あらすじ
長年、老年精神医学に携わり、6,000人以上の高齢者を診てきた著者は、いい歳のとり方をする人と、そうでない人がいることを日ごろ実感している。いい歳のとり方をしている人は、老いを素直に受け入れ、老いの現実にジタバタしたりビクビクしたり、あるいは何かに固執したりすることなく、老いそのものを楽しもうとする。本書では、そうした魅力的な理想の老人を、「品のある老人」「賢い老人」「おもしろい老人」という三つのカテゴリーに分けて解説し、それらを備えていることが「老いの品格」であるとする。そのようなすてきな老人になるためにはどうすればよいか。著者は、「知識に経験を交えながら議論する」「いつまでも現役の消費者でいる」「墓より金より名前を残す」など、具体的なヒントを提示している。70代、80代を安心して快活に生きる方法を説く本。老いることに勇気が湧き、老いを楽しみたくなる!
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老いの品格
今年で70歳になりました。若い時は一定の年齢になれば周りのことを気にしない、動じないで過ごせると思っていました。
事実は全く逆で、気が付くと些細なことに反応したり気にしたりするようになっていました。
そんなときにこの書籍と出会いました。
心が動いたときに一呼吸おいて深呼吸するようにしています。
そうすると不思議に心が落ち着きイライラしなくなりました。
今後は難しいですが「品のある老人」、「賢い老人」、「おもしろい老人」を目指したいと思います。
人生のたそがれの時代を迎えるに
私は認知症になった父親を看取った体験上、人生を生きて行く上である示唆を得た気持ちです。