【感想・ネタバレ】エストニア紀行―森の苔・庭の木漏れ日・海の葦―(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

首都に巡らされた不思議な地下通路。昔の生活が残る小さな島の老婆たち。古いホテルの幽霊。海辺の葦原。カヌーで渡る運河の涼やかな風。そして密かに願ったコウノトリとの邂逅は叶うのか……。北ヨーロッパの小国エストニア。長い被支配の歴史を持つこの国を訪れた著者が出会い、感じたものは。祖国への熱情を静かに抱き続ける人々と、彼らが愛する自然をつぶさに見つめた九日間の旅。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

梨木さんの心情とともにエストニアを深く感じられる。エストニアに行ったことはないが、行ってみたくなり、人々の感性と優しい情熱が好きだった。

エストニア人は、個人主義的な性格の強い、シャイな人たちで、群れるのを嫌うとこがあります。家の周りにも木を植える。防風林、というような実利的な面もありますが、なるべく人目を避けて、周りの人から見えないところに住みたいという気持ちが強いのだそうです。自然が大好きな人たちで、木も大好き。だから町中ですと生け垣が多いですが、田舎では、あんなふうに生長していく木を植えますね。目隠しの意味もあって。

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2025年04月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

酸いも甘いも包み隠さず書かれたエッセイ。
鳥を見たとか鹿を見たとかについつい羨ましがっちゃう梨木さんがかわいい。

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2022年08月15日

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ネタバレ

旅行記はあまり自分にむいてないんだよね
でも感じたこととか、自然の描写とか、梨木さんの豊かな知識とか造詣の深さ、感受性が伝わってきて穏やかだった。

誰もいない森の小道を、一人で歩く充実感は何に喩えたらいいのだろう。
ここ数日楽しく充実していたけれど、あまりに多くの人々に会っていたので、自分という生体がこういう時間を必要としているのだとしみじみ思う。

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2022年04月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

私の気持ちのお薬。疲れたときに安心させてくれる気がする、梨木香歩さんのエッセイ。彼女のレンズを通して伝わる世界は、時折残酷なところもあるが、概して「ありのまま」に優しい。エストニアで出会うひとびとを捉えるときも、歴史についての述考を書く際も、レンズは誠実に(歪んだり、遠近をドラマティックに演出したり、色を付けることなく!)あり続ける。異国の風景を近くに、においをすぐそばに感じてうれしかった。

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2017年04月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

初読。梨木さんらしい人や自然と触れ合いの旅。他人事ながらスケジュールがタイトそうで、もう少しのんびりできたらまた違った空気感なのかなあと想像。なぜか不意に幸田文さんの『木』を思い出し、読み直してみたくなった。

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2016年06月14日

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