【感想・ネタバレ】自分を鍛える!のレビュー

あらすじ

●全米で大ベストセラーになった、「充実人生」を約束する歴史的名著! 幼少期、家庭が貧しく、また病弱なために苦労したという著者、ジョン・トッドの実体験を踏まえながら、 知力の開発の仕方、いい生活習慣づくり、健康増進の仕方などをまとめた1冊。 素朴でありながら強力、どこをとっても参考になるという、間違いのない“人生の知恵”が具体的に示される。 「この本と出合わなかったら、今の自分はない」――渡部昇一●シンプルかつ確実な「知的トレーニング」実践法! ・“いい習慣”をつくれば、疲れないで生きられる! ・「時間厳守」には2倍の“得と満足”がついてまわる ・集中力・記憶力が格段にアップする「短期決戦」法! ・1冊の本を120パーセント活用し吸収する方法 ・スケジュールの立て方は“箱に物を詰め込む要領”で ・“知性のごちそう”でもてなすコツ

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Posted by ブクログ

ネタバレ

この本は、「充実した人生」を送りたい人に必要な本である。
人があることを学ぶためには先人たちのやってきたことを真似る必要があり、何かを学び取ってやろいという気持ちが大切です。
一つ一つの出会いを徹底的に調べる必要があると思いました。
一冊の本をしっかり考えて、考察に1/4の時間を使うほど毎回読み込んで自分の力にしていくことが大切です。
知識だけは、自分の勉強をしたことからしか得ることができないので、継続していくことが大切で、その知識を共有することで他の人に得るものがあるのだと感じました。

これら普段行っていて、ためになることであると思っているが、具体的になぜか説明できないことに理由を与える本です。

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2024年09月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

1835年に出版されたもの。本は乱読するものではなく、精読するもの。本を選ぶにはまず1章だけ読んでみる。運動を続ける秘訣は、毎日すること。復習が重要。など、今まで自分の中になかった考え方が多くちりばめられていて、すごく影響を受ける1冊になると思う。

印象に残った個所を本著から一部抜粋します。

根気強く、1分1秒を充実させる、それも計画にそって充実させていくことが必要である。

・何事にせよ、時間を厳守することである。

・早起きするためには、早く就寝することをすすめたい。・・・(中略)・・・だが繰り返し言うが、いやしくもこの世で何かを成し遂げたいと思うならば、この習慣を身につけることが絶対必要なのだ。

・重要性の大小にかかわらず、たとえそれが何であろうと、少なくとも調べる価値があるのなら徹底的に調べるべきである―二度と調べる必要のないくらいに。

・読書であれ、会話であれ、作文であれ、量は少なくても入念に行った方がよい。

・自分のおかれている境遇に満足するようにしなさい。不平不満ほど、たちどころにその人間を不愉快な人間にし、本人自身の心の平安をも乱すものはない。

・復習の積み重ねは「信じられないほどの効果的な進歩を生み出す」

・頭の鮮度を再びよみがえらせるのは、ぶらぶら休憩するのと同じく、勉強する対象に変化を持たせるだけでも可能なのだ。

・「読書は充実した人間をつくり、会話は機転の利く人間をつくり、執筆は緻密な人間をつくる」

・まず1冊の本を手に取って、1章だけ読んでみるとよい。・・・(中略)・・・グラスに1、2杯飲んでみてまずければ、そのワインはすべて駄目なのであって、それを判断するために樽の中身を全部飲む必要はあるまい。

・読もうと思った本は精読しなさい。読んだ本の内容はしっかりと自分のものにすること。そうすれば、やがて知性豊かな人間になれるし、価値ある知識を絶えず増やし続けていくことができる。

・怠惰というのは、今やるべきことをあとへ延ばそうとする無気力な性向を少しも直そうとしないことだ。

・時間を浪費するという過ちは、若い時、いや実際には生涯を通して、とりわけ犯しやすい過ちである。

・集いを去るときは、来たときよりもいちだんと賢くなっているか、あるいは他の人を賢くしていなければおかしいのだ。

・そこにいない人の悪口を言えば、間違いなく相手の耳に全部とどくものである。

・自分のことや自分の友だちのことや自分の業績のことは、できるだけ口にしないことである。さもなければ、誉めてほしいのか憐れんでほしいのか、そのいずれかを期待しているのだと人は解釈する。

・運動が楽しくなるかならないかは、運動自体の軽さや激しさで決まるのではなく、毎日やるかやらないかで決まる。

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2017年03月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ


たくさんの本を乱雑に読んで曖昧な知識を広げるより、一つの本を丹念に読んできっちりした知識を身につけよ。
というようなことが書かれていた。
ただただ好奇心の赴くままに読み散らかしてた自分にはグサッときた。確かにそれなりに本は読んでいる自負はあるけど何か身についたかと言われれば、明確な何かを得られてはいない。
読書に対する意識が変わってよかった。

それから、
何かを学び取ってやろうという意気込みで人と接する
とあった。
精神エネルギーを使うから人と話すのを避けがちだが、このマインドであればもう少し人との関わりを楽しめそうだ。

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2024年07月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「自分を鍛える」(ジョン・トッド)
ジョン・トッドさんは、今から約200年前の1800年にアメリカに生まれた、「人生案内」で知られる牧師・著作家とのことです。こ「自分を鍛える」はジョン・トッドの実体験を踏まえながら、知力の開発の仕方、いい生活習慣づくり、健康増進の仕方などをまとめた1冊です(紹介文より)
読んでみて驚きました。約200年近く前に書かれた本ですが、内容は全く古くありません。今の時代の自己啓発本として十分通用する内容ばかりです。
とくに感銘をうけたのは、次のとおりです。
・人間とはすなわち、いろいろな習慣のかたまりである。習慣というのは、簡単に身についてしまう。特に悪い習慣ほど、そうである。ある種の習慣は若い時に身についてしまうものだ。時間の使い方や仕事の仕方、考え方や感情に、ある特定パターンが生ずるようになる。すると、良くも悪くも、それはやがてその人の一部、いわゆる第二の天性になってしまうのだ。だから、できるだけ若いうちに、ぜひよい習慣を身につけて欲しい。
・やることは二つあって、一つはやらなければならないこと、もう一つはどうしてもやりたいことがあった場合、迷わず前者(やらなければならないこと)からとりかかることだ。
どうですか。200年前に書かれたとは思えない内容と感じたのではないでしょうか。人間の本質を突いていますから、200年経っても通用するのでしょう。
とても読み易く書かれた本です。通勤電車の行き帰りで3日もあれば読み終えられます。その3日でその後の数十年が充実した日々をなるかもしれません。
ぜひ読んでみてください。

習慣が人をつくる。名言かと。

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2017年07月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

1835年の出版になる自己啓発書。アメリカ独立後50年ほどの開拓時代だろうか。
早寝早起き(22時には寝て5時には起きる)、歯磨き、時間を守る、計画性、向学心、精読など、当たり前ではあるが、きちんとはできなそうなことが並んでいる。
本に関しては読むべき少数の本を深く丁寧に読むことが勧められているが、個人的にはいくつかの見解の異なる本を読み合わせることで鵜呑みにならない視野が得られる面もあると思っている。
17-6

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2017年01月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この本が書かれたのは19世紀のアメリカ。若くて向上心と探究心に溢れた正しくて強いアメリカが実在していた頃。「よし俺たちも学び鍛え自分を磨こうじゃないか」という、前向きで明るい人たちがたくさんいる環境であれば、この本もベストセラーになる土壌があったということである。

訳者の渡部昇一さんも、この本に巡り合ったのは終戦間もない焼け跡の残る東京上智大学であったとか。「負けに負けてボロボロになった日本を、そして自分をもう一度作り直そう」という気概をもっていたからこそ出会った本なのかもしれない。

時間の活用法、睡眠の大切さ、プライオリティに従い行動すること、良い習慣作り、早くやるより入念にやる、運動の大切さ…書いてある内容は、今までどこかで学んできたことがほとんど全てである。中には「1日8時間も寝るな」とか「娯楽の読書はダメ(俺なんかはアカンらしい)」など、ちょっと?な内容もあるのだが、総じて古くない内容。200年も前にここまで実践的な自己啓発本が出ていたことは驚き。

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2018年03月16日

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