あらすじ
この先10年の「サステナビリティ経営」を業界別にいち早く体感!
本書は、2030年頃までのおよそ10年の間に、サステナビリティに関して何が起きるのかを「未来の見方」を示したうえで業界別に予測し、企業がどこに向かうべきかの具体的指針を示すことを目指した。「投資判断の考え方」を示す「SXの方程式」や、起こり得る複数の近未来を提示する「シナリオ・プランニング」を使って、本書の読者に、これからの10年間を一足先に体感してもらうという野心的な試みだ。本書が提示する「未来の見方」と「SXの方程式」を通じて、新しい視点で自社や、自社が属する業界の未来の見直し、これまで「知っている」と思っていたことが、大きく変わろうとしていることと、今まさにその分節点を迎えていることに気づいてほしい。(本書「はじめに」より)
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Posted by ブクログ
SX経営改革について、産業/セクター別の応用・シナリオ分析などを掲載。より具体的にサステナビリティを経営に落としていくとはどういうことなのか、説明されていて、実務で取り組む際には参考になると思う。
SXについての本は、新しいものが多いけれど、とても動きのあるトピックであるとあらためて知る。
ここで紹介されるような経営手法は、今後も広がっていくのかなーと思う一方、経済価値で測れないものを経済価値に落とし込むことは、常に手法の改善が欠かせないものなのだろうと感じる。
Posted by ブクログ
サステナビリティ・トランスフォーメーション戦略。
略してSX戦略。
企業が生き残るには、環境ありき。
環境を守るための自主ガイダンスを作るなどの取り組みが必要。
こうしたサステナブルな取り組みをしていることをアピール材料にして、単価アップなどをしていく。これはサステナブルなためのコストをお客様と分かち合うということ。
2030年には人口は85億人といわれている。
食糧問題もそうだし、レアメタルなども不足することが予想されている。
サステナビリティの最初の一歩はトレーサビリティがしっかりしていること。経済活動の全プロセスにおいて、サステナブルを意識しているかが重要。
富士通では、「富士通トランスフォーメーション」を掲げ、顧客や従業員の声を収集している。