【感想・ネタバレ】徳川おてんば姫 ~最後の将軍のお姫さまとのゆかいな日常~ 8のレビュー

あらすじ

女子学習院50周年記念の体操会で合同競争(リレー)に選ばれた久美子さまを貶める噂が広まる。その噂の顛末は…!? そして時は1936年、平穏な日常から一変…戦争の足音が忍び寄ってくる!! 友の父の戦死で、日本の現状を知り思い悩む久美子さまは一大決心をして行動にうつすが!!? 激動・感動の最終巻!!

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Posted by ブクログ

最終巻。昭和初期、徳川最後の将軍の孫『おてんば姫』久美子様が二・二六事件に巻き込まれ、昭和天皇と直談判する。
直談判される裕仁さま視点で、同じく史実をもとに創作されている『昭和天皇物語』11巻、12巻でも二・二六事件の場面があり、比べて読むことで、歴史の重さや複雑さが理解できる。
昭和維新を掲げた陸軍将校の英雄視でも内乱の単純な断罪でもなく、「それぞれが信じた正義が衝突した結果」として描かれている点に、深く考えさせられ、どちらが正しい、という話ではなく、「歴史って一方向じゃない」ということがよく分かる。

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2025年12月28日

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