あらすじ
夕方から夜にかけてのみ開く商店街「夕闇通り商店街」にたたずむ、レトロな喫茶店「純喫茶またたび」。 カウンター、蓄音機などがあり、古き良き空気が流れるお店である。 店主は蝶ネクタイをつけた黒猫で、お代は頼んだメニューにまつわる「思い出」を話すこと。 クリームソーダやナポリタン。懐かしい料理を通して「思い出」に隠されていた〈自分の心〉に気づいていく……。
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Posted by ブクログ
シリーズ3作目!
美味しい喫茶店のメニューとそれに纏わる思い出話に優しく心癒され、夕闇商店街のシリーズ3作品の中なら1番好きかな
メニュー1、素直になれないクリームソーダ
お付き合いしていた彼と大学進学を機に自然消滅
そんな少しモヤモヤを抱えた中たどり着いたのは、大きな猫又の営む純喫茶またたび
彼の好きだったクリームソーダを飲むと、なんで彼がクリームソーダが好きだったのかを理解する
彼女の、一方的に自分の好みをぶつけるんじゃなくて、知らないことを質問したり、素直に共感したりしたかったという言葉が身に染みる
私自身、相手が勧めてくれたものも自分の好みではないからという理由で挑戦してみないことが多い上に、自分の好きなことばかり押し付けてしまっている部分があるからこそ、凄く印象に残っている
こちらの物語を読んだことで、同僚が貸してくれた普段読まないジャンルの作品に食指が動いてなかったけど前向きに読んでみよう!って思うことが出来た素敵な作品
そうだよね、違う物に挑戦した時に違う世界が見えてくるかもしれない
思いがけずに面白いかもしれないよね
他にも、ホットケーキやナポリタン、ピザトースト、プリンアラモードといった思い出話が沢山
大切なお姉ちゃんへの気持ちを知ったり、親しくできなかった後輩との関係性が進んだり、里帰りに踏み出し、息子との気持ちの進展
本当にどの物語も最高に素敵だった!!
そしてやっぱり最後の物語は切なくて切なくて…どうか報われますようにって願ってしまう
Posted by ブクログ
シリーズものと知らずに読んだけど、問題なし。
喫茶またたびのマスターは猫又。
「猫の手も借りたい」人がやってくる不思議な喫茶店。
あぁ、私も行きたい。
お代は思い出を語ること。
マスターとやってきたお客のやりとりが微笑ましい。
サービスでコーヒーを提供する意図が切ない。
いつか、いつか叶いますように。
Posted by ブクログ
可愛らしい表紙で購入。シリーズ3作品目だったけど楽しめた。
猫又のマスターが営む純喫茶またたび。
悩みや迷いがある人が訪れる。頼んだメニューのお代は頼んだ人のメニューにまつわる思い出。
マスターに話すことで悩みや迷いが吹っ切れて前向きになれる。
どうしてお代が思い出話なのか、マスターが猫又になったお話しとか切なくなるけど、温かな気持ちになれる素敵な本でした。
他のシリーズも読んでみたいな。
Posted by ブクログ
シリーズ3作目。
今回もホッコリ癒されました。そして、読み終わった後喫茶店メニューが食べたくなります。私はクリームソーダにプリンアラモードが食べたくなりました。
Posted by ブクログ
夕闇通り商店街シリーズ、今回は喫茶店!色々なメニューに、猫又のマスターが思い出話を聞いてくれるだけで自分の気持ちに気づけ、みんなが癒され日常に帰っていく。とても癒され、ほっこりした。
Posted by ブクログ
猫の手も借りたいお客様がやってくる、純喫茶またたび。お代は料理に関する「思い出」です。
色々な人の思い出が出てきて面白いです。シリーズだと知ったので、他の巻も読みたくなりました。
Posted by ブクログ
最初はほっこり、最後はちょっと切ないお話しでした。
猫又のマスターが想像するだけで可愛くて、怖いけど会ってみたいな〜と思いました。
そして、出てくる喫茶店の食べ物が美味しそうで、食べたくなりました。
それを食べるとあの人を思い出す、とか、あんなことがあったなぁと振り返ったり、食べ物と思い出は強い繋がりがあるのかもしれない、と改めて思いました。
Posted by ブクログ
シリーズ全て読みました。本当にほっこり。
切ない話もあり心打たれました。
シリーズ通して、商店街は不思議な力はもちろんだけど「自分の気持ちと向き合う時間」をくれる場所なんだと感じました。行ってみたい。
Posted by ブクログ
2025.1.9(木)
大好きなクリームソーダの表紙に誘われ購入。
サクッと読めるショートストーリーが6話。
純喫茶またたびのメニューが
これまた好きなものばかりで
食べたくなってしまった。
お代は思い出。
ホロリとする感じもあったり。
このシリーズ第二弾らしい。
一弾も読みたい。
いや、これ、第三弾みたいだ。
前の2冊読みたいぞ。
Posted by ブクログ
妖や幽霊、生きている人間の中では悩みがある人にしか見つけられない夕闇通り商店街。
そこで猫又のマスターが思い出話と引き換えに懐かしい喫茶店メニューを作ってくれる、気持ちがほっこりするお話。
いつか、マスターの探し物も見つかると良いなぁ。
Posted by ブクログ
『ゆうニャみ…』もとい『夕闇通り商店街』シリーズの3冊目。今回は栗栖さんお得意の料理がストーリーのアイテムになっていて、やはり作品に出てきたホットケーキとかピザトーストが食べたくなる。
クリームソーダと女子大生の1話目が印象的でした。自分と違う相手を想いやること、が作品全体に流れている。まだまだシリーズ続編楽しみです。
Posted by ブクログ
猫又が営む喫茶店。
猫又になったいきさつが健気。そして切ない。
いつか望み通りの究極のブレンドコーヒーが作れるといいね。
それにしても出てくるモノが皆美味しそう。笑
Posted by ブクログ
夕闇通り商店街シリーズ第3弾。今度は猫又の喫茶店。誰かに気持ちを押し付けるんじゃなくて、理解して寄り添う、自分の気持ちも大切にする、そんなことを思わせてくれる短編集。ただ、最後の猫又になって喫茶店を始めるエピソードは、大切に想ってた飼い主とのお別れがなんだか切なくてもったいなかった。