あらすじ
未来の皇太子妃——ひいては皇后——として生まれてきた、レンバッハ家の一人娘アメリア。幼いころに母を亡くした淋しさと厳しい皇后教育に耐え、凛とした美貌と品格とを兼ね備えいつ嫁いでもおかしくないまでに成長したある日。アメリアの運命は、突如として父コンラートの『娘』を名乗る少女ジャンヌによって暗転。かつての父親の恋人の娘であるジャンヌを父は溺愛、婚約者のマルクス皇太子までもがジャンヌに恋をし、アメリアは父からもマルクスからも邪険にされ、やがてはレンバッハ侯爵家の血を引かない不義の子であるとでっち上げられて斬首され、短い生命を終えたのだった。……が、気がつくと礼拝堂でアメリアの面影もない、姿形の異なる別人物に生まれ変わっていた。自らをシュピカと名づけたアメリアは、住み込みで働きはじめた酒場で看板娘となって、新しい人生を歩んでいた。そんなある日、店にかつてアメリアの護衛騎士だったヴィルマー・フォン・トロストが現れる。飲んだくれ、すっかり面変わりしてしまったヴィルマー。こっそり彼の後をつけていったシュピカが目にしたのは、墓前でアメリアに詫びるヴィルマーの姿だった……
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満足
分冊並みの値段で購入して読んだ感想は、満足の一言でした。ページ数が少ないからか?展開ハヤッ!とも思いましたが最後まで楽しく読めました。
ダメダメ婚約者王太子と異母妹にはめられて処刑されたヒロイン。転生先がほぼ同時期の同じ頃の年齢の少女とは。。。どうしてもヒーローとくっつけたかったのですね。ページ数が短いのでいろいろなことがあっさりと進みます。
良かった
冒頭でヒロインが冤罪で斬首されるものの、同じ転生ものでも他の本のあらすじであったような複数の兵士から犯されてから処刑されるという不快なことはなかったので良かったです。ヒーローが18才でヒロインが10才と幼いけど出逢った頃からヒロインを想っていた一途なヒーローなのも良かったです。ザマァ展開にはスカッとしました。ヒロインを冷遇してた使用人達の事にも触れられていたしヒロインの仇の三人には目には目を、のやり返し。国に見切りをつけて出ていくのも良かったです。短い話で展開が早くて読みやすかったです。イラストは少ないですが、あったので良かったです。