【感想・ネタバレ】春になったら莓を摘みに(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

「理解はできないが、受け容れる」それがウェスト夫人の生き方だった。「私」が学生時代を過ごした英国の下宿には、女主人ウェスト夫人と、さまざまな人種や考え方の住人たちが暮らしていた。ウェスト夫人の強靱な博愛精神と、時代に左右されない生き方に触れて、「私」は日常を深く生き抜くということを、さらに自分に問い続ける――物語の生れる場所からの、著者初めてのエッセイ。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

「西の魔女が死んだ」も好きでしたが、こちらは英国好きの私には堪えられないエッセイでした。
旅行で行くのと暮らすのでは違うとわかっているけど、私も暮らしてみたい。久しく訪ねていませんが、また旅行したくなりました。
ウエスト夫人の飾らない、でも暖かい人柄に惹かれます。こんなふうに歳を重ねたいものだと思いました。

0
2024年04月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

理解はできないが受け容れる。相手を完全に理解することはできないけれど、相手を否定せず理解しようとする姿勢は持ち続けたい思った。 「それが文化である限り、どんなことであろうと私はそれを尊重する。文化である限りは。」 日本人の蕎麦を啜る音に驚いたナイジェリア人女性のこの言葉が印象に残っている。

0
2024年01月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

文庫化を楽しみにしていたエッセイ。

>>ピースフルで静かで思いやりに満ちた美しい生活。

そういう生き方に憧れる。

0
2025年05月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

おもしろい、と思う本を書く人は、やっぱり魅力的な生活をしてた。
そして、好きそうなものがなんとなく似てたことに、少々ニヤリ。
赤毛のアンの舞台、プリンス・エドワード島とか、ベアトリクス・ポターとか。
ニューヨークにあまり魅力を感じず、だったら羊の糞だらけの場所の方がいい…ってのも。
私とじゃ、オツムの出来からして違うだろうけど、そのちょっとの共通点が妙にうれしかった。
私がいつも読むエッセイは、笑えるものばかりだけど、これはすごくいろんなことを考えるきっかけになった。
新年初のエッセイに、実にふさわしかった。

0
2023年08月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

メルヘンなタイトルだけど、イギリスでの一筋縄ではいかない生活を綴った、芯の通ったエッセイ。ウェスト夫人の人柄が素晴らしい。

0
2025年05月14日

「エッセイ・紀行」ランキング