あらすじ
神社の境内のその先に、夕方から夜にかけてのみ開く商店街『夕闇通り』がある。
そこは、現世と幽世の境目にある、あやかしたちが営んでいる商店街。現世との境界があいまいになったときに、不安定な人間が導かれたように訪れるのだという。
そんな夕闇通り商店街にたたずむ、かわいらしいパン屋さん。
このお店のパンを食べると、夢の中で「願いごと」が叶うというが、それで心が満たされると思ったら大間違いで……
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
夕闇通り商店街シリーズ、今作はパン屋さん。この店のパンを食べると夢の中で願いが叶うなんて美味しいうえに最高。最後には麦の心がやっと救われて感動の涙が止まらなかった。
Posted by ブクログ
神社の境内の先に突然現れる「夕闇通り商店街」。そこはあやかし達の商店街で、心の不安定な人が導かれる不思議な商店街。
夕闇通り商店街に唯一あるパン屋のパンを食べると願い事が叶うと言う。だが、必ずしも幸せになるとは限らない…
願い事は様々で、理想の夢から一転、思っていたのと違う展開に戸惑うお客様さん達だけど、夢を見た事でそれを受け入れ、それよりも良い未来へ進む人達に戸惑うパン屋のバク。
それでも、なぜ自分がパン屋を開いたかを思い出し、パン作りの師匠と再会できた事にホッとしました。
Posted by ブクログ
初めましての作家さんです。
シリーズものですが、「パン」という文字に惹かれて手に取りました。
フルーツサンド
メロンパン
フレンチトースト
フランスパン
ミートパイ
黒豆パン
とパンが出てきます。
そして、これらを購入した夢見パン工房には注意書きがされています。
〜当店のパンを食べると、夢の中で自分の心を満たすことができます。などなど〜
パンを食べると夢が見れるそうです。
作品の中の登場人物たちは、パンを食べて夢の中で夢が叶うのですが、色んなことにも気がつきます。そして、現実の世界で、その気づきに力をもらって幸せを掴むために一歩踏み出していきます。
ファンタジーのようで少し可愛らしく感じ、また、とても読みやすい作品でした。
私自身は叶えたい夢のようなものは今はないけれど、もし、夢があったならどんなパンを食べようかな〜、と考えたりするのも楽しかったです。
Posted by ブクログ
『夕闇通り商店街』シリーズの4作目。
パンを食べた者に『夢』というか、そっちの道に進んだらこうなる、という"if"を見させるパン屋の店主の獏(ばく)と四人と一匹の客の短編集。最終話は獏が夕闇通り商店街に店を構える経緯のエピソードで、前3作の店主が総出演です。今回の店主は悪意を漂わせているちょっと怖い。なぜそうなったのか明かされた最終話が辛くて、でも結末に感動です。シリーズのコミカライズも楽しみ。