合い相手。保険会社勤務。
アキラ
政宗の舎弟。
Posted by ブクログ
最高の1冊に出会えた
読むと1週間はワクワクが止まらない!
帯のキャッチコピーどおりと1冊です。
夢とか愛とかそういう大人の青春でキュンキュンした
語彙力ない自分がもどかしい。
蕎麦屋をつぐ主人公の葛藤とか、
恋愛相手の女の子のツンデレとか夢追ってるとことか、
恋に仕事に夢に色々元気貰える話でした!
Posted by ブクログ
食べ物系の小説が好きなので・・・
この作家さんは2冊目
津軽地方で大森食堂を営む「大森哲夫」
先々代から引き継いで3代目となるこのお店の名物は
「津軽蕎麦」
はじまりは明治時代後半 足に障害を持つ「大森賢治」
そして 時代はとんで東京に住む息子「大森陽一」の日常へ
大森家の男たちが 時代の荒波にもまれながらも それぞれの目線で 自分らしく懸命に生きていく
オムニバス形式のリレー小説
時代は違えどみんな「大森」なので 読み始めは(えっえっ 話が見えん)と思ったのですが、
この文章形式に慣れてくると 誰が語っていても すんなり受け止められた
女性陣が これまたイイ女たちばかり
「大森」一族は 紆余曲折はあるけれど
(女を見る目は天下一品だ)と思ってしまった
取材した津軽百年食堂リストを眺めていると 様々な食堂の歴史を話の中に生かしているのが分かる
津軽蕎麦 一度食べに行かなくては