【感想・ネタバレ】言葉の獣 (4)のレビュー

あらすじ

言葉の〈生息地〉を旅する少女たちの哲学ファンタジー、胸を打つ第4巻。

言葉を〈獣〉の姿で見ることができる東雲(しののめ)と、言葉に強い関心を持つやっけん。
中学生二人が言葉の獣たちが棲む〈生息地〉で「一番美しい言葉の獣」を探す物語。

ある日やっけんがふと見てしまった、東雲の過去。
それは東雲が人生で初めて〈言葉の森〉に連れてきた旧友、サラとの日々と、別れの記憶だった。
甘酸っぱい思い出と、胸をつらぬく痛み。記憶にまつわる〈言葉の獣〉たちに導かれて、
二人は言葉と記憶の本当の姿に触れる──。

「忘れたら、私じゃなくなる」

あなたの「生きる」は、どんな姿をしていますか。

人間が、何万年も前から意思疎通の手段として使ってきた「言葉」。人類の進化とともに発展したそれは、時に人を救い、時に追い詰める、大きな力を持っています。この作品は、「言葉を獣として目で見られる」という共感覚持ちの少女・東雲と、詩が好きな同級生・やっけんが、一番美しい「言葉の獣」を見つけようとする物語です。
東雲の見る「言葉の獣」は、現実世界の獣と少し違います。ウサギに見えるけれど耳が2つじゃなかったり、獣なのに毛が生えていなかったり、同じ言葉でも発した人で姿が違ったり。不思議な獣たちと出会い、交わりながら言葉について考える二人を見ていると、「自分の言った言葉はどんな姿をしているのだろう」とつい空想してしまいます。
物語を楽しむと同時に、言葉の力や性質を考えるきっかけになる一冊です。

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ネタバレはありません。

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