あらすじ
彼の子供がおなかにいる――その事実を知ったマーリーは、一人物思いにふけっていた。子供の父親クリュザンダーはゴージャスなギリシア人実業家で、ふたりはいま、一つ屋根の下に暮らしている。妊娠を打ち明けたら、クリュザンダーはどんな反応をするだろう?彼がふたりの関係をどう考えているのか確かめようと、マーリーはさっそく、仕事から戻ったクリュザンダーに問いかけた。「ぼくらの間に関係なんてものはないよ。きみは“愛人”だ」返ってきた辛辣すぎるその言葉に、マーリーは凍りついた。だが運命は、さらなる悲劇を彼女に用意していた。■期待の新人作家マヤ・バンクスが、ギリシアの三兄弟を描く〈我が一族アネタキス〉。一話目は長男クリュザンダーの登場です。愛人が会社の機密情報をライバルに渡していたと知り、激怒して彼女を家から叩きだしたのですが……。
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Posted by ブクログ
「我が一族アネタキス」シリーズ1。長男の話。
面白かった!
ただヒロインがすごく可哀相で、ラストは泣いた…ヒロインの台詞に胸を痛くて…泣きながら読んだ。
マヤバンクスさんはすごい人だ。前よりもっと好きになったw
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忘れた頃に再読。
やっぱマヤバンクスさんのは面白い!
何回読んでも感動する!
Posted by ブクログ
ヒロインは大富豪の愛人。
身ごもったことをきっかけに、富豪への愛を自覚。
でもそこで企業スパイ疑惑が浮上し、妊娠を告げられないまま家を叩きだされる。
そこで誘拐され、記憶喪失に。
ヒーローは、発見されたヒロインに複雑な気持ちを持つ。
自分を裏切ったけど、自分の子供を妊娠している女性。当然欲望もあって、手元から離せない。
記憶を失ったままでいてくれたら、丸く収まる・・・とばかりに愛し合う二人。
結局記憶は戻り、疑惑に対面。
誘拐事件の犯人は捕まらないけど、スパイ疑惑の方は解決。
ヒロインが健気で守ってあげたくなる感じ。ヒーローは最低だけど、反省して尽くしているので許してあげたい。