あらすじ
アオイと弥凪(やなぎ)は仲睦まじい恋人同士。
ある日、弥凪そっくりのアンドロイド“ヤナギ”が届く。
アンドロイドなんて悪趣味だというアオイだが、弥凪は病気療養で遠くへ行く自分の代わりに、アンドロイドを置いていきたいと言うのだ。
「抱き心地を確かめてみる?」というが、アオイは乗り気ではない。
目覚めた“ヤナギ”はアオイに口付けるが――。
2055年、アンドロイドと人類が共生する世界。切なく愛おしい終わりと始まりの物語。
感情タグBEST3
間違いなく良作!
ストーリーテラーの三月えみ先生ならではの良作!30ページほどの短編にここまで色々なものを詰め込める先生の凄さを改めて痛感。
描かれていないところを読者に想像させる描き方が天才的。なんとなく見える哀しい結末を感じながらもやっぱり涙してしまった。
アンドロイドものは切ないものが多い。代替えの効かない人間を浮き彫りにするこの上ない素材だからかな。
深すぎる…
このページ数の中に、凄まじい量の葛藤、悲痛、恋慕、哀愁が詰め込まれています。
三月えみさん、本当にすごい作家さんだと改めて思い知りました。
読了後、しばし呆然とするほどの作品です。
こんなの泣いちゃう
作家買いです。
ショートながら胸に刺さるお話しでした。
描かれてない、それまでの2人や彼の葛藤する様子を妄想しつつ余韻に浸っています
心に沁みた。
おすすめで見つけてレビューが高評価だったので買いました。短編ながらとても心に沁みました。「さよならアオイ」と涙を流す顔と「こんにちはアオイ」と無表情のギャップに泣けた。結局、同じ人間はたった一人、ニセモノでは無理だったんだな・・・生き物は限りある命だからこそ儚く美しい。BLのジャンルではもったいないくらいの作品だと思います。
感情的になってしまった
とても切ないです、物語を読み続けると本当に重くなってきます、私は彼が海にいるときのあのコマが好きです、私はその時から泣き出し始めたと思います。