【感想・ネタバレ】衝天の剣 島津義弘伝(上)のレビュー

あらすじ

規格外の戦略と勇猛果敢な薩摩魂で戦国最強と謳われた島津四兄弟。その中でも次男・義弘は、ひときわ光彩を放つ武力をもっていた。しかし九州制覇を目前に控えた四兄弟の前に立ちはだかった天下人・豊臣秀吉の大軍に抗しきれず、島津家は豊臣の軍門に降った。その後、明国征服を目論んだ秀吉の命により朝鮮、明国侵攻が目前に迫る。生きて薩摩の地へ帰れるかさえわからない。しかしそれでも行かねばならない、島津家存続のために。そして朝鮮へと出兵した義弘は、明軍との壮絶な死闘を繰り広げることになる──。(全二巻)

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Posted by ブクログ

同じ作者が先に送り出した『破天の剣』の「続き」のような作品だ。四兄弟の活躍で九州制覇を目前にした島津家が豊臣秀吉の軍門に下った後の時代が描かれる。上下巻になっている。
上巻は″朝鮮出兵”での凄惨な戦いを強いられるという時期が中心となる…

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2019年12月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

島津義弘の視点を基本として話が展開しているが、場面によって別の人物からの視点で話が描かれており、相対している人物たちの想いについても触れることができた。
特に、島津義久、義弘の兄弟が、互いに島津家のことを考えたり、同じような想いを持ちつつ、違う道を歩もうとしている描写が秀逸だと感じた。

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2022年08月23日

Posted by ブクログ

島津義弘を主人公とした、朝鮮出兵時の島津家の物語で破天の剣の実質的な続編。
島津家にとって災難の連続が起こるので、全体的に重苦しい雰囲気で話は進んでいくが、その中でも島津家の未来に向けて最善を尽くそうと直向きな姿勢を保とうとする義弘に好感が持てる一方、暗黒面に落ちかけている義久とサイコパス忠恒の存在が今後の展開に一抹の不安を感じさせ、下巻の期待感へと繋がる内容で良かったです。島津家がとにかく耐えてます。

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2021年10月22日

Posted by ブクログ

天野純希は、感情の表現が巧みだ。読んでいて、一緒に喜んだり、苦しんだり、悲しんだりする。
戦国時代の島津家を義弘を中心に描く。兄龍伯、弟家久、息子忠恒。その他、皆それぞれに苦しかったのだと思う。

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2020年05月05日

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