あらすじ
神社の境内の先に、突然見えてくるのは「夕闇商店街」。 そこは幽世と現世の境目にある、あやかしたちが営む商店街。現世との境界があいまいになったときに、心が不安定な人間が導かれたように訪れるのだという。 眉目秀麗な店主がいとなむ『コハク妖菓子店』には、いっぷう変わった名前のお菓子が並び、迷い込んだ人間たちはついお菓子を手にしてしまうのだが――
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
ずっと気になっていた1冊でした。
栗栖ひよ子先生の本は相変わらず読みやすくて、あっという間に読み終えちゃいました。
不思議で、切なくて、ほんのり甘い読後感の残るお話でした。
人間ってほんとうに欲深くて、でも他のだれかを思いやる気持ちも、ちゃんと持っていて。
妖たちにとってはたしかに不思議な存在なんだろうなぁ。
私がこのお店にたどり着いたら、どんなお菓子にめぐりあうのでしょうか。
気にはなるのですが、人間の私が、妖の世界に迷い込むべきではないのでしょうね。
人は人、妖は妖。
しっかりと線を引いておくべきなんだろうなと、この本を読んで思いました。
でも妖のなかには、人の気持ちに興味を引かれるものもいるのでしょう。狐月さんのように、ひっそりと、私たちを見守ってくれているのかもしれません。
Posted by ブクログ
6話の詰まった短編集。
最初の話が高校生の恋愛話やったので、薄っぺらい話だなーと思ってたけど、読むにつれそれぞれの話が良くなってきた。
特に最後の狐月が妖菓子店を始めるきっかけとなった話の「さよならの豆大福」が1番良かった!
重い本を読んだあとの休憩本として良き!