あらすじ
「驚くべきことだが、どうやら僕は君に恋をしているようなんだ」 伯爵令嬢のアンネは、事故で急逝した両親の遺した事業を成功させるため、どうしても『名ばかりの夫』が必要だった。そこで、見た目は貴公子で気ままな独身主義者、女性と上手に遊ぶ近衛騎士のセオドアに白羽の矢を立て契約結婚を願い出る。あまりに普通ではない条件に驚きつつ、アンネに強く興味をひかれたセオドアは引き受けた。合理的で倹約家、両親の想いを叶えようと努力するアンネがまぶしく、セオドアはもっと彼女を輝かせようとする。一方で『名ばかりの夫』でいいのに!とアンネはモヤモヤ。けれどご褒美のキスや甘い触れあいが増えていって──溺愛は契約違反です!?
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両親の悲願に猪突猛進なヒロインが、女性関係がゆる~いヒーローと契約結婚をするところから始まります。
ヒーローが早々に事業計画ばかりでなく、ヒロインにまで興味が湧いて支えていく姿がなんとも良き。
あんなに浮き名を流していたヒーローが、しかも人妻限定でブイブイ言わせていたヒーローが!なななんとヒロインにしか興味がなくなるなんて、読みながらついついニヤついてしまいました。
満足満足です。
設定がおもしろい
伯爵家の一人娘アンナが、頑張る両親の遺志を継ぎたいとおもったものの、立ちはだかった問題を解決すべく選んだのが、侯爵家の次男で、騎士所属ながら女性との浮き名はかずしれないセオドア。
彼に『どうぞお好きに』とばかりの契約内容をつきつけ、白い結婚を迫るアンナ。そんなアンナに興味をもったセオドア…
ふたりが、事業という共通の目標に向かって進むなかで気づいた変化が、ちゃんと書かれていて面白かった
フィクション
気ままな独身主義を公言している公爵家の次男のヒーロー。そこに両親が他界し叔父に家門を乗っ取られそうなヒロインが契約結婚を申し出たことにより物語が始まります。
周りにいないタイプに惹かれていくのは分かるのですが根っからの遊び人は早々改心しないのがリアル世界の決まりごとです。今まで遊んできた年上に良いように手籠にされたヒロインの感じが頭の中から消えませんでした。
遊び人が一途になって素敵☆と思える方には向いていそうですが私には合いませんでした。